知っていたらかっこいい!CDよりもレコードが魅力的な理由を解説

CDとレコードを聴き比べしてみたとき、レコードの方が音質が良い、というのはよく言われていることですが果たして本当にそうなのでしょうか。こちらではCDとレコードの音質を科学的に検証したものを引用し、そこからアナログレコードの魅力をたっぷりまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.レコードってやっぱり魅力的。でも実際どんな魅力があるのか
  2. 2.科学的にもレコードは心地よいサウンドを与えてくれることが判明
  3. 3.アナログレコードはジャケットがもはやアート
  4. 4.レコードに手間をかけることが魅力
  5. 5.まとめ

レコードってやっぱり魅力的。でも実際どんな魅力があるのか

ビジュアル的にも使っていたら音楽慣れを感じさせるレコード、でもそれだけじゃない

アナログレコード
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アナログレコードからCDへと移り変わり、歴史を振り返ってみると随分と長い年月がたちました。今こちらの記事をご覧になっている方の中にはアナログレコードをご存知ない、という方もいらっしゃるのかもしれません。
CD(コンパクトディスク)が一般に浸透しだしたのが大体1985年前後のことです。
1986年にはCDの売り上げがアナログレコードをとうとう追い抜き、アナログレコードは衰退していくこととなりました。
アナログ盤を知っている世代からしてもCDになってからのほうが歴史が長い、という方も多いでしょう。

しかし最近またアナログレコードの魅力というものが再発見、再発掘されはじめ、ひそかにブームがおこりつつあるのです。わざわざ新譜も、アナログ盤が作られるほどで、昔からのマニアだけでなく、若い方たちの間でも人気が広がっています。一体なぜ、最近また魅力が見直されつつあるのでしょうか。

理由の一つに、アナログ盤を持っていると「ツウ」っぽく見える、かっこいい、というのはあるようですね。レコード屋さんでアナログ盤を手際よく探しているところに出くわすと慣れているな、かっこいいな、というのは確かに感じます。

とはいえ、見た目のかっこよさだけではなく、アナログ盤そのものへの魅力もまた、若い世代にも浸透しつつあるようなのです。
 

レコードとCDと聴き比べしたらどうなのか?音質は?

アナログレコード
Photo byFree-Photos

アナログ盤への回帰の他の理由としては、やはりCDと聴き比べした場合に、アナログ盤のほうが音質・音が良いから、というのも挙げられます。
昔は、CDの方が雑音などが少ないために音や音質がいい、と言われていたのにこれは大変面白い現象ですよね。しかしマニアの間では根強く、CDと聴き比べした場合に音質が良いのはアナログ盤、という意見はありました。

実際、アナログ盤のほうがCDよりもより「生」の音に近い音がする、という感じはあります。その違いを感じ取れるのは人によってさまざま、また感じ方の違いにもよるでしょう。しかしアナログ盤のほうが暖かみがある、というのはなんとなくみなさんも感じることではないでしょうか。
 

科学的にもレコードは心地よいサウンドを与えてくれることが判明

レコードとCD、実際音質の違いはどうなのか?

アナログレコード
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アナログレコードとCDの音質の差、音の違いが実際にあるのかどうかというのは、実は科学的に検証されています。

CDには22,000ヘルツまでしか収録されていませんが、レコードにはそれ以上の周波数まで収録されているのです。なるほど!と思いますね。それならレコードのほうが音が良いに決まっている、と。
しかしCDが22,000ヘルツまでなのは人間には聴き取れない音はカットしているから、ということなのです。人間の耳は20,000ヘルツ程度までを聴きとることができるそうなので、22,000ヘルツまで収録されていればそれで十分といえば十分とも言えます。

しかし、たとえ聴き取ることができなくても、感じられる何かというものはあるはずです。実際にカットされてしまった部分が、あるのとないのとでは音の広がりや深みのようなものに違いが出るのではないでしょうか。この情報を踏まえたうえで、もしお手元に、同じアルバムでCD盤とアナログ盤があったらぜひ、聴き比べてみてください。違いが分かるかもしれません。

レコードとCDの音質の違いは聴き方によりさまざま

CD
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科学的に証明されているとはいえ、CDはともかくアナログレコードの場合は、再生する機器によっても音の違いというのはでてきます。たとえば同じスピーカーを使用していたとしてもレコードの再生の場合は針などによっても差は生じますし、さらにはレコードの盤面の状態によっても音の違いというものは出てきてしまいますから最高の音を再現するための環境、というものは必要になってきてしまいますね。

とはいえ、アナログ盤を買おう!という方はそれなりに音にこだわりを持っている方が多いと思いますので、できうる限り良い環境を整えて聴いてみてはいかがでしょうか。
そういった、「最高の音」を出すためにかける手間、というのも、アナログマニアにとっては魅力だったりするのです。この盤にはどんな針がよくて、どんなアンプが合うのか、など色々試しながら、思考錯誤しながら聴く最高の音、たまらないですよね。

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アナログレコードはジャケットがもはやアート

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