ピアノ初心者におすすめのクラシック練習曲10選をご紹介!
ピアノを始めたけど、どの練習曲を選んだらいいの?という疑問を練習の目的別でご紹介致します!練習曲はたくさんあって迷ってしまいますよね。ピアノがもっと上手になりたい方のために、練習の仕方とともに詳しく解説していきたいと思います。
ピアノの練習曲
ピアノはまだ始めたばかり。
もっと上手くなりたいけど練習曲が沢山あって迷っている…という方に向けて書いた記事となります!
筆者もピアノを続けていますが、練習曲はどれにしようか結構悩みます。
技術力をもっと上げたい
表現力を磨きたい
単調な練習だと飽きてしまうから楽しい曲を練習したい
など、練習に求めたいことは色々あると思うので目的別に抜粋した練習曲をご紹介いたします!
全て初心者の方におすすめのクラシック曲となっていますので参考にして頂けたらと思います。
ピアノ初心者におすすめのクラシック練習曲10選
ピアノ初心者におすすめのクラシック練習曲10選をご紹介します。
練習成果の目的別に選びました。
練習の仕方と共に紹介致しますので、ご覧になって頂ければと思います!
ピアノの基礎を身に付ける定番の練習曲3選
音を正確に弾けるようにしたい
指を綺麗に動くようにしたい
テンポや強弱をつけられるようにしたい
といった基礎的な要素を身に付けたい方におすすめの定番曲3選をご紹介します。
ハノン
練習曲といったらこれ!という程定番なハノン。
ピアノ入門にぴったりの曲集です。ウォーミングアップにもなるので初心者からプロの演奏家まで幅広く使われています。
この教本を一通りこなせばかなり指の力が付きます。
10本の指を均一に動かし滑らかな動きを目指しましょう!
手首が上下に動いてしまうという方も一定の動きで出来るようになります。
音のミスはあまり気にせず、手首を意識してみるといいと思います。
曲が単調で飽きてしまう時はリズムを変えてみたりスタッカートで弾いてみるのも大事です!
以前よりスラスラと弾けるようになります。
ハノンの後半はスケール(音階)やアルペジオの練習も出来るようになっています。
スケールやアルペジオが苦手という方は多いです。ミスを気にしてしまったり手の幅の広げ方が難しいですよね。
全部の調のスケールとアルペジオが収録されているのでどの位の幅で弾けば正しい音になるのかというコツを身に付けましょう!
練習ポイント
- 指や手首の動きを滑らかにする
- リズムやアーティキュレーションに変化をつける
- スケールとアルペジオを覚える
ツェルニー30番
ツェルニー30番は初級~中級に行く入門として使われています。
ハノンよりもっと曲らしいものになっているので、楽しみながら練習をしたい方におすすめです!
ツェルニー30番では少し難しいリズムが出てくるので、リズム感を掴むための基礎練習にもなります。
強弱やスタッカートの記号も沢山出てきます。曲調に合っているものが多いので、そこまで意識をしなくても弾きやすいですね。この記号をはっきりと弾くことが大事です。
ツェルニー30番では左手も右手と同じくらい使います。左手の動きが中々良くならない…という方は2番や18番を中心に練習してみましょう!
練習ポイント
- リズム感を掴む
- アーティキュレーションをはっきりする
- 左手の動きを強くする
ルクーペ ピアノの練習ABC
ちょっと変わった曲もやってみたい、という方におすすめなのが「ルクーペピアノの練習ABC」です。難易度は初級の中でも簡単な方になります。
「ルクーペピアノの練習ABC」には、まず曲をやる前に予備練習曲があります。
予備練習曲とは、その後の曲に繋がるためのポイントを押さえた小曲です。何のためにこの曲をやるの?というのが分かりやすいですね。
この練習曲集は音階やメロディーの指使いが工夫されています。
他の練習曲に飽きてしまったら、この曲集は新鮮に感じられると思います!
やりたい曲だけ抜粋して、ハノンやツェルニーと一緒に練習すると効果的です。
練習ポイント
- 予備練習曲でポイントを押さえる
- 指使いの練習
- 他の練習曲と併用して使う
表現力を磨く練習曲4選
表現豊かに演奏をしたい
もっと音色を綺麗にしたい
上手に聞こえるように演奏力をつけたい
という表現面での要素を身に付けたい方におすすめの定番曲4選を紹介します。
湯山昭 お菓子の世界
この「お菓子の世界」はピアノを学ぶための教本として大ベストセラーとなっている楽譜です。
ちょっと表紙が怖いかもしれませんが、中身は可愛い世界観の曲が詰まっています!
「ショートケーキ」「金平糖」など曲名がお菓子の名前になっています。
イメージが付きやすいので表現力を上げるのに最適な曲ばかりです。
ワルツ、ジャズ風、和風の音階など色々な曲調となっているので、1冊通しても飽きずに楽しく練習できます。
そこまで難しくないのに聴きごたえがあるので、発表会用の曲にもぴったりです!
例えばこの曲「バウムクーヘン」
最後にかけての盛り上がりは弾いてて楽しいですし、ステージ映えする曲となっています!
他にも素敵な曲が沢山あるので、ぜひ練習に取り入れてほしいと思います。
練習のポイント
- 曲の世界観を表す
- 色んな曲調を楽しむ
- ステージで演奏する想像する
ブルグミュラー 25の練習曲
初めて曲のイメージをつけて演奏をする事に最適なのが「ブルグミュラー25の練習曲」です。
ピアノを弾くことに慣れてきて中級に入門していくという時に使われる練習曲集です。
楽譜を読むことを譜読みといいます。
譜読みが簡単に出来るようになれば、この曲集が面白く感じると思います!
そのためには文字を読むように自然と音符を読めるようになると良いですね。
「すなおな心」「無邪気」「シュタイヤー舞曲」と題名が付いているので、曲想を考えて弾いてみると上手に聞こえます。
強弱やクレッシェンドなどの記号が増えたり、ペダルを使うことも覚えます。
この事を理解して弾けるようになると、もっと難しい曲も出来るようになります。
練習のポイント
- 譜読みがスラスラ出来るようにする
- 曲想をつける
- 強弱などの表現を身に付ける
エリーゼのために
ピアノの曲といえばこれですね!
左手の動きが複雑に見えますが、アルペジオの練習をしておくと綺麗に弾けます!
左手から右手のメロディーが一つに繋がって聞こえるように弾いてみましょう。
中盤で曲調が変わり速いパッセージとなります。
ここも始めから速く弾くのではなく、ゆっくり片手から練習します。
培われた基礎を生かして難しいところも弾けるように練習してみてください。
練習のポイント
- 左手のアルペジオを滑らかに弾く
- まずはゆっくりとした速度で練習する
- 基礎を生かし難所も弾けるように
ショパン ノクターン20番
この曲は純粋な難しさでいうと中級程度の曲です。
でも音符が少ないのと全体的に同じ流れなので、譜読みが得意であれば割と簡単な曲だと思います!
弾きやすいし、深みがあってかっこいい…という曲は中々ないですね。
短調で物憂げなメロディーなのでこの雰囲気に入り込んで弾いてみましょう!
ショパンは音の正しさや理論よりも、音の美しさを表現すると良い演奏につながります。
練習のポイント
- 曲の寂しい感じを表現する
- 音のミスは考えすぎず気持ちよく弾いてみる
- 感情を込めて弾く
ピアノを楽しむ練習曲3選
もっと色んな曲を弾いてみたい
楽しく練習したい
という方におすすめの練習曲3選を紹介します。
ソナチネ
ソナチネとは曲の形式のことを指します。
1~3楽章まであるので全体を通してどう聞こえるかを意識して練習してみましょう!
レコーダーで録音して聞いてみるのもおすすめです。
ここではクレメンティのソナチネを紹介したいと思います。
ソナチネはテンポが速い曲が多く、そうなると右手の動きが大変です。
力を入れすぎて弾いてしまうと速く弾けないので、軽い感じで弾いてみるのが大切です!
難しいかもしれませんが、脱力することは本当に大事になってきます。
練習のポイント
- 一つの曲として仕上げる
- 録音して自分の音を聞く
- 力を入れすぎない
パッヘルベルのカノン
簡単で知ってる曲をやってみたいという方におすすめの曲です!
ゆったりしたメロディーなので、テンポを一定に保って弾いてみましょう。
綺麗なメロディを歌いながら演奏するのも大切です。
音の強弱をつけると単調なメロディも飽きずに聞こえます。
練習のポイント
- 曲のは速さを保つ
- メロディーは歌うように
- 音の強弱をつける
先生が選んだピアノ名曲120選 Ⅰ
この楽譜には「メヌエット」等のピアノ入門者におすすめの定番曲が56曲入っています!
幅広い時代の名曲が弾けるので、満足感を得られる一冊です。
この中から発表会用に選んだり、目標としたり、用途は様々です。
ピアノ初心者としての仕上げとして、この楽譜を選んでみてはいかがでしょうか?
練習のポイント
- 曲のレパートリーを増やす
- 一曲選んで目標にしていく
- 今までの練習を生かす