【初心者必見】音楽理論を独学で学ぶ方法をわかりやすく解説
「音楽理論」と聞くと堅苦しくなりがちですよね。しかし、作曲や、ジャズ、ブルースなどのアレンジ、即興演奏をするには音楽理論は欠かせないものとなります。こちらでは初心者が音楽理論を学ぶにはどうしたらいいかを解説し、併せておすすめの本なども紹介しています!
音楽理論とは何か
過去の音楽家たちが築きあげたものを体系的にまとめること
みなさんが想像する「古い時代の音楽」というとやはりクラシック音楽、になると思いますし、クラシックの中でもバッハなどが活躍していたバロック音楽、を想像する方は多いと思います。
長い音楽の歴史の中でバッハやモーツァルト、ベートーヴェン、など、クラシックの偉大な音楽家、作曲家は大勢誕生しましたし多くの曲を残し、今も残っていて人々に癒しを与えてくれています。
そういった過去の偉大な作曲家、音楽家たちが築き上げてきた「音楽」を体系的にまとめること、それが「音楽理論」です。
体系的にまとめる、というと難しいように思いますが、それらを分かりやすくまとめた、そういう捉え方でいいでしょう。
音楽の構造を理論で説明すること
クラシック音楽に限らず、ジャズ、ロックなどこの世にある「音楽」は大体決まったルールにのっとって作られています。
音楽理論はその、音楽の「構造」を理論だてて説明したものでもあります。
料理に例えるなら、音楽理論は材料や作り方の手順、レシピです。
また、国語における「文法」といえば分かりやすいでしょうか。
文章を書くにあたって「文法」というのがあり、それにのっとって書くように、曲にも決まった「ルール」というのがあります。
音楽理論はそれを体系的にまとめるものであり、詳しく紐解いていったものなのです。
音楽理論を学ぶメリット
作曲(dtmなど)をするのに役立つ
音楽理論を学んでおくことは、作曲(dtm)において有利、役立ちます。
もちろん、音楽理論にのっとって作曲(dtm)をしなければならない、ということはありませんが、大半の聴き手にとって「心地良い」と思う音楽のほとんどは、音楽理論にのっとって作られたものです。
そもそもそういった音楽について論じられ、形になったものが「音楽理論」なのですから、当然といえば当然ではありますね。
特に最近は作曲もdtmで身近になりつつあります。しかしdtmであっても音楽理論は勉強しておいて損はありませんし良い音楽を作るのであれば是非、触れておきたいところです。
ギターやベースなどアドリブ演奏ができる
音楽理論を勉強すると必ず出てくるのがコード進行、コード理論です。ギターやベース、そしてジャズピアノを弾く方であれば、コード進行、コード理論には触れずに通れない、という感じですよね。
ギターやベースはコードと弦の抑え方が一致さえすれば弾けますし、ピアノも楽譜が読めれば弾けるので、何も理論を勉強しなくてもいいのでは、とも思われがちです。
しかしコード進行、コード理論を勉強しておけば、ギターやベースではセッション中にアドリブを披露することができます。ジャズピアノでもそうですが、アドリブは皆でたらめに弾いているのではありません。ちゃんとその曲のコード進行にのっとって弾いているのです。
ただギターやベース、ジャズピアノを演奏するだけなら楽譜さえ読めればいいですが、コード進行、コード理論を勉強すればもっと演奏の幅が広がります。
知っている曲を分析すると楽しい
音楽理論を学ぶと、これまで知っていた曲を解析することが楽しくなります。クラシックにしろジャズにしろ、ロックもポップスも、おそらくほとんどがコード理論にのっとったコード進行で作られていると思います。
そしてヒットした曲のコード進行を研究したりすることで作曲(dtm)するときに幅が広がったり、知識が増えていくことにもつながります。面白いコード進行しているなとかこれはコード理論に当てはまるのだろうかとか色々見比べるのも楽しいですよ。
また、ピアノの和音についても、なぜここでこの和音なのかとかが分かると、一見難しそうな曲に見えても和音を理解できるとすんなり弾けることもあるんですよね。