レゲエってどんな音楽?特徴をわかりやすくご紹介

音楽のジャンルにはいろいろありますが、ここでは「レゲエ」とはどんな音楽なのか? そのルーツは一体どこが起源なのか? を掘り下げていきます。また「レゲエ」とは、どういう特徴を持った音楽なのか? その部分についても詳しくまとめていきます。 代表曲も紹介します。

記事の目次

  1. 1.レゲエとは
  2. 2.レゲエの人気アーティスト・名曲
  3. 3.まとめ

レゲエとは

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レゲエの特徴

「レゲエ」とはどんな曲調を指すのか? を伝える為に、まずはこの曲を聴いてみてください。「ギターの音」に注目して下さい。

ギターの音もそうですが、全体のリズムが「ウン、チャッ、ウン、チャッ」と一拍と二拍、三拍と四拍の間に「チャッ」というリズムの刻みが入ってるのがわかるでしょうか?

「チャッ」というタイミングにリズムのインパクトを置く音楽を、「レゲエ」と呼んでいます。「レゲエのリズム」と言ったら、このリズムの事を指します。

こ四分音符と四分音符の間にインパクトを置く拍子を「裏拍」と言います。ですので「レゲエ」というのは「裏拍に拍子のインパクトを置いた音楽」という風に理解すれば良いです。

ドラムにも特徴があり、通常のブルース、ロックなどは2拍、4拍目にスネアの音が入りますが、「レゲエ」はその裏拍にインパクトを置くことから、2拍、4拍にスネアの音を入れない曲が多いのも特徴です。

レゲエの歴史

「レゲエ」の歴史は1960年前後に遡ります。ジャマイカがレゲエの発祥の地と言われています。そこから時間をかけて1980年前半に全世界にその特徴的な音楽が広がり、「レゲエ」というジャンルが認知されるようになりました。

また、「レゲエ」は2012年に「ユネスコの無形文化遺産」に登録されました。

ジャマイカという国は90%以上が黒人奴隷であったことも関係し、その曲の中で歌われる内容には社会、政治、植民地主義への反抗や批判を歌ったものが多くあります。また、そういう境遇の暮らしの貧しさや、人生の機微を歌っている曲も多いのが特徴です。

「レゲエ」を更にサブジャンル化すると、大きく4つに分けられます。

 スカ        ・・・ レゲエの最初のルーツ
 ロックステディ   ・・・ スカの発展系
 レゲエ       ・・・ ジャマイカ系
 ダンスホール・レゲエ・・・ 打ち込み音楽の取り入れ

この4つに大きく分類されています。

レゲエ用語

「レゲエ」の歌詞の中には英語とは違う発音の言葉がたびたび出てきます。それは「英語」と「アフリカ言語」を語源に持つ「パトワ語」と言われています。

日本ではそれを「レゲエ用語」と呼んでいます。

よく歌の歌詞の中や、ライブでの掛け声として、

”a noh a noh a noh”(アノ アノ アノ)
"ONELOVE"(ワンラブ)
””gimme"(ギミ)

と言う風に歌われる事がありますが、あれが「パドワ語」です。
これ以外にも「レゲエ用語」は沢山あって、調べだすと色んな俗語の言葉が出てきます。
 

レゲエの人気アーティスト・名曲

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沢山ある「レゲエ」曲の中でも良く耳にする、おすすめ曲をピックアップして紹介します。

is this love / ボブ・マーリー

「レゲエ」の神様と言えば「ボブ・マーリー」です。彼を知らずして「レゲエ」は語れません。ボブには多数の名曲がありますが、中でもおすすめの「Is this love」はその代表的な人気曲です。

この曲は「一つ屋根の下で、シングルベットで愛し合う。これが愛なのかい?」と歌う慎ましい愛を歌った曲です。

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まとめ

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