【31選】1970年代の名曲はいつまでたっても愛され続ける。不滅の人気を誇る邦楽まとめ!
今なお聴き継がれる名曲が多い1970年代の日本ヒット曲を、当時の時代背景や世界の音楽事情はどういったものだったのかを交えて厳選して紹介します。1970年代を70年から79年までを一年ごとに区切り、年ごとのヒット曲がどんな背景から生まれたのかも検証します。
1971年は、子供も多く生まれた第二次ベビーブームの時代です。
NHK総合テレビが全番組カラー化を実施し、カップヌードルなどインスタント食品が広まり、世の中がより便利になっていきました。
しかし、その一方で公害問題が浮き彫りにされていきました。
洋楽では、元ビートルズのメンバー、ジョン・レノンやポールマッカートニーがソロ活動を始めました。
ジョン・レノンの「イマジン」は有名です。
また、カーペンターズ「スーパー・スター」、ビージーズ「メロディ・フェア」などの曲もヒットしています。
シカゴ、ピンク・フロイドなど海外ロックバンドの初日本公演が多く開催されました。
それでは1971年の邦楽のヒット曲をご紹介します。
わたしの城下町/小柳ルミ子
1971年、4月25日にリリースされた、小柳ルミ子のデビュー曲です。
オリコン週間ランキング通算12週1位(女性ソロでは歴代1位の記録)、年間ランキング1位を獲得し、日本レコード大賞、最優秀新人賞、日本歌謡大賞、放送音楽新人賞を取得しました。
小柳ルミ子は「みんなの恋人」というキャッチフレーズでデビューした歌手です。
「お久しぶりね」「瀬戸の花嫁」など懐メロでよく聴く名曲を残しています。
「わたしの城下町」では、初恋のもどかしさを懐かしむ気持ちを、透明感のある清楚な声で歌っています。
知床旅情/加藤登紀子
「知床旅情は」1970年11月1日にリリースされた、女性シンガーソングライター加藤登紀子の曲です。
森繁久彌作詞作曲の「しれとこ旅情」を、加藤登紀子のアルバムで取り上げ、1971年のオリコンランキングで7週連続の1位を獲得しました。
日本レコード大賞も受賞し、1980年の中国コンサートでは、残留日本人孤児と共に中国語でこの歌っています。
この歌の中には、知床を離れる男性の故郷や大切な人を想う心を歌っています。
知床の名所や名物も出てきて、故郷を愛する気持ちが伝わってきます。
おふくろさん/森進一
「おふくろさん」は1971年5月5日にリリースされた、演歌歌手森進一のシングル曲です。
富士写真付きフィルム「写ルンです」のCMソングとしても使われました。
日本レコード大賞を受賞し、NHK紅白歌合戦で8回歌われるほど、日本の名曲となっています。
1972年(昭和47年)のヒット曲
1972年は、札幌で冬季オリンピックが開催され、日中友好の印として上野動物園にパンダが寄贈された年です。
東北自動車道が開設され、山陽新幹線の86km/hの世界新記録を達成し、交通がより便利になっていきました。
1960年代、学生運動が盛んに行われていましたが、70年代は学生運動が過激化し、この年、浅間山荘事件が起こりました。
洋楽では、ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」、ジョンレノン&オノ・ヨーコの「ハッピー・クリスマス」などの曲がヒットしています。
ローリング・ストーンズやシカゴなどのロックバンド、ニール・ヤングなどの曲もヒットしています。
それでは、1972年の邦楽のヒット曲をご紹介します。
瀬戸の花嫁/小柳ルミ子
「瀬戸の花嫁」は1972年4月10日にリリースされた小柳ルミ子のシングル曲です。
日本歌謡大賞、日本レコード大賞を受賞し、懐メロとして有名な曲です。
国鉄のディスカバー・ジャパンの流れを組む楽曲で、瀬戸内海の島へお嫁に行く女性の気持ちが歌われています。
今もJR四国の駅メロとして使われています。
太陽がくれた季節/青い三角定規
1972年2月25日リリースされた、日本のフォークグループ青い珊瑚礁のシングル曲です。
作詞山川啓介、作曲は、アンパンマンの音楽担当も手がけているいずみたくです。
日本テレビ系列のドラマ「飛び出せ!青春」の主題歌として採用され、ミリオンセラーとなりました。
オリコン週間ランキング1位、日本レコード大賞も受賞しています。
学校の合唱曲用にも編曲されているので、知っている方も多いのではないでしょうか。
若者に捧げる、熱い青春期をテーマにした名曲です。
結婚しようよ/よしだたくろう
1972年1月21日にリリースされたシンガーソングライター、作詞作曲、音楽プロデューサーであるよしだたくろうのシングル曲です。
この曲によって、フォーク・ソングが日本のポップ・ミュージックとして世に広まるようになったとも言われています。
当時のヒッピー文化やフラワームーブメントなど時代背景もこの曲は反映しています。
結婚を前提にお付き合いしている二人の温かな気持ちが伝わってくる「結婚しようよ」。
爽やかで純粋なラブソングを歌ったこの曲を聴くと、心がほっこりしてきます。
よしだたくろう自身も、この曲のように愛する人と教会で結婚式を挙げているのも、ロマンチックな逸話です。