【31選】世界の名だたる指揮者をランキング形式で一挙ご紹介!
世界の名だたる指揮者をランキングにしたら、1位は誰になるのでしょうか?オーケストラや合唱、吹奏楽などで重要な役割を担っている指揮者の仕事は、ただ台の上に立って指揮棒を振っているだけではないようです。今回は世界の指揮者を31人厳選し、ランキング形式で紹介します。
記事の目次
- 1.演奏の軸を作り、重要な役割を持つ指揮者
- 2.世界の名だたる指揮者ランキング11位~31位
- 3.世界の名だたる指揮者ランキング10位:サイモン・ラトル
- 4.世界の名だたる指揮者ランキング9位:ダニエル・バレンボイム
- 5.世界の名だたる指揮者ランキング8位:カルロ・マリア・ジュリーニ
- 6.世界の名だたる指揮者ランキング7位:リッカルド・ムーティ
- 7.世界の名だたる指揮者ランキング6位:クラウディオ・アバド
- 8.世界の名だたる指揮者ランキング5位:リッカルド・シャイー
- 9.世界の名だたる指揮者ランキング4位:カルロス・クライバー
- 10.世界の名だたる指揮者ランキング3位:レナード・バーンスタイン
- 11.世界の名だたる指揮者ランキング2位:小澤 征爾
- 12.世界の名だたる指揮者ランキング1位:ヘルベルト・フォン・カラヤン
- 13.まとめ
演奏の軸を作り、重要な役割を持つ指揮者
世界で一番有名な指揮者とは、誰なのでしょうか?
19世紀頃より曲が長くなり複雑化したことによって、オーケストラの人数が増え「指揮者」は演奏の軸を作る上で不可欠な存在となりました。
演奏じたいをそろえるという意味もありますが、何より楽曲の解釈をそろえ、演奏者1人1人のイメージをひとつにする意味で非常に大事な役割を持っているようです。
自分の出す音・解釈にプライドを持った大人数の演奏者をまとめ上げるというのは、並大抵の知識や技術だけで成し遂げられることではありません。
世界の名だたる指揮者ランキング11位~31位
オーケストラをまとめ上げるという容易ではない重要なポジションを担い、世界的な功績を残している偉人たちが多く存在します。
彼らの中から31人を厳選し、指揮のスタイルや経歴などを含めランキング形式でまとめました。
31位:佐渡裕
名前:佐渡裕(さど ゆたか)
出身国:日本
生年月日:1961年5月13日
佐渡裕は京都市立芸術大学のフルート科に通っていました。
指揮活動は大学在学中にはじめており、はじめは中学・高校のブラスバンド部やアマチュアのオーケストラなどで活躍していました。
プロデビューはフランスのブザンソン国際指揮者コンクールにて優勝したのがきっかけです。
日本人指揮者の小澤征爾や、アメリカの指揮者であるレナード・バーンスタインの弟子でもあります。
30位:ズデニェク・コシュラー
名前:Zdenek Kosler(ズデニェク・コシュラー)
出身国:チェコ
生年月日:1928年3月25日
死没:1995年7月2日
地元チェコのプラハにある音楽院にてピアノ・作曲とともに指揮を学んでおり、卒業後に指揮者に就任しました。
派手さはないながら、バランスがよく堅実で正確な指揮をすることに定評があります。
日本のオーケストラで指揮者をつとめることも多くあり、日本人にも大変に親しまれました。
67歳の頃、プラハにて死亡しています。
29位:イーゴリ・マルケビィチ
名前:Igor Markevitch(イーゴリ・マルケビィチ)
出身国:スイス(現ウクライナのロシア帝国生まれ)
生年月日:1912年7月27日
死没:1983年3月7日
作曲家・ピアニストとしても知られており、実の息子であるオレグ・カエターニも指揮者として活躍しています。
指揮者デビューは18歳の時で、フランス・ロシアの音楽に関しては特に評価を得ていました。
日本人指揮者の湯浅卓雄・高関健なども彼の弟子であり、日本での指揮活動もたびたび経験しています。
28位:ガリー・ベルティーニ
名前:Gary Bertini(ガリー・ベルティーニ)
出身国:モルドバ
生年月日:1927年5月1日
死没:2005年3月17日
イスラエルの指揮者です。
幼少期にパレスチナに移住した時よりバイオリンをはじめています。
その後複数の音楽大学に通い、作曲・指揮を学びました。
1958年にイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団にてプロの指揮者となり、世界各国でタクトを振っています。
たびたび来日し、東京都響で音楽監督をつとめるなど日本人にも馴染みのある指揮者として有名です。
77歳の時に死亡しました。
27位:ホルスト・シュタイン
名前:Horst Walter Stein(ホルスト・ヴァルター・シュタイン)
出身国:ドイツ
生年月日:1928年5月2日
死没:2008年7月27日
指揮・作曲はもちろん、バイオリン・ピアノも音楽大学で学んでいました。
オーソドックスな弾力ある指揮者として知られており、繊細さを表現する器用さと歯切れのよさに定評があります。
NHK交響楽団にて名誉指揮者に選ばれ、日本でも活躍していました。
スイスにある自宅で、80歳の時に死亡しています。
26位:レナード・スラットキン
名前:Leonard Slatkin(レナード・スラットキン)
出身国:アメリカ
生年月日:1944年9月1日
指揮者でありバイオリニストのフェリックス・スラットキンと、チェリストの母親の間で生まれました。
指揮者としてたくさんの功績を残していますすが、作曲家として『ワタリガラス』という作品を残しています。
20世紀のアメリカ音楽やイギリス音楽など、レパートリーが広い指揮者として有名です。
ワールドシリーズの野球の試合を実況中継しながら指揮を振ったという、ユニークな逸話もあります。
25位:朝比奈 隆
名前:朝比奈 隆(あさひな たかし)
出身国:日本
生年月日:1908年7月9日
死没:2001年12月29日
左利きの指揮者です。
父方の親戚の影響でバイオリンをはじめました。
大阪フィルハーモニー交響楽団の前身である関西交響楽団の結成に携わった人物であり、同楽団で音楽総監督をつとめています。
日本指揮者協会会長をつとめており、生涯現役として式台に立ち続けました。
名古屋での演奏会の後に体調不良のため入院し、93歳で亡くなっています。
長男は指揮者であり、クラリネット奏者の朝比奈千足です。
24位:ギュンター・ヴァント
名前:Gunter Wand(ギュンター・ヴァント)
出身国:ドイツ
生年月日:1912年2月4日
死没:2002年2月14日
シューベルト・ベートーベン・ブラームスなどのドイツ音楽が得意でありながら、現代音楽の演奏も目立ちました。
ミュンヘン音楽院に通っていた際、院長であり作曲家・指揮者であるジークムント・フォン・ハウゼッガーの影響を強く受けています。
日本でもたびたび指揮をしましたが、1つの楽団に集中するのが指揮者の本当のあり方とし、客演は少なかったです。
一方でベルリン・ミュンヘンの楽団にて素晴らしい演奏を披露しました。
だいたいの指揮者は年を重ねるごとにテンポを落とす演奏になっていきますが、彼の場合は全ての時代においてほとんど差がありません。
テンポの設定について常に模索をし続けた指揮者です。
23位:セルジュ・ボド
名前:Serge Baudo(セルジュ・ボド)
出身国:フランス
生年月日:1927年7月16日
「ボート」と呼ばれることもあるそうです。
父はオーボエ奏者のエティエンヌ・ボド、叔父はチェリストのポール・トルトゥリエで、音楽に精通した家系に育っています。
作曲家としての活動を主にした後、1959年から指揮者として表舞台に立つようになりました。
一部ではベルリオーズより後のフランス音楽しか演奏していないと思われていますが、実はベートーベンやブラームスなどのドイツの作曲家も得意としています。
22位:ヴァーツラフ・ノイマン
名前:Vaclav Neumann(ヴァーツラフ・ノイマン)
出身国:チェコ
生年月日:1920年9月29
死没:1995年9月2日
チェコのフィルハーモニー管弦楽団にて首席指揮者を担当し、国内だけではなく世界中で有名になりました。
ビオラ奏者でもあり、指揮者デビューは急病を患ってしまったラファエル・クーベリックの代役として、指揮台に立った1947年のことです。
地元チェコの作曲家たちの作品を演奏することが多く、日本にも9度ほど来日しています。
ウィーンに滞在中、死亡しました。
21位:ズービン・メータ
名前:Zubin Mehta(ズービン・メータ)
出身国:インド
生年月日:1936年4月29日
指揮者の父親のもとで育ち、地元の交響楽団の指揮者をつとめて活動していました。
1958年に開催されたリヴァプールのコンクールで優勝したことにより、国際的に注目されるようになります。
三大テノールや野外オペラなど、各地の名のあるビッグイベントをまとめることにおいて評価が高く、参加したすべての演奏会で大成功をおさめていました。
1969年以降、日本にもたびたび訪れタクトを振っています。