【2020年版】おすすめ入門リズムマシン・ドラムマシン10選
リズムマシン・ドラムマシンとは一体何なのか、リズムマシンとドラムマシンに違いはあるのか、など初心者の方や入門者のために、基本から解説していきます。後半では、おすすめのリズムマシン・ドラムマシンを10機に絞ってご紹介します。
リズムマシンとは?
そもそもリズムマシンというのは一体どういうものを指すのでしょうか。リズムマシンは電子楽器の一種で、ドラムやパーカッションに特化したシーケンサーとシンセサイザーが融合した機材になります。
ドラムのパートを自動演奏し、シンセサイザーやシンバルやスネアなどの音を、サンプリングし再生することができます。要するにリズムのパターンを作り再生する電子楽器ということです。ハードシーケンサーに似ていますね。
ドラム音源だけでなくベース音源も収録されているモデルもあります。
リズムマシンとドラムマシンの違いは?
リズムマシンとドラムマシン、この2つを聞いたことはあってもその違いまでは知らない、という人も多いのではないでしょうか。リズムマシンは前述の通り、リズムのパターンを作り再生する電子楽器の事でした。
リズムマシンには様々な名称があり、リズムボックスと呼ばれることもあれば、グループボックスと呼ばれることもあり、グルーヴプロダクションシステムなんていう長い呼び名もあります。
そしてその呼び名の一つが「ドラムマシン」というわけです。ハードシーケンサーと言われることもありますが、多くの場合は区別されています。
中にはサンプラーとして紹介されることもありますが、サンプラーとリズムマシンにはハッキリとした違いがあります。サンプラーというのはサンプリングした音を再生することは出来ますが、シンセサイザーが組み込まれていないので音色を作ることは出来ません。
但しサンプリングが主な機能のドラムマシンというのは、サンプラーとほぼ同じものと呼べるでしょう。リズムマシン・ドラムマシン、ハードシーケンサー、サンプラーと似てはいるものの、違いがハッキリとしているので覚えておくようにしましょう。
リズムマシンの基本的な使い方
リズムマシンの操作は基本的に2つだけなので、初心者でも簡単に演奏することができます。どの音色をどのタイミングで鳴らすか、たったこれだけです。
リズムマシンにはシンセサイザーのように鍵盤が付いていません。鍵盤の代わりにパッドが付いており、このパッドにスネアやシンバル、モデルによってはベース音などの音色が割り振られています。機材の種類によってはパッドに割り振る音から決められるものもあります。
まずはどの音を出したいかを決めたら、次は音のタイミングを決める入力の工程です。リズムマシン・ドラムマシンには、入力の方法が2種類あり、1つはステップ入力です。ステップ入力は16個のボタンを押して音符を入力していきます。1から16を1周すると1小節となります。入力に演奏技術が必要ないので、非常に簡単にトラックを作ることが出来るのです。
もう1つはリアルタイム入力といって、ステップ入力とは真逆の入力方法。叩いたパッドの演奏をそのまま録音する為、演奏技術が求められます。人間が叩いたリズムそのものなので、程よいグルーヴ感が生まれるのが魅力です。
機材によって出来ることは違いますが、共通した基本的な操作は以上の2つだけ。最後に再生ボタンを押せば、設定した音色とタイミングがループで再生されます。
リズムマシンを選ぶポイント
リズムマシン・ドラムマシンを選ぶポイントはいくつかあります。入門者の方は自分の環境に合った特徴を選ぶことで、快適なミュージックライフを得られることでしょう。メーカーによって、リズムマシン・ドラムマシンにもメーカーの色が出ているのも面白い点です。
リズムマシン・ドラムマシンをどのような用途で使用するのかによって必要な機能が違ってきます。細部までこだわりたいのか、直感で操作出来るタイプが良いのかなど、用途を明確にしておくと自分好みのリズムマシン・ドラムマシンを探しやすくなります。
それでは選ぶ際のポイントを簡単にご紹介します。
音色で選ぶ
やはり楽器ですので音色が重要になってきます。リズムマシン・ドラムマシンの音色というのは、音声合成の回路がアナログであるかデジタルであるかで決まるのです。2つの音色の違い、メリットデメリットを解説していきます。
アナログ
アナログは特にリアルなドラムの音色に特化しており、温かくて太い音が特徴的です。パラメーターが少ないため音作りの幅は広くないのがデメリットですが、リアルなドラムの音やリズムを楽しみたい方におすすめ。
デジタル
デジタル回路のメリットは、プリセットの数が多い、リズムや音色作りの自由度がとても高い、アナログよりも安いなどです。デジタルのドラム音も、アナログに引けを取らないようなリアルな音を出すモデルもあります。
デジタル回路のモデルは音色の種類が多く、ドラム音源やパーカッション音源だけでなくベース音源などの、ドラム音源以外の音色も収録されているのが特徴的です。中にはアナログのリズムマシン・ドラムマシンをデジタルで再現したモデルもあるので、予算や自分の環境にあった方を選ぶと良いでしょう。