【23選】歴代ディズニー映画で利用されている、一生忘れられない名曲23選

子どもから大人まであらゆる世代に愛されているディズニー映画。
そこに使われている曲は古いものはスタンダードとなっています。
そして新しいディズニーソングも次々と誕生しています。
ここではディズニー映画の名曲の中から選りすぐりの23曲を紹介します。

記事の目次

  1. 1.ディズニー映画とは
  2. 2.1980年代~1990年代の名曲
  3. 3.1930年代~1970年代の名曲
  4. 4.2000年代以降の名曲
  5. 5.まとめ
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カルロ・コッローディ(Carlo Collodi)の童話「ピノッキオの冒険(Le Avventure di Pinocchio)」を原作とするアニメ映画です。
この作品に登場するコオロギのジミニー・クリケット(Jiminy Cricket)は、この後のいろいろな作品でストーリーテラー的な役割をすることが多いキャラクターです。

12.星に願いを(When You Wish Upon A Star)

この曲もスタンダード・ナンバーとして数えきれないほどのアーティストに歌われ、演奏されています。
また歌詞にはウォルト・ディズニーの考えが強く表現されているため、ディズニーランドでもよく使用されています。

When you wish upon a star, makes no difference who you are
Anything your heart desires will come to you
If your heart is in your dream, no request is too extreme
When you wish upon a star as dreamers do

この部分を和訳してみると次のようになります。
「星に願いをささげるとき、それが誰かは関係ない。
あなたが心に描く望みはなんでも叶うだろう。
あなたが夢見ているのなら、夢を見る他の人たちと同じように星に願いをささげても、
どんな願いも大げさすぎたりはしない。」
これはディズニーの精神を表すと言われる言葉「If you can dream it, you can do it.(夢見ることができれば、実現できる。)」に通じるものがありますね。

南部の唄(Song of the South)(1946)

Photo by BRAD_RADICAL

白人の少年と黒人のリーマスおじさんの交流を描いた作品です。
この作品は実写とアニメを融合させています。
アニメパートはディズニーランドでも人気のアトラクション「スプラッシュ・マウンテン」の元ネタです。
しかし、この作品は見たことがない方が多いかもしれません。
なぜなら2019年の現在では、DVDなどのソフトは発売されておらず、テレビやストリーミングでの放送もないからです。
詳しい事情はWikipediaなどをご覧ください。

13.ジッパ・ディー・ドゥー・ダー(Zip-A-Dee-Doo-Dah)

この不思議な呪文のような歌は、ディズニーランドでもよく使われています。
楽しくてウキウキする気持ちのときに、つい口ずさんでしまう曲です。

シンデレラ(Cinderella)(1950)

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「シンデレラ・ストーリー」という言葉もあるように、普通の女の子がプリンセスになる物語です。
古くからある童話「灰かぶり姫」をもとにしたもので、シンデレラという名前も本来は「灰をかぶったエラ」という意味です。
ウォルトはシンデレラの境遇に自分を重ねたのか、この作品が一番好きだと語ったということです。

14.夢はひそかに(A Dream Is A Wish Your Heart Makes)

映像は2015年に実写映画化されたときのものです。
この曲はピノキオの「星に願いを」と同じくらい重要なディズニーソングの1つです。
特に最後に歌われる部分の歌詞に注目してみます。

No matter how your heart is grieving
If you keep on believing
The dream that you wish will come true

この部分を和訳すると、
「どんなに気持ちが嘆き悲しむことがあっても、
信じ続けていれば、あなたの望む夢は叶う」
となります。
「星に願いを」では、「大げさすぎる夢はない」と言って、夢見ることの大切さを伝えてくれています。
そしてこの「夢はひそかに」では、「どんなに苦しくても信じ続ければいつかは叶う」と、信じて努力し続けることが大事だと教えてくれます。

メリー・ポピンズ(Mary Poppins)(1964)

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P.L.トラヴァース(P.L.Travers)の小説「メアリー・ポピンズ(Mary Poppins)」を原作とする映画です。
※タイトルの「Mary」の部分は原作小説は「メアリー」、ディズニー作品では「メリー」と表記します。
この映画では実写とアニメの合成という手法が使われています。
ウォルトがこの作品をどうしても映画化したかった、というのは2013年の映画「ウォルト・ディズニーの約束(Saving Mr.Banks)」を観ればよくわかります。

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また音楽的には楽曲の作詞・作曲をシャーマン兄弟(The Sherman Brothers)が手掛けています。
シャーマン兄弟はディズニーランドのイッツ・ア・スモール・ワールド(It's A Small World)を作ったことでも有名です。
またこのメリー・ポピンズは、50年以上の時を経て2018年(日本では2019年)に続編となる「メリー・ポピンズ・リターンズ(Mary Poppins Returns)」が公開され話題になりました。

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15.スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(Supercalifragilisticexpialidocious)

アルファベット34文字から成る長いタイトルのこの曲は、ミュージカル版「メリーポピンズ」でも一番盛り上がる曲です。
映画版ではジュリー・アンドリュース(Julie Andrews)の魅力あふれる作品になっています。

ジャングル・ブック(The Jungle Book)(1967)

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ラドヤード・キップリング(Rudyard Kipling)の小説を原作とする映画です。
オオカミに育てられた少年モーグリ(Mowgli)を主人公とする物語で、名曲が散りばめられた作品です。
音楽的にも評価が高い作品で、2016年にディズニーが実写でリメイクした時も、アニメ版の楽曲を使用していました。

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16.君のようになりたい(I Wan'na Be Like You)

サル(ape)の王様であるキング・ルーイ(King Louie)が人間であるモーグリを相手に、人間になりたいと歌う曲です。
歌うのはキング・ルーイ役を演じているルイ・プリマ(Louie Prima)です。
もともとキング・ルーイの声はルイ・アームストロングと考えて曲を作っていたのですが、サルの声に黒人を使うのは良くないだろうということで白人のルイ・プリマになったという話があります。
(こちらのニューヨークタイムズの記事をよろしければご覧ください。)

“We were thinking about Louis Armstrong when we wrote it, and that’s where we got the name, King Louie,” said Mr. Sherman. “Then in a meeting one day, they said, ‘Do you realize what the N.A.A.C.P. would do to us if we had a black man as an ape? They’d say we’re making fun of him.’

“I said: ‘Come on, what are you talking about? I adore Louis Armstrong, I wouldn’t hurt him in any way.’ ”

ニューヨークタイムズのウェブサイトに2013年6月20日付で掲載された記事

そのためか、ディキシーランド・ジャズに仕上がっていて、サッチモっぽい曲になっています。

2000年代以降の名曲

Photo by joiseyshowaa

この時代も、1980年代後半から90年代にかけてのいわゆるディズニー・ルネサンス期や、ウォルトが生きていた時代に負けないほどディズニー映画がヒットしている時代と言えるのではないでしょうか。
特に「アナと雪の女王(Frozen)」の成功は大きく、テーマソングである「レット・イット・ゴー(Let It Go)」は日本をはじめ世界中で大ヒットしました。
また、ピクサー作品などのミュージカル以外のディズニー映画に使われているテーマソングにも多くの名曲があるのがこの時代です。

ティガー・ムービー~ プーさんの贈りもの(The Tigger Movie)(2000)

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古くから人気のある「くまのプーさん(Winnie The Pooh)」シリーズの映画作品になります。
その中でも人気のある虎のキャラクター、ティガー(Tigger)が主人公となる物語です。
この作品はウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの製作ではなく、ディズニー・トゥーン・スタジオにより製作されました。

17.ユア・ハート・ウィル・リード・ユー・ホーム(Your Heart Will Lead You Home)

アメリカの人気歌手、ケニー・ロギンス(Kenny Loggins)シャーマン兄弟とともに作った名曲です。

日本では東京ディズニーランドで25周年に合わせて行われていたパレード「ジュビレーション!(Jubilation!)」のメインとなる楽曲として使用されていました。

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魔法にかけられて(Enchanted)(2007)

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ディズニーが2007年に送り出したプリンセス作品は、パロディ満載の「ネタ映画」とも言える作品。
しかしストーリーもしっかりできていて、話のオチまでいろいろと考えさせられる作品です。
音楽ファン、特にミュージカルファンにとっては、イディナ・メンゼル(Idina Menzel)が、ストーリーの冒頭から最後の最後まで出てくるメインのキャラクターを演じているのに歌わないという「究極のイディナ無駄づかい映画」としても知られています。
ちなみにイディナは1996年の「レント(Rent)」でトニー賞助演女優賞にノミネートされ、2003年の「ウィキッド(Wicked)」では主演女優賞を受賞しています。

18.想いを伝えて(That's How You Know)

おとぎの国から現実世界にやってきたジゼルが、ロバートに恋のアドバイスをするために突然歌い出す曲です。
「突然歌い出し」、「まわりもそれに合わせて」、「みんなで踊る」というミュージカルのお約束的な展開に対してロバートが慌てる様子が面白いシーンです。
当時はやりはじめていたフラッシュモブも意識しているのかもしれません。

ティンカー・ベル(Tinker Bell)(2008)

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1953年公開の名作「ピーター・パン(Peter Pan)」に登場する妖精ティンカー・ベル(Tinker Bell)を主人公とした作品です。
この作品も人気があり、シリーズ化されています。
ティンカーベルの仲間の妖精たちが、シリーズを通してたくさん登場します。
そんなティンカーベルと仲間たちは、東京ディズニーシーで数年間「スプリング・カーニバル(Spring Carnival)」の案内人を務めていたこともありました。

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19.フライ・トゥ・ユア・ハート(Fly To Your Heart)

ディズニーチャンネルで人気の歌手セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)が歌うテーマソングです。
妖精たちが飛び交う様子が浮かんでくる名曲ですね。
先ほど紹介した東京ディズニーシーのスプリング・カーニバルでも使用されていました。

塔の上のラプンツェル(Tangled)(2010)

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ディズニーアニメーションスタジオ製作の記念すべき50作品目。
アフリカ系アメリカ人のティアナをプリンセスとした「プリンセスと魔法のキス(The Princess and the Frog)」に続けて公開になったプリンセス作品です。
この作品はグリム童話の「髪長姫(Rapunzel)」を原作としています。
しかしストーリーはかなり変わっていて、活発で積極的なプリンセスが活躍する物語になっています。

20.輝く未来(I See The Light)

ラプンツェルとフリンがそれぞれ相手に対する想いを歌っていますが、実際には心の中の声だと思います。
それでもハモっているところが素敵です。
ランタンが飛んでいく幻想的なシーンと併せてロマンティックな場面ですね。

ズートピア(Zootopia)(2016)

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動物たちの暮らす世界で繰り広げられる物語です。
といってもライオンキングのようにリアルな動物の世界ではなく、キャラクター化された動物たちが活躍します。
その中で警察官を夢見て都会にやってきたウサギのジュディとキツネの詐欺師ニックがコンビを組み事件を解決します。

21.トライ・エブリシング(Try Everything)

劇中でポップスターのガゼル(Gazelle)の声を演じるシャキーラ(Shakira)が歌っています。
日本ではDream Amiがカバーし、日本でのプロモーションに使用されました。

モアナと伝説の海(Moana)(2016)

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南太平洋を舞台に、少女モアナがハワイ神話に登場する半神マウイとともに冒険する物語です。
アメリカはもちろん日本でもヒットしました。

22.どこまでも~How Far I'll Go~(How Far I'll Go)

ディズニー映画で主人公が自分の願望を歌う「I Wantソング」として作られた1曲です。
モアナがどこまでも遠くへ行きたいという思いを切々と歌い上げています。

アナと雪の女王(Frozen)(2013)

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最後に紹介するのはアンデルセン童話「雪の女王」をもとに作られたアニメ映画です。
しかしもとの童話とはかなり違ったストーリーになっています。
アナとエルサという2人のプリンセスの物語というのもディズニーアニメとしては斬新な設定でした。
(エルサは序盤でクイーンになりますが。)
音楽的には「魔法にかけられて」で無駄づかいしたイディナ・メンゼルをこれでもかとフィーチャーします。
映画も音楽も大ヒットし、短編がいくつか製作されたのち、2019年11月には「アナと雪の女王2(Frozen 2)」が公開されます。

23.レット・イット・ゴー(Let It Go)

この映画のテーマソングであり、日本でも大ヒットしました。
21世紀のディズニーソングの1番の名曲とも言えるかもしれません。
この曲を歌うエルサの役をイディナ・メンゼルが担当し、劇中でも披露しました。
エンディングで流れるバージョンはデミ・ロバート(Demi Lovato)が歌っています。
作者のロバート・ロペス(Robert Lopez)クリステン・アンダーソン=ロペス(Kristen Anderson-Lopez)はイディナの音域に合わせて楽曲を作ったため音域が広く、歌うのが難しい曲になりました。
アカデミー賞でイディナがこの曲を生で披露することになった時に、日本のアナウンサーはイディナをあまり知らなかったのか、「この曲を生で歌うのは無理なんじゃないでしょうか。」と言っていました。
しかしミュージカルで数々の舞台を踏んでいるイディナは、当然見事な歌声を披露し喝采を浴びました。
それ以降イディナの名前は日本でも知られるようになり、日本の音楽番組にも出演していました。

まとめ

Photo by greyloch


ディズニーソングの名曲は、今回この記事で紹介した以外にも数多くあります。
もしかしたら、あなたのお気に入りの曲が選ばれていないとお思いかもしれません。
また機会がありましたら、ぜひ今回とは違うディズニーソングを紹介できればと思います。
2019年はディズニーファンにとっては多くの劇場公開作品があり、忙しい1年です。
きっとまた新たなディズニーの名曲が生まれるに違いありません。
ディズニー映画の多くがミュージカル作品ですが、Flipper'sにはミュージカルのオススメ記事もあります。
よろしければご覧ください。

また、「アナと雪の女王」でエルサを演じたり、「魔法にかけられて」でナンシーを演じたイディナも出演したドラマ、グリー(GLEE)に関する記事もありますので、ご覧ください。

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