最終更新日: 2019年9月7日
ピアノのグリッサンド奏法とは?弾き方とコツをご紹介!
ピアノの奏法のなかで「グリッサンド」というテクニックがあります。
これを上手く使いこなせると、ピアノの演奏がグッと迫力があり、LIVE感が出てくる手法になります。
ここでは「グリッサンド」のやり方を動画も使って説明していきます。
ピアノのグリッサンド奏法とは?
- グリッサンドとは? ・・・ ピアノの演奏の手法の一つです。一音一音を区切ることなく、隙間なく滑らせるように、鍵盤を下から上へ(左から右へ)もしくは、上から下へ(右から左へ)曲のタイミングにあわせて、連続的に弾くやり方です。
- どういう意味なのか? ・・・ 潤滑油とかの「グリス」から来てると思いますが「グリッサンド」には「滑らせる」と言う意味があり、鍵盤を滑らせるよう弾
- 譜面上の表記 ・・・ 譜面上にそういう記載があります。"gliss”という記載は「グリス」と読み、その部分でグリッサンドさせる指示になります。
良く見ると、演奏中に「下から上」「上から下」とグリッサンドを使い分けています。
実演例(まらしぃの場合)
曲の以下の部分です。
- 7秒目・・・上から下へのグリッサンド
- 11秒日・・・下から上へのグリッサンド
演奏はニコニコ動画で有名なピアニスト「まらしぃ」です。曲は米津玄師の「LOSER」です。「まらしぃのピアノ・アレンジ版」になってます。
ピアノのグリッサンドの弾き方
- 駆け上がり・・・ 「下から上」のグリッサンドですが、右手の手のひらの甲を右に90度倒すようにし、鍵盤に4本の指を当てます。それぞれの指に均等に重さをかけて、撫でるように弾きます。
- 駆け下りる・・・ 「上から下」のグリッサンドですが、右手の手のひらの甲を左に90度近く倒すようにし、4本の指を丸めて爪の先を鍵盤に当てます。そのま爪で鍵盤なぞるように下降させて弾きます。黒鍵のみを連続的に下降させるグリッサンドもあります。
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長さ、タイミング・・・曲のテンポ、フレーズとしての使い方により、「短いグリッサンド」「長いグリッサンド」を使い分けるのがコツです。グリッサンドのスピードは曲のテンポにより、調節が必要です。