ブラックミュージックを知ってる?人気の名曲など一挙にご紹介

「ブラックミュージック」は直訳すれば「黒人音楽」です。
ただしひとまとめに「ブラックミュージック」とは語れないほど様々なジャンルに分かれます。
また日々進化し続けています。
世界中のポピュラーミュージックの進化はブラックミュージックがもとになっていることも事実です。
そんな影響力のあるブラックミュージックについて解説します。

ブラックミュージックとは

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「ブラックミュージック」は英語で書くと「black music」です。
この場合の「black」は黒人を指します
つまりそのまま考えると「黒人音楽」ということになります。
wikipedeiaでは次のように説明しています。

アメリカの黒人発祥の音楽の総称を表す言葉。

ブルース、ゴスペル、ソウル、R&B、ジャズ、ファンク、ヒップホップといった現在世界的に様々な形で展開されているジャンルを生み、またポップスやロック、カントリー等にも影響を与え、20世紀に生まれた多くのポピュラー音楽の源泉となった。

ただしアメリカでは黒人の方を指すのに「ブラック(black)」という言葉を使うのはあまり好まれません
肌の色を直接的に表すのではなく「アフリカ系アメリカ人(African American)」という表現の仕方をします。
実際にWikipedia日本語版の「ブラックミュージック」のページから英語版のページに移動すると、「African-American music」というページが開きます。

ブラックミュージックがあくまで「アメリカの」音楽であることには理由があります。
もちろん元をたどるとアフリカの音楽であることは間違いありません。
しかしそのアフリカの音楽がアメリカで「ブラックミュージック」となるためには、忘れてはいけないことがあります。
それは「奴隷制」の歴史です。
日本人にとっては聞きなじみのないことかもしれません。
もしご覧になったことがなければ、アメリカのドラマ「ルーツ(ROOTS)」をチェックしてみてください。

ブラックミュージックの歴史

ブラックミュージックの歴史は「押さえつけられた状況からの脱出」の歴史です。
例えば「ゴスペル(黒人霊歌)」はもともとアフリカのメロディを口ずさむことを禁じられた黒人の方々が、「キリスト教」というカモフラージュの中で自分たちの音楽を歌ったことが始まりです。
先ほどあげたジャズも、奴隷としての苦しみからの解放を表現したことがその根本にあります。
またヒップホップは80年代以降に発展したジャンルですので奴隷制とは直接関係ありません。
しかし長年の黒人差別による貧困に苦しむマイノリティ社会が、その状況から脱出しようとしたことが原動力になっています。
 

特徴

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ブラックミュージックは多ジャンルに分かれます。
その音楽的特徴をまとめてWikipediaでは次のように説明しています。

強いビート感・グルーヴ感が特徴。

ブラックミュージックとはいえ、あくまでも音楽市場としてはアメリカなので、8割を占める白人に受け入れられなければ商売としては成立しません。
また白人ミュージシャンもブラックミュージックのエッセンスを取り入れることで新しいイメージを作っていました。
そうやってアフリカ系アメリカ人のミュージシャンが白人マーケットを意識し、影響を受けて発展してきたのがブラックミュージックの歴史と言えるでしょう。
だからこそ「アメリカ」であることが重要なのだと思います。
そのように「アメリカでポピュラーであること」がブラックミュージックの最大の特徴といえるかもしれません。

世界的に有名なブラックミュージックのアーティスト

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ブラックミュージックのアーティストは、それこそ星の数ほどいます。
ここではその中から特にレジェンド級のアーティストを中心に、世界中で有名なアーティストを紹介します。
筆者の独断で選んでいますのでご了承ください。

ブラックミュージックの生きる歴史

ブラックミュージックを代表するアーティストとして、クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)を紹介します。
クインシー・ジョーンズはマイケル・ジャクソンの「オフ・ザ・ウォール(Off The Wall)」、「スリラー(Thriller)」、「バッド(Bad)」の3部作のプロデューサーとして有名です。
しかしそれよりもっと前のビッグバンド・ジャズが全盛のころにカウント・ベイシーオーケストラの編曲者を務めたり、数々のテレビドラマの音楽を手掛けています。
またマイケルのアルバムを手掛けた後も多くの作品に携わるだけでなく、黒人アーティストの向上に尽力してきました。
ヒップホップ界で争いがあった際には、若いミュージシャンを集めて会議を開くこともあったようです。
まさにクインシーこそがブラックミュージックの歴史そのものと言ってもいいかもしれません。
2016年にはアメリカの国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館(National Museum of African American History and Culture)のオープニングコンサートに尽力しています。
クインシーが声をかけたからこそやってきたというアーティストも多かったようです。
プロデューサーとして有名なクインシー・ジョーンズですが、彼自身のヒット曲ももちろんあります。
日本でもヒットした「愛のコリーダ(Ai No Corrida)」をお聴きください。
原曲はチャズ・ジャンケル(Chaz Jankel)によるものですが、クインシーのカバーの方が世界的に有名です。

ブルースの王様

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ここからはジャンル別に有名なアーティストを紹介していきます。
まずはB.B.キング(B.B. King)です。
彼は20代でデビューしてから半世紀以上ブルースを世に送り続けてきました。
晩年になってからのライブをご覧ください。
1993年のモントルー・ジャズ・フェスティバルで演奏された「スリル・イズ・ゴーン(Thrill Is Gone)」
泥臭いだけがブルースじゃないと思わせてくれる1曲です。

ソウルの王様

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次に紹介するのはベン・E・キング(Ben E. King)です。
先ほどのB.B.キングと混同されることもあるようですが、別人です。
こちらはかつてザ・ドリフターズ(The Drifters)のリードボーカルでもあったソウル歌手です。
ドリフターズといっても、もちろん志村けんさんや加藤茶さんがいるグループではありません。
「ラストダンスは私に(Save The Last Dance For Me)」などをヒットさせたアメリカの黒人コーラスグループです。
ベン・E・キングは1961年に名曲「スタンド・バイ・ミー(Stand By Me)」をヒットさせています。
この曲は世界中のアーティストがカバーし、また1986年には同タイトルの映画もヒットしたため、知らない人はいないといってもいい曲ではないでしょうか。

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