音楽用語「lento(レント)」の意味を解説!
音楽用語lento(レント)とは、速度記号ですが、どのくらいの速さで演奏するのでしょう。lento(レント)で演奏される曲には、ショパンの「別れの曲」やラフマニノフの「鐘」などがあります。ここでは、音楽用語「lento(レント)」の意味をご紹介します。
音楽用語「lento(レント)」の意味とは?
lento(レント)とは、クラシック音楽で使われる速度記号のひとつです。
イタリア語で、「遅く、ゆるやかに」を意味します。
メトロノームでいえば、だいたい♩=52前後の速さです。
ショパンの「別れの曲」の有名なメロディーもlento(レント)で演奏されています。
(この動画の冒頭から1:41までの部分です。)
Adagio(アダージョ)との違い
同様の意味の速度記号に、Adagio(アダージョ)がありますが、lento(レント)とは少しニュアンスが異なります。
lento(レント)には、のんびりした、少し緩んだという意味があります。
一方、Adagio(アダージョ)は、心地よい、安心した状態という意味があります。
このことから、前者は、少し遅いと感じるテンポ、後者はゆっくりでも心地良さを感じるくらいのテンポのイメージです。