音楽用語「dim.」の意味を解説!読み方は?

ピアノの楽譜にもよく出てくる音楽用語「dim.」。これはディミヌエンドのことですが、どのような意味かご存知ですか?「dimin.」と記譜されることもありますね。音楽の流れをつくる重要な記号のひとつです。ここでは、音楽用語「dim.」についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.音楽用語「dim.」の意味とは?

音楽用語「dim.」の意味とは?

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dim.とは、「diminuendo(ディミヌエンド)」の省略形です。
クラシック音楽で使われる音楽用語のひとつで、イタリア語で「だんだん弱く」を意味します。

楽譜では「dim.」の他に、「dimin.」の記号が使われることもあります。

同様の意味の音楽用語は「decrescendo(デクレッシェンド)」です。
それに対して、diminuendo(ディミヌエンド)の対語は、「だんだん強く」を意味する「crescendo(クレッシェンド)」です。


「だんだん弱く」と指示があれば、なめらかに音量を小さくしていきます。ここで注意したいのは、ディミヌエンドの始まりの音量はまだ大きいままだということです。

ディミヌエンドがあるからといって、すぐに音量を小さくしてしまうと、それ以上はだんだん小さくできません。ディミヌエンドの始まりの音量、終わりの音量、始まりから終わりまでの音量の配分を考えて(計算して)演奏します。

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