ブラックミュージックを知ってる?人気の名曲など一挙にご紹介
「ブラックミュージック」は直訳すれば「黒人音楽」です。
ただしひとまとめに「ブラックミュージック」とは語れないほど様々なジャンルに分かれます。
また日々進化し続けています。
世界中のポピュラーミュージックの進化はブラックミュージックがもとになっていることも事実です。
そんな影響力のあるブラックミュージックについて解説します。
ディスコの定番
ブラックミュージックは初期のころからダンスと結びついているものが多くあります。
ジャズももともとはダンスミュージックです。
先ほど紹介したジェームス・ブラウンも独特のダンス
で注目を浴びました。
さらに1971年にアメリカで始まった「ソウル・トレイン(Soul Train)」という番組では、若者がブラックミュージックに合わせてダンスする様子が放送されました。
そして日本でも1970年代~1980年代のディスコブームでは多くのブラックミュージックが流れ、ヒットしました。
そんなディスコで定番のグループの1つにアース・ウィンド・アンド・ファイア(Earth,Wind & Fire)があります。
アース・ウィンド・アンド・ファイア(以下、EW&F)は1970年に結成され、2016年に創始者のモーリス・ホワイト(Maurice White)が逝去した後も精力的にライブ活動を続けています。
EW&Fはブラックミュージックの様々なジャンルだけでなく、またアフリカやブラジルといった地域のサウンドも取り入れていました。
そんなEW&Fでミュージックビデオが最近でもよくネタとして使われる「レッツ・グルーブ(Let's Groove)」をおすすめの曲として紹介します。
ソウルの女王
ブラックミュージックには印象的な女性アーティストも大勢います。
特にソウルは女性ボーカルの独特な響きが特長の1つといえるでしょう。
そんな数多くの女性ソウル歌手の中で「クイーン・オブ・ソウル」と呼ばれるのがアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)です。
キャロル・キング(Carole King)が手掛けて1967年にヒットした「ナチュラル・ウーマン((You Make Me Feel Like)A Natural Woman)」を2015年に歌った映像があります。
キャロル・キングも感動したこの歌声をお聴きください。
サラブレッドの歌姫
上で紹介したアレサ・フランクリンやディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)といった大物を親戚にもつのがホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)です。
まさにディーヴァ(歌姫)という言葉にふさわしいのはこのホイットニーではないでしょうか。
デビューアルバムから大ヒットしました。
それはデビューアルバムとはいえ、堂々と歌い上げる姿をみると人気が出るのもうなずけます。
おすすめの1曲として「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール(Greatest Love Of All)」を紹介します。
ポップの王様
ブラックミュージックについて語る上で、この人は絶対に欠かせません。
キング・オブ・ポップの称号を持つマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)です。
マイケルは幼少のころからジャクソン5(Jackson 5)として大人気でした。
しかしソロデビュー以降のマイケルはブラックミュージックでありながら世界中の人に受け入れられるポピュラーミュージックを作り上げました。
もちろんそのために一役買ったのは最初に紹介したクインシー・ジョーンズです。
しかしクインシーと離れた後もマイケルはよりポピュラーなブラックミュージックを追求し続けていました。
1991年の「ブラック・オア・ホワイト(Black Or White)」はクインシー抜きでもマイケルがポップであることを証明した1曲で、おすすめです。