ラルゴ(largo)の意味や使われている曲の例をご紹介!
ラルゴ(largo)の意味って?ラルゴが使われていると、どういうイメージの曲になる?ピアノやクラシックを習っているとよく目にする用語ですね。ここでは音楽用語のラルゴについて紹介します。
ラルゴ(largo)の意味
ラルゴ【largo】とは、クラシック音楽で使われる速度記号のひとつです。
イタリア語で「きわめて遅く、ゆるやかに」という意味の音楽用語です。
ピアノや楽器の楽譜を見ると始めに速度記号が書かれています。
その速度を表す音楽用語はたくさんありますが、その中でもラルゴはかなりゆっくりとしたテンポになります。
もともとは幅の広さを表した言葉であることから、テンポを遅くするというだけではなく
- 音楽の流れを豊かに感じる
- 悠々としたイメージ
ラルゴが使われている曲の例
ラルゴが使われている曲を紹介したいと思います。
ヘンデル 【オンブラ マイ フ(Ombra Mai Fu) 樹木の陰で‘’ラルゴ”】
ラルゴの曲というと、ヘンデルの「オンブラマイフ」が1番に思い浮かびます。この曲は「樹木の陰で”ラルゴ”」とも呼ばれています。
題名にもラルゴと使われていることから、ラルゴとはどんなイメージか想像しやすい曲となっています。
よく結婚式で使われているので耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
とても美しく、ゆったりとしたテンポが心地よい曲です。
ピアノの甘美な旋律と歌声がすーっと心に入っていきます。
ヴィヴァルディ 【バイオリン協奏曲「四季」より「冬」第2楽章】
もう一つはヴィヴァルディのバイオリン協奏曲「四季」より「冬」第2楽章です。
「冬」の第1楽章はCMで使われることが多く馴染みがあり、とても速いテンポで演奏されています。
第2楽章は対照的にゆっくりとした聴きやすいメロディの曲です。
この曲もまた音楽の流れを綺麗に感じられる素敵な曲ですね。
冬の情景がイメージされ心を穏やかな気持ちにしてくれます。
ラルゴ(largo)についてのまとめ
音楽用語ラルゴの意味やイメージ、使用された曲の紹介でした。
ここで紹介をした曲を含めラルゴを使用したクラシックを聴くと、雄大なイメージが浮かんだり癒されるメロディが多いと感じます。
リラックスした良い気持ちになりたい時はラルゴ(largo)を使った曲を聞いてみるのはいかがでしょうか。