【ボカロ】REOL『ヒビカセ』が深イイ!背景や歌詞に込められた想いについて徹底考察!
REOL『ヒビカセ』について背景や歌詞に込められた想いを徹底考察していきます!ヒビカセの歌詞を一つ一つ嚙み砕いて解説していきます。
初音ミクに込められた想いがリアルに伝わってくる歌詞に、一度ボカロ楽曲に触れ合ったことのある人なら共感できるはず。
ニコニコ動画で活躍するクリエイターがタッグを組む、音楽ユニット「REOL」
「REOL」(れをる)とは、
作詞・作曲、その他全般的なプロデュースを手掛けるシンガーソングライターのれをる、
編曲やミックス作業を行うサウンドクリエイターのギガ、
ジャケット写真や美麗な映像編集を行うお菊 の3人から結成された音楽ユニットである。
3人が共同で作業し始めるようになったのは2012年に投稿された楽曲「ギガンティックO.T.N」から
れをる、ギガ、お菊の始まりはニコニコ動画だった
各々の背景はニコニコ動画にあり、
れをるさんは歌い手としてボーカロイド楽曲のカバー歌唱動画や、
オリジナル楽曲の投稿を行っていました。
YouTubeのチャンネル登録者数は日本女性アーティスト初となる100万人を超えました。
歌い手としてのカバー歌唱動画「歌ってみた」シリーズは
100万再生を記録している動画がほとんどであり、
彼女の知名度の高さ、歌唱力の高さが伺えますね!
サウンドクリエイターのギガさんは「ボカロP」としてオリジナル楽曲を投稿しており、代表作『劣等上等』はニコニコ動画上では300万回再生、YouTube上では1700万回を超えています。
主にアーティストのMVやジャケットなど映像関係全般を取り持つ映像クリエイターのお菊さんは、
様々なアーティストのMVを手掛けています。
3人が音楽ユニット「REOL」を結成するきっかけとなった楽曲「ギガンティックO.T.N」の映像も彼女が制作しています。
また最近の活躍では、二人組音楽ユニット「After the Rain」の楽曲のMVを手掛けるなど、
幅広い活動を行っています。
お菊さんの映像作品は一人で制作しているとは思えないほど、
動きがあり、ド派手な演出、美麗な映像となっており、
そのクオリティの高さはお墨付きです。
「REOL」は発展的解散を迎えた
2016年3月に以前から交流があり、共同制作を行っていた3人は「REOL」を結成し、
TOY'S FACTORYという事務所まで加入し、これから先益々の活躍が期待されていました。
しかしながら「REOL」は長く続くことはありませんでした。
2017年8月1日に行われたライブ「REOL LAST LIVE『終楽章』は音楽ユニット「REOL」に幕を閉じることを意味しました。
結成して約一年半というあまりにも早すぎる展開に
ファンも驚きを隠せなかったのではないでしょうか。
しかし彼女らが活動を辞めたワケではなく、「REOL」の解散は“発展的解散”と位置付けられ、
これから先各々の道を歩んでいく決意であったのです。
「REOL」は「Reol」に
作詞・作曲も自在に手掛けるReolは2018年にソロプロジェクト「Reol」を開始しました。
主な楽曲制作はReol自身が手掛けますが、編曲はギガ、映像面はお菊が担当し、
"発展的解散"を迎えた「REOL」の3人が今も協力し合って作品を生み出しています。
一つのユニットとして縛られることなく、自由に制作活動が行えるようになったのでしょう。
「Reol」の活躍は年々に人気を増していき、
2019年3月にリリースしたEP「文明」はiTunesの総合チャートで1位を記録するだけでなく、
オリコンランキングでは初登場でありながらも7位を記録しました。
類を見ない楽曲センス、サイバー感のある独自の武器である彼女の声に技術の高い編曲、
高クオリティの美麗な映像が加わった「Reol」の活躍はとどまることを知りません。
『ヒビカセ』は複数のクリエイターの技術が込められた一曲
先ほども述べたようにこの楽曲は「れをる」「ギガ」「お菊」の3名のアーティストに加えて
イラストは「けい」が担当しています。
- れをるの唯一無二のハイトーンでテクノ感を感じさせる歌声
- ギガの聞き心地の良いまとまりのある高い編曲技術
- お菊の一度掴んだら離さない美麗で引き込まれるMVの世界観
- けいの初音ミクを連想させる一層楽曲の意味を物語るイラスト
これらが最高のバランスで組み合わさった楽曲が「ヒビカセ」なのです。
歌詞に込められた解釈していきましょう。
『ヒビカセ』は初音ミクを想って作られた
そんな名曲「ヒビカセ」に込められた想いの意味を歌詞から解釈・考察していきたいと思います。
「ヒビカセ」の歌詞の事前知識
歌詞を見ていく前に押さえておきたいのはこの楽曲が、
初音ミクの初音ミクによる初音ミクのための楽曲であり、
「初音ミク」という二次元ボーカロイドの感情が謳われていること。
作詞を手掛けた、れをる自身も「私の中の”ボーカロイド”への想いを詰め込みました」と述べている。