映画「グレイテスト・ショーマン」にて圧倒的歌唱力で歌い上げられた『Never Enough』、歌姫ジェニー・リンドとは一体

伝説の興行師P・T・バーナムをヒュー・ジャックマン主演で描き、2017年~2018年に話題となった映画「グレイテスト・ショーマン」。
劇中で「サーカス」と対照的だったのが歌姫「ジェニー・リンド」でした。
そのジェニー・リンドが劇中で歌った楽曲『Never Enough(ネバー・イナフ)』について歌詞の和訳を交えて解説します。
「グレイテスト・ショーマン」の中盤の重要な曲「Never Enough」にはどんな意味が込められているのか見ていきます。
またカラオケなどでうまく歌うためのコツとして読み方をカタカナで解説します。

世界的大ヒットのミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」では魅力的な歌声を持つキャストが勢揃い

2017年にアメリカ合衆国で制作された映画「グレイテスト・ショーマン(The Greatest Showman)」は、日本でも大きな話題になりました。
この映画は実在した伝説の興行師P・T・バーナム(P.T.Barnum)を描いた作品です。
バーナムは19世紀の人物ですが、映画では現代の音楽をふんだんに使ったミュージカル作品に仕上がっています。
音楽を担当したのはベンジ・パセック(Benj Pasek)とジャスティン・ポール(Justin Paul)です。
この2人は2016年公開でアカデミー賞作品賞にノミネートされた「ラ・ラ・ランド(La La Land)」で作詞を担当していました。

バーナム役はヒュー・ジャックマン

主役のバーナムを演じるのはヒュー・ジャックマン(Hugh Jackman)です。
ヒュー・ジャックマンはX-MENのウルヴァリン役で注目された俳優ですが、実は初期のキャリアは舞台で積んでいます。
ミュージカルの「美女と野獣」にも出演していましたが、とくに「オクラホマ!」のイギリス公演で注目を浴びました。
そういう経緯もあるのかトニー賞授賞式では3年連続で司会を務めるなどミュージカル界でも一目置かれている存在です。
バーナムの相棒フィリップ・カーライル(Phillip Carlyle)は、ハイスクール・ミュージカルの主人公トロイを演じて注目を浴びたザック・エフロン(Zac Efron)が演じています。
また有色人種の空中ブランコ乗りアン・ウィーラー(Anne Wheeler)として、ゼンデイヤ(Zendaya)が出演しています。

「グレイテスト・ショーマン」のテーマ曲「THIS IS ME」

そのような豪華キャストの中にありながら注目を集めたのは、主題歌「This Is Me」を歌ったキアラ・セトル(Keala Settle)でした。
ひげをたくわえた女性レティ・ルッツ(Lettie Lutz)として歌う姿はインパクトがありました。
FLIPPER'Sにはこの「This Is Me」に関する記事もあります。
併せてご覧ください。

レベッカ・ファーガソン演じるジェニー・リンドの魅惑の歌声

映画「グレイテスト・ショーマン」でバーナムはヴィクトリア女王への謁見を実現します。
その際に歌姫ジェニー・リンド(Jenny Lind)と出会います。
それまでに集めたサーカスの個性的なメンバーとは対照的な姿にバーナムは惹かれます。
「サーカスのメンバー」と「歌姫ジェニー」の対比によって、映画のストーリーが大きく動き出します。
映画の中盤に高らかに歌い上げるジェニーの声は、それまでのサーカスのにぎやかな雰囲気を一変させる魅惑の歌声です。

レベッカ・ファーガソンとは

劇中の雰囲気を一変させるジェニー・リンドを演じたのはレベッカ・ファーガソン(Rebecca Ferguson)です。
レベッカはスウェーデン出身の女優です。
ドラマ「The White Queen」でメインキャストの女王エリザベス・ウッドウィル(Elizabeth Woodville)を演じて注目されました。
ジェニー・リンドは「スウェーデンのナイチンゲール」と言われることもあったので、スウェーデン出身で高貴な雰囲気のあるレベッカが適役だったのでしょう。

歌手「ジェニー・リンド」とはどういう役だったのか

歌姫「ジェニー・リンド」についてもう少し詳しく見ていきます。
Wikipediaを見ると次のような説明があります。

ヨハンナ・マリア・リンド(Johanna Maria Lind 1820年10月6日 - 1887年11月2日)は、スウェーデンのオペラ歌手。
ジェニー・リンドとしてよく知られており、しばしば「スウェーデンのナイチンゲール」と称された。
19世紀において最も注目を集めた歌手の一人であり、スウェーデンやヨーロッパ中でソプラノの役を演じていた。

19世紀に活躍したオペラ歌手ですので、残念ながらその歌声は記録として残っていません
ただバーナムと組んでアメリカツアーを行ったことは事実のようです。
もちろんオペラですから、この「Never Enough」のようなポピュラー曲を歌っていたわけではないでしょう。
またバーナムと決別した理由は、映画の中で描かれた雰囲気とは少し違うようです。

1851年の初頭には、リンドはバーナムの容赦ないツアー運営に居心地の悪さを感じるようになり、彼に対し契約を破棄する権利を行使するに至る。
これにより両者は平和的に別れることになった。

もちろん史実の裏には映画で描かれたようなロマンスめいたことがあったのかもしれません。
そこはもう想像の域を超えないことです。

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