音楽記号「trio(トリオ)」の意味を解説!
トリオといえば3人組、が頭に思い浮かぶ方も多いですよね。音楽用語としてのtrio(トリオ)をご存知ですか?trio(トリオ)の記号が書かれた楽譜もありますが、どのような意味なのでしょう。ここでは、音楽用語「trio(トリオ)」の意味をご紹介します。
音楽記号「trio(トリオ)」の意味とは?
音楽用語としての「trio(トリオ)」には、以下の3つの意味があります。
- 3声部の楽曲
- 三重唱、三重奏
- メヌエットやスケルツォ、マーチなどの中間部
3声部の楽曲
トリオ・ソナタなど3声部からなる楽曲を指します。
特に、17世紀末から18世紀初めにかけて、2つの旋律楽器と通奏低音という3声部からなる楽曲が好まれていました。
三重唱、三重奏
3人で歌われる音楽、もしくは3人で奏せられる音楽のことを指します。
三重奏には様々な編成がありますが、代表的なものは以下のとおりです。
- ピアノ、バイオリン、チェロからなるピアノ三重奏
- バイオリン、ビオラ、チェロからなる弦楽三重奏
メヌエットやスケルツォ、マーチなどの中間部
メヌエットの中間部が3声部で書かれることが多かったことから、スケルツォやマーチでも中間部をtrio(トリオ)と呼ぶようになりました。