【CMソング】Suchmos、Honda(ホンダ)・VEZEL(ヴェゼル)のCMソングに起用!頭から離れない『STAY TUNE』や『808』の魅力を徹底考察

HondaヴェゼルのCMに使われている『STAY TUNE』とは何なのか? 何だかかっこ良くて気になる曲はSuchmosというバンドです。そのバンドSuchmosについてのご紹介とCMで流れる『STAY TUNE』という曲を解説していきます。

記事の目次

  1. 1.日本の大人気ロックバンドSuchmos
  2. 2.Honda「VEZEL(ヴェゼル)」CMに繰り返し起用される理由は?
  3. 3.Honda「VEZEL(ヴェゼル)」CMに起用された曲のご紹介
  4. 4.まとめ

日本の大人気ロックバンドSuchmos

HONDA「ヴェゼル」のCM曲で話題のバンド「Suchmos」は2013年に結成された神奈川県出身の6人組のバンドです。バンド名の意味は1960年代に活躍した黒人アーティストのルイ・アームストロングのあだ名の”サッチモ”に由来している事もあり、その音楽性は60〜70年代の黒人音楽に影響されている部分もあるようです。

実際CMで使われている『STAY TUNE』は90年代に人気のあったイギリスのバンド、ジャミロクアイ影響が色濃く出ている曲で、70年代のソウル、ファンクを感じさせるイカした曲です。

この曲でSuchmosというバンドが注目を浴びるようになりました。Suchmosはその人気から2018年の紅白歌合戦にも出演しています。

Honda「VEZEL(ヴェゼル)」CMに繰り返し起用される理由は?

2016年9月に放送開始されたHondaの車「ヴェゼル」のCMがこちらです。曲はSuchmosの『STAY TUNE』です。

そして2018年に再びHonda「ヴェゼル」のCMタイアップ曲はSuchmosの『808』です。車のナンバーを見て下さい。『808』です。

ヴェゼルのCM曲に「Suchmos」が採用されるのは通常のケースとは異なりそうです。通常自動車メーカーの幹部が採用曲にGo/No Goを出します。2015年のこの時期「Suchmos」の知名度は全国区ではありませんでした。

それでもこの曲をタイアップに採用したのは大きな賭けだったのかもしれません。結果的には曲の「カッコ良さ」とHondaの「新しい車」という相乗効果で車もアーティストも有名になりました。その成果もあって、2018年のヴェゼルのCMでも「Suchmos」の曲が起用されたんだと思います。

改めてヴェゼルのコンセプトを確認すると「70年〜90年代にかけて人気を博したスペシャルティーカー」がヴェゼルのコンセプトです。「Suchmos」の音楽も70年〜90年代のソウル、Funk、R&Bテイストの楽曲を作り出したバンドなので、同じ時代性をコンセプトに持った双方だったとも言えると思います。

Honda「VEZEL(ヴェゼル)」CMに起用された曲のご紹介

STAY TUNE

THE KIDS(通常盤)

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2015年のヴェゼルのCM曲は2ndアルバム『THE KIDS』の2曲目に収録されています。ミディアムテンポで90年代に流行ったジャミロクアイのサウンド・スタイルを踏襲した音作りが特徴です。

「City Pop」と言われるジャンルも90年代に入る前に「Japenese Funk」と呼ばれてR&Bの影響を受けていました。そのテイストを受け継いだSuchmosは2010年代の「City Pop」に位置付けれそうです。

「City Pop」の要素である「都会」「夜」「ドライブ」「東京」というキーワードがSuchmosの音楽には当てはまります。

この曲も「東京の金曜の夜を車で駆け巡る」という内容であり、正に「City Pop」と呼べると思います。

Suchmosの歌詞は「言葉の響き」を重視してるのか、意味を掴むのが難しい傾向があります。歌詞の中で「Mで待ってるやつ・・・」というくだりの「Mとは?」が話題に上がってます。渋谷の夜の街の「M」で待てる場所と言うと「McDonald」を意味するんでは? と思います。なので「Mで待ってるやつ」は「マックで待ってる奴」という理解をしています。

808

THE ASHTRAY(通常盤)

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この曲は2018年発売のMiniAlbum『THE ASHTRAY』の1曲目に収録されています。また、アルバムよりも4ヶ月先に先行シングルとしてデジタル・リリースされている曲でもあります。

「STAY TUNE」に続く、ややアッパーミドルなテンポに都会の夜を彩る、黒っぽいファンキーな曲です。

タイトルを見てピーンと来る方もいると思います。「俺たちはブラック・ミュージックをやっていくんだ」という意思とリスペクトを感じます。

80年〜90年にかけて世界の音楽シーンにデジタル化の波が来ます。様々なデジタル楽器が生まれる中でドラム・マシーンも生まれます。当時の音楽はドラム・マシーンを取り入れるようになります。その中でもチープなサウンドなのですが、ブラックミュージック界ではこぞって使われていたのが「TR-808」という日本のローランド社が製造したドラム・マシーンなのです。

ミュージシャンの間では「TR-808」の事を「ヤオヤ」と呼んでいました。ですのでこの曲も「ヤオヤ」と呼ぶのが正しい気もします。

まとめ

ここまでにSuchmosというバンドについて、ご紹介してきました。知らなかった方には興味を持つきっかけになってくれると嬉しいです。

HondaヴェゼルのCMを機にSuchmosは日本で有名なバンドとなりました。2019年も紅白歌合戦に出られることを期待しています。

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