【9選】ハーモニカならこれ!演奏に深みが出るハーモニカご紹介

人々から愛され続ける名曲に彩りや懐かしさ、優しさを添えている温もりのある楽器、ハーモニカの音色。実はハーモニカにも様々な種類があるのをご存知でしたか?今回は楽曲に人の温もりを与えるハーモニカの魅力とその種類についてご紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.ハーモニカは奥深い
  2. 2.ハーモニカの選び方とは
  3. 3.ハーモニカの種類別名演ご紹介
  4. 4.【9選】演奏に深みが出るハーモニカご紹介
  5. 5.種類別おすすめのハーモニカまとめ

ハーモニカは奥深い

Photo byeagle77

手軽に始めやすい、私たちにとって親しみやすい楽器の筆頭に挙げられる楽器の『ハーモニカ』。フーッと息を吹き掛ければ音を出す事が出来る、子供からお年寄りまで楽しめる素晴らしい楽器だと思います。

トランペットやサックスの様に、綺麗な音を出すまでには時間がかかる楽器に比べると、非常に始めやすい楽器の一つと言えます。しかし、それだけにとても奥が深い楽器という事も言えるでしょう。

ミスター・タンブリンマン/ボブ・ディラン

ハーモニカといえば、私が真っ先に思い浮かべるのが、フォークの神様、『ボブ・ディラン』です。

初期の彼はアコースティック・ギターとボーカル、そして自身の演奏によるハーモニカだけの非常にシンプルなものです。しかし少ない音数がかえって強烈で力強く、今聴いても胸を打つ音源をたくさん残しています。

この名曲『ミスター・タンブリンマン』は後にバーズのカバーによってより有名になります。

その12弦ギターのきらびやかな演奏と、美しいコーラスワークは勿論素晴らしいのですが、私はこのオリジナルの無骨な演奏が、とりわけハーモニカの泣き声のような音色がいつまでも心から離れないのです。

この人の心を鷲掴みにするような、小さなボディから放たれる音の存在感は一体何なのでしょう?時として、意図している以上に心を揺さぶってしまうパワーを持っているのは、演奏者の息遣いがダイレクトに音に現れる楽器だからでしょう。
 

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ノット・フェイド・アウェイ/ザ・ローリング・ストーンズ

ローリング・ストーンズの本当に初期の時の演奏ですね。バンドの名付け親であり、リーダーであったブライアン・ジョーンズの演奏するハーモニカがバンドの演奏を引っ張っています。

初期の頃のブライアンの存在感は半端なく、ミック・ジャガーでさえ、彼のバックバンドの1人の様に見えてしまう程です。

女の子のたちにキャーキャー言われているのも、ボーカルのミックよりもどちらかといえば、ハーモニカを演奏するブライアンの様に見えます。

私もこのハーモニカが吹きたいが為だけに、バンドを結成したくなってしまう程の格好良さです。

掌に隠れてしまう程の小さな楽器ですが、その存在感は主役級です。そんな底知れぬ魅力を持ったハーモニカの選び方を次でご紹介しましょう。

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ハーモニカの選び方とは

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ハーモニカには大きく分けて3つの種類があります。
さらにその3種類の中にも色々なタイプがありますので、ご紹介していきましょう。

 

ダイアトニック・ハーモニカ

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ダイアトニック・ハーモニカ』は吹き口が一列に並んだ、皆さんがよく知っているハーモニカの形状をしているものです。吹いた時と吸った時で違う音が出る様に設計されています。

その中でも、学校の音楽教育などで使用される教育用ハーモニカ、ブルースハープなど決まったキーの演奏に使用される10穴ハーモニカなどがあります。

小学校などで使用するなら教育用ハーモニカ、フォークソングやロック、ブルースの弾き語り演奏などで使用するなら、10穴ハーモニカがおすすめです。
 

複音ハーモニカ

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複音ハーモニカ』は上下に2つの穴が並んでいる形状のハーモニカで、『トレモロ・ハーモニカ』などと呼ばれることもあります。

1つの音に対し、微妙にピッチをずらして調律された2つの穴から同時に音が出る為、ビブラートがかかって、綺麗な響きを出します。

日本では昔から人気があったタイプで、これからハーモニカ教室へ通おうと考えている方や、初心者の方に大変おすすめなハーモニカです。

クロマチック・ハーモニカ

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クロマチック・ハーモニカは、ハーモニカ横に付いているスライドバーを押すことによって、♯や♭の音を出す事が出来るハーモニカです。

『クロマチック』とは『半音階の』という意味で、ダイアトニック・ハーモニカや複音ハーモニカとは違い、全ての音階を演奏する事が出来ます。

キーが決まっているブルースハープなどは、その楽曲のキーに合わせて持ち替える必要がありますが、このクロマチック・ハーモニカは一台でどんなキーの曲にも対応出来るという訳です。

それと同時に演奏の難易度も最も高い、という事が言えます。この種類のハーモニカは、一台でどんな曲でも弾いてみたい、という本格派指向の方におすすめと言えます。

ハーモニカの種類別名演ご紹介

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ここでは、ハーモニカの名演をその種類別にご紹介していきます。ダイアトニック・ハーモニカ、複音ハーモニカ、クロマチック・ハーモニカ、それぞれの魅力を感じていただきたいと思います。
 

ラインを越えて/ザ・ブルーハーツ

ザ・ブルーハーツの甲本ヒロトはダイアトニック・ハーモニカである『ブルースハープ』の名手としても知られています。

この楽曲はギターのマーシーが終始リードボーカルをとっていて、ヒロトはハーモニカに徹していますが、非常に存在感のある演奏で聴くものを魅了してくれます。

人間の息遣いがダイレクトに音に伝わるハーモニカは、ロックやブルース、フォークソングに使われる事も多く、サウンドに生々しい迫力と情感を与えています。

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ハンガリアン舞曲/大石昌美

大石昌美は、日本を代表する複音ハーモニカ奏者です。世界的なハーモニカの巨匠である佐藤秀廊師に師事し、自身も世界的な複音ハーモニカ奏者として活躍しています。

どこか故郷を思わせる様な、優しさと懐かしさと郷愁の交じった複音ハーモニカ独特の音色が胸を打ちます。

大ベテランハーモニカ奏者、大石昌美による素晴らしい演奏をご堪能ください。よく見るとハーモニカ2本使いという物凄い事をしています。

ソフィスティケイテッド・レディ/トゥーツ・シールマンス&ジャコ・パストリアス

日本でも『ハーモニカおじさん』の愛称で知られる、ベルギー生まれの世界的ジャズハーモニカ奏者トゥーツ・シールマンスによる演奏です。

彼はジャズ・ギタリストでもありますが、『セサミ・ストリート』のテーマ曲のハーモニカ・ソロなどでクロマチック・ハーモニカの名手として広く知られています。

こちらの演奏は天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスとの共演で、ブルージーでイマジネーション豊かなプレイを見せています。

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