コブクロの名曲「蕾」に秘められた想いとは?聴き手に感動を与える魅力を解析!
『蕾』はコブクロの代表的な曲の1つです。コブクロの『蕾』はメンバーの亡くなった母への思いをつづった歌とされていますが、その歌詞には一体どんな想いが込められているのでしょうか、独自の解釈をまとめました。PVと合わせて聴いてみてください。
国民的アーティスト「コブクロ」
コブクロのデビューや概要
コブクロは黒田俊介と小渕健太郎の2人のミュージシャンによるデュオで、1998年に結成されました。「コブクロ」の名は2人の苗字それぞれからとって合わせたものだそうです。
1999年にはインディーズから1stアルバムとなる「Saturday 8:pm」を発表し、2000年には2ndアルバム「Root of my mind」を発表しました。
コブクロがメジャーデビューしたのは2001年のことで、曲は『YELL〜エール〜/Bell』でした。同年、メジャーデビューアルバム「Roadmade」を発表、以降、コンスタントにアルバムを発売、2019年現在も活動をしています。
コブクロの代表曲は?
コブクロはメジャーデビュー以降、2005年発表の「NAMELESS WORLD」が最高位1位を獲得したことをきっかけに、シングルも安定してトップ5内のヒットとなるようになっていきます。また、2人への評価も高まるようになってきました。
この「NAMELESS WORLD」に収録されている『ここにしか咲かない花』や『桜』はそれぞれ2位、3位のヒットを記録しています。特に『桜』は今でもコブクロの代表曲の1つとしてファンの間でも人気ですし、桜ソングとしても必ずあげられる曲となっていますね。
そのほか、『流星』はフジテレビ系のドラマ「流れ星」の主題歌になったり、『Blue Bird』はアニメ「バクマン。」の主題歌になったりとタイアップなどによって知られる曲も数多くあります。
コブクロの代表的な名曲「蕾」とは一体
『蕾』は2007年にリリース
『蕾』もまた、コブクロの代表曲の1つです。『蕾』は2007年にリリースされ、アルバム「5296」に収録されています。この曲はドラマ「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」の主題歌として彼らが書き下ろしたもので、曲の歌詞は「母」がテーマになっています。
また、2008年3月に開催された第80回選抜高校野球大会の入場行進曲にも選ばれました。
『蕾』が成し遂げた数々の快挙
『蕾』はコブクロにとって初のナンバー1ヒット曲となり、大変高い評価を得ました。また、それまでの最高売り上げだった『桜』をも上回り、2007年のオリコン年間チャートでも3位にランクインする快挙となります。また、第49回日本レコード大賞も受賞します。それまで2年連続でノミネートどまりだったことの雪辱をここでようやく果たすことになりました。
そして、邦楽として初めて、着うた300万ダウンロードを達成したことも認定されています。ともかく『蕾』はコブクロにとって大変なヒット曲となったわけです。
コブクロの『蕾』は卒業式などでもよく用いられる
コブクロの『蕾』は小学校や中学校の卒業式にもよく歌われているようです。後述しますがこの曲は小渕健太郎が18歳の時に亡くした母のことを思い、書いた歌です。しかし歌詞を見るとところどころ、これからの未来ある子どもたち自身、を表現したような部分もあります。
たとえば「夢もいつか芽吹いて花を咲かすだろう」や「消えそうに咲きそうな蕾」というあたりが卒業というものを連想させるのでしょう。
最近は卒業ソングにこういったJ-POPを選曲するところは多いようですね。
また他にもこの曲は、結婚式の、花嫁がご両親へ手紙を読むとき、また花束を贈るシーンなどで使われることも多いようです。