【21選】オーディオインターフェイスを選ぶならこれ!性能や特徴を詳しくご紹介
オーディオインターフェースの需要が高まったため多くのモデルが販売されるようになり、どれを購入しようか決めるのもかなり大変です。購入前におすすめの機材をいくつか把握しておいた方がよいでしょう。オーディオインターフェースの選び方とおすすめのモデルを主に紹介します。
需要の幅が広がりつつある、オーディオインターフェース
オーディオインターフェイスとは声や楽器などのオーディオを入出力するための機材であり、最近はPC・iPhone・iPadなどを使ってネットで配信をしたり動画を投稿したりする人が増えたことにより、需要の幅が広がりました。
以前はミュージシャンが音源を作るための機材として主に使われており、その利用に特化されたものが多かった印象です。
需要の幅が広がりつつあるため、今では前以上にさまざまな機能・性能のオーディオインターフェイスが販売されるようになりました。
今回は21のおすすめのオーディオインターフェイスを具体的に挙げながら、性能や特徴についてを主に詳しく紹介します。
オーディオインターフェースの使用方法①:音源制作
オーディオインターフェイスは以前より、ミュージシャンが音源を作るための機材として利用されていました。
自宅で録音する「宅録」をしたり音楽編集ソフトを利用したりしながら利用する、プロだけでなく一部のアマチュアの音楽家にとっても必需品です。
CDを制作するためだけでなく、同じバンドのメンバーに渡したり自分用のメモとして残したりする「デモ音源」を作る際にもオーディオインターフェイスは重宝されています。
以前はPCにのみ接続して利用されることが多かったですが、iPhoneやiPadが普及してから高機能な音楽編集アプリができ、端末に合わたオーディオインターフェイスを購入しアプリで音源を制作・編集している人も増えているようです。
オーディオインターフェースの使用方法②:動画制作
「歌ってみた」や「弾いてみた」をはじめとした自作の動画をインターネット上に投稿する人が増えたことにより、オーディオインターフェイスは動画を制作するための機材としても利用されるようになりました。
動画の視聴回数やファンが増えれば、人気者になれるだけでなく経済面でも潤うため質の高い音質の動画を制作するために、オーディオインターフェイスを使用する人が増えています。
本格的に動画を投稿し続けている人はPCを使ってデータを制作している人が多いですがiPhoneやiPadでもできることなので、初めて間もない方でも自分の端末に対応している、リーズナブルで扱いやすいオーディオインターフェイスを探している方が多いようです。
オーディオインターフェースの使用方法③:ライブ配信
昨今ではYouTubeでライブ配信する「ユーチューバー」や、ツイキャスというサービスを使ってライブ配信する「キャス主」といったように、ライブ配信者が急増しています。
動画の投稿と同様に芸能人にならずとも人気者になれたり、視聴者が増えれば経済的に潤う可能性もあるため、ライブ配信の質を向上するためにオーディオインターフェイスを購入する人も増えているようです。
ライブ配信もiPhoneやiPadを使えばできるので端末に対応している、入手しやすいオーディオインターフェイスを購入する人が急増しています。
オーディオインターフェースはなぜ必要なのか?
オーディオインターフェイスがなくても、パソコンやスマートフォンなどの端末に内蔵されているマイクを使えば充分だという方もいるのではないでしょうか?
確かに、ただ声を拾うには充分な機能を持っているかもしれません。
しかし実際のところパソコン・スマホに内蔵されているマイクというのは、ピンポイントかつクリアに音を拾うことに関しては劣ります。
実際に内蔵のマイクで録音した音源を聞くとエアコンの音や空気の音、何かに軽く手が当たった音などが入っていないでしょうか?
この音が雑音(ノイズ)となり、目的の音がかなり聞き取りづらくなってしまいます。
オーディオインターフェイスを使いマイクで声を拾うことで他の音を最小限の音量にし、声のみをピックアップすることが可能です。
また音楽系の録音をする際には特に、歌と楽器の音量・音質がちぐはぐになります。
内蔵マイクで同時に録音したものはどちらか一方を編集することもできず、音質もかなり悪いです。
これらの理由から、オーディオインターフェイスは必要な機材といえるでしょう。
オーディオインターフェースを選ぶ時のポイント
オーディオインターフェイスの需要の幅が広がっていることはお話しましたが、それに伴ってさまざまな機能・性能を持ったモデルが販売されるようになり、何を購入すればよいかの選択肢も増えました。
自分に合うオーディオインターフェイスを見つけ出すには、いくつかのポイントを踏まえておく必要がありそうです。
次にオーディオインターフェイスを選ぶ時に重視すべきポイントを紹介しますので、購入する際の参考にしてみてください。
オーディオインターフェースを選ぶポイント①:音質
オーディオインターフェイスは音に関する機材なので、やはり音質を重視しましょう。
音質の面でオーディオインターフェイスを選ぶ際には「サンプリングレート」と「ビットレート」に注目してください。
オーディオインターフェイスを購入する時に記載があると思いますが「サンプリングレート」は「Hz」と、「ビットレート」は「bit」とあるので確認してみましょう。
サンプリングレートはいわゆる「どれだけ高い音を収録可能か?」が数値となっており、数字が大きければ大きいほどよいです。
通常販売されているアーティストのCDなどの音源は44.1kHzで録音されており、音源制作を目的としてオーディオインターフェイスを購入するなら最低48kHzあるものか、それに近いものを購入するようにしましょう。
「ビットレート」はたとえて言うのであれば音量の解像度にようなもので、数値が高いと音の変化を細部に渡って表現することが可能になります。
オーディオインターフェイスは16bitのものか24bitのもののどちらかが多いですが、24bitの方が音質は良いです。
オーディオインターフェースを選ぶポイント②:パソコンへの接続・対応OS
オーディオインターフェイスには時々、MacかWindowsのどちらか一方でしか使えないものがあります。
両方で利用できるものの方が多く販売されているのですが、購入後に自分の使っているPCで利用できないことが分かって返品したという事例が時々あるようです。
あらかじめ確認するように気を付けていた方がよいでしょう。
PCにどのように接続するのかもチェックしてください。
USB接続タイプのものだとMac・Windowsともに主流なので、おすすめです。
特に「USB Type-C」といってコネクタの上下の区別がない形のものを選ぶと、USBの中でも新しいタイプのものなので長く利用できるようになると思います。
オーディオインターフェースを選ぶポイント③:iPad・iPhoneへの接続
パソコンの利用だけでなく、iPhoneやiPadにも接続したい場合に確認しましょう。
どんなジャンルの現場でも、iPhoneやiPadを効率よく活用しているところは多いと思います。
オーディオインターフェイスを持ち運び便利なiPad・iPhoneにつなげると、思い立った時にいつでも音源や動画を制作したりライブ配信したりすることが可能です。
しかもiPhoneやiPadに接続できるオーディオインターフェイスは、コンパクト且つ軽量なものが多くあります。
また接続・操作もシンプルで簡単です。
iPad・iPhoneではハイクオリティなサウンドを望めないのではないかと思う方もいるかもしれません。
確かにPCと比較すればiPad・iPhoneで、アプリを利用してできることは限られます。
しかし年々音楽編集アプリをはじめとするDTM関係のアプリは、その性能を高めているのです。
中にはアプリのみでオリジナルのCDを制作している人もいます。
将来的には今以上なさまざまな機能が利用できるようにもなると、予想されているようです。
オーディオインターフェースを選ぶポイント④:入力端子
入力端子は楽器やマイクのケーブルを差し込むジャックのことで、どのように使用したいかに合わせて入力端子の数・形状に注意し選ぶ必要があります。
入力端子の種類は標準フォン端子・キャノン端子・コンボジャックの3つです。
標準フォン端子はヘッドフォンの端子が大きくなったような形のもので、ギター・ベースなどのシールドケーブル(マイクケーブルにも時々このようなタイプのものがある)は主にこちらでつなぎます。
キャノン端子はほとんどマイクケーブルのための端子です(シールドケーブルにも時々キャノンタイプのものが見られる)。
そして標準フォン端子・キャノン端子の両方が接続可能になっているものが、コンボジャックになります。
まずは自分が何の音をいくつ同時に入力したいかを明確にし、必要な端子の種類・数を選びましょう。
さらに入力端子が合えばそのまま全ての機材を利用できるわけではないことにも注意してください。
標準フォン端子で接続するギターやベースなどの楽器は、接続しただけだとノイズ(雑音)が凄いです。
これをなくするHi-Z・ハイインピーダンス・Instrutments(INST)というモードがジャックについているかも確認しておきましょう。
オーディオインターフェースを選ぶポイント⑤:付属のDAW
DAWとはデジタル・オーディオ・ワークステーションの頭文字を取ったもので、DTM(音楽をPCなどで制作)するために録音・編集・編曲・ミックスなどの作業ができるシステムのことをいいます。
ミュージシャンの中で利用者が多い「Cubase」などの音楽制作ソフトや、音楽制作アプリ「GarageBand」もこの一種です。
オーディオインターフェイスの中には、グレードは低めながらDAWが付属されていることがあります。
低いグレードのものなので上級者にとっては不要の場合が多いものの、初心者はまず付属DAWから使いはじめる方も多いようです。
DAWは通常で購入すると、しっかりしたものだと10万円近くもかかり安い買い物とはいえません。
金銭的に余裕がない人にとっても、付属のDAWは嬉しいですよね。
購入したいオーディオインターフェイスをいくつかにまで絞ったら、最終的に付属のDAWを重視し選択するのもよいかもしれません。
オーディオインターフェースを選ぶポイント⑥:ファンタム電源の有無
マイクは大きく分けて、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類あります。
簡単に説明すると音楽ライブでボーカリストなどが主に使っている幅広く利用できるのがダイナミックマイク、レコーディングなどに使用され繊細な音までクリアに拾うのがコンデンサーマイクです。
もし自宅で利用し、サウンドによりこだわりたい場合はコンデンサーマイクの利用がおすすめになります。
ただしコンデンサーマイクを利用するためには、ファンタム電源(48V電源)がないと音が出ません。
コンデンサーマイクを利用したい方は、必ずファンタム電源が付いたものを選びましょう。
ちなみにマイクは主にコンボジャックの端子に接続すると先ほども説明しましたが、2つコンボジャックがあるオーディオインターフェイスでも片方にしかファンタム電源が付いていないものがあります。
コンデンサーマイクを2本以上同時に利用したい場合は、目的の数のジャックにファンタム電源が付いているかどうかも予め確認しておきましょう。
オーディオインターフェースを選ぶポイント⑦:予算
オーディオインターフェイスを選ぶ際に、コスパ(コストパフォーマンス)はかなり重要になってくると思います。
機材によっては1万円のものもあれば10万円のものも販売されいるため、初めにある程度自分の中で予算を決めておくとよいでしょう。
ちなみにかなり安価なものを購入して、失敗したという事例は多いです。
最近では安くて音質のよいものも販売されていますが、それでも特に1万円以下のものは多少注意が必要でしょう。
値段によっても音質・性能が変わるので、あまりに安いものはおすすめしません。
予算を押さえすぎると結局後で要らなくなり、逆に無駄にお金を使ってしまったというようなことになってしまうかもしれません。
オーディオインターフェースを選ぶポイント⑧:メーカー
オーディオインターフェイスを販売しているメーカーはかなりの数あります。
メーカーも重視して購入することがおすすめです。
というのもやはりオーディオインターフェイスでお馴染みのメーカーとしうのは圧倒的に信頼でき、確実に性能がよいものを販売しているからです。
特にオーディオインターフェイスで高性能なのは「Universal Audio」「RME」「Antelope Audio」で、プロの音楽家も使用しています。
やや高額ですが、音質の良さは確実なものでしょう。
iPhoneやiPadで利用できるオーディオインターフェイス「iRig」でお馴染みの「IK Multimedia」も信用できますが、時々偽物が出回っているとの噂です。
購入前にどのメーカーから販売されたものなのかをしっかりチェックし、後で後悔しないようにしましょう。