VSTとは何?VSTとプラグインについて分かりやすく解説します!

作曲の勉強をしているときによく出てくるのがVSTという言葉。知っている人もVSTとは何か?と詳しく聞かれると困ってしまうことも多くあります。そこで今回はDTMの作曲の基礎を踏まえながら、VSTとは何かを解説したいきたいと思います。

記事の目次

  1. 1.VSTとは?
  2. 2.VSTを使うためのDAWとは?
  3. 3.VSTが使えるフリーDAWソフト
  4. 4.【まとめ】VSTとはDAW内で使うプラグインのこと!

VSTとは?

近年パソコンを使い、個人で全て作曲するのが当たり前になってきています。

今回ご紹介するVSTを含め、ここで作曲する上ででてくる最低限の単語を学んでおきましょう!
 

VSTはDAWで使われるプラグインの一種

VST(Virtual Studio Technology)とはDAWで使われるプラグインの一種です。

プラグインとはコンテンツを増やすために追加する拡張機能のことで、

  • VST(Windows/Mac)
  • Audio Units(Mac)
  • AAX(Windows/Mac)
などいくつか種類があります。
またプラグインには主に2つの機能あり、
  • エフェクト機能(VST)
  • インストゥルメント機能(VSTi)
VSTの場合は上記のように訳して使われる事が多いです。

エフェクト機能はリバーブなどのエフェクターを追加するための機能のことで、
インストゥルメント機能は楽器の音源を追加するための機能のことです。

製品には、ソフト名(VST版)のような記載がされています。

フリーで使える実用性の高いものから、有料で機能豊富なもまであります。

bit数の違い

プラグインの追加で言われる"bit数"は、CDなどで使われる音源の解像度とはまた違ったものとなっていて、
CPUの処理システムのことです。

わかりやすく言うと、パソコンを選ぶときによく使われる"Core数”のことです。

プラグインには64bitと32bitの2つ存在しますが、
最近のパソコンは全て64bitの処理に適したCPUが備え付けられています。

32bitのプラグインを動かすことも可能ですが、64bitのものに比べ快適さに劣ります。

また互換性がなかったり不具合の原因になったりもします。
 

VSTを使うためのDAWとは?

VSTがプラグインの一種だとわかったところで、それを使うDAWについての知識も知っておきましょう!

パソコンで作曲するのに欠かせない部分です。

DAWとは何か?DTMとの違い

DAW(Digital Audio Workstation)はDTMを行うためのツールのことです。

そしてDTM(Desktop Music)はパソコンを使って音楽製作をすることを指します。

つまりDTM内で扱う作曲をソフトのことを"DAW"と言います。

DAWにもたくさんの種類があるので一部ご紹介します。

主なDAWと対応OS

使用しているパソコンによって使えるDAWの種類も変わってきます。

  • Logic          (Mac)
  • SONAR       (Windows)
  • Plo Tools     (Windows/Mac)
  • Cubase        (Windows/Mac)
有名どころでいうとこの辺りです。
SONARは2017年に生産を終了していますが、長年愛されてきた実績があるので動作環境は未だに快適です。
DAWは頻繁に買い換えるものではないので、一つあれば十分でしょう。

Plo Toolsは音楽界の中で世界標準とされていて、どのレコーディングスタジオに入ってもPlo Toolsが使われています。
Plo Toolsはソフト自体が非常に高く更新のたびにお金がかかるのが難点ですが、マニュピレーターを目指す方はPlo Toolsを使いこなせるようになりましょう。

Logicはソフト自体がかなり安価で更新も無料ですが、初期費用になるMac自体が少々高いのが難点です。
Logicもプロのアーティストが世界標準で使っているDAWなので、かなり使いやすいです。

また使用するDAWによって使えるプラグインも変わってくるので注意してください。
両バージョンに対応しているプラグインをオススメします。
 

VSTが使えるフリーDAWソフト

初めから高価なDAWを買うのはかなり抵抗があるかと思います。

そこでフリーで使えるオススメDAWを2つご紹介します。

Pro Tools First (Pro Toolsベータ版)

世界標準であるPlo Toolsのベータ版として出されているのがPlo Tools Firstです。

フリーソフトでありながら使用感はほぼPlo Toolsのままといった、DTM入門にもってこいの仕上がりとなっています。

内蔵音源も多いので楽しく作曲の勉強ができますよ!

主にWindowsユーザーにオススメです。(Macでも使えます)

GarageBand ガレージバンド (Logicベータ版)

Logicのベータ版として出されているのが、ガレージバンドです。

ガレージバンドはMacに初めから内蔵されているので、ダウンロードする手間がかかりません。

Logicに移行する際もガレージバンドのデータを簡単に引き継ぐ事ができます。

内蔵音源も多いので遊び感覚で楽しむ事ができます。

しかし、ガレージバンドはMacにしか対応していません。
Logicは世界標準で使われているDAWなので、Macユーザーはこれ一択でいいと思います。

【まとめ】VSTとはDAW内で使うプラグインのこと!

プラグインにはVSTだけでなく、色々なものがある事がわかっていただけたかと思います。

使っているパソコンや使用するDAWによって、プラグインも変わってくるので色々検討してみてください。

両OSに対応しているDAWとプラグインを使うと、どちらのOSにファイルを送っても快適に使う事ができますので、複数で作曲を行う場合は両OSに対応しているものをオススメします。

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