沖縄出身のバンド・アーティスト・歌手10選!
日本の音楽シーンにおいて、活躍している沖縄出身のバンドやアーティスト・歌手をご紹介していきます。恵まれた自然と温暖な気候に育まれた輝く才能が、日本全国のリスナーの心を掴んで離しません。沖縄出身のおすすめのミュージシャン10選です!
沖縄出身のバンド・アーティスト・歌手を知りたい
はいさい!(みなさん、こんにちは!)ところで、日本の音楽界に沖縄出身のミュージシャンはどのくらいいるのでしょうか?
沖縄は昔から『芸能の宝庫』と呼ばれ、多くの優れた才能を輩出し、芸能界を華やかに彩っています。
日本最南端の魅力的な島の出身者にはどのようなバンドやアーティスト、歌手がいるのかを見ていきましょう。うにげーさびら(よろしくお願いします!)
沖縄出身のミュージシャンはどうして多い?
沖縄出身のミュージシャンは、バンドでもソロアーティストでも男性、女性に関わらず才能豊かな人が多いのはなぜでしょうか?
沖縄には温暖な気候と、ゆったりとしたおおらかな県民性に育まれた、独特な風土があります。日頃から歌を歌ったり踊りを踊る習慣があり、音楽的に恵まれた環境といえます。
また、有名な沖縄アクターズスクールに象徴されるように、幼少の頃からたくさんのライバルたちと切磋琢磨して、芸を磨く環境があるのも大きいでしょう。
琉球民族の持つ、彫りの深い顔立ちもまた芸能向きといえますね。
沖縄出身のバンド・アーティスト・歌手5選女性編
それでは沖縄出身の有名なアーティストをご紹介いたしましょう。まずは女性編です。
バンド・グループ
Kiroro
キロロは1995年に結成された女性2人組のユニットで、メンバーはボーカルの玉城千春さんとピアノ・キーボードの金城綾乃さんです。
沖縄の高校の同級生であった2人は、1996年にインディーズでデビューします。そのデビュー曲は彼女達の代表曲として今も人気の高い『長い間』で、沖縄県だけで1万枚を売り上げました。
その後1998年のメジャーデビューにもシングル曲として起用され、累計販売枚数は140万枚を超えるミリオンセラーとなっています。
『キロロ』の名前の由来は、玉城さんが子供の頃に訪れた北海道でアイヌ語の「kiroru」(人の足跡によって踏み固められた土地の意)と「kiroro-an」(強い、大きいという意)からきているそうです。沖縄なのに、アイヌ語が由来なんて興味深いですね。
未来へ
HIGHandMIGHTYCOLOR
HIGH and MIGHTY COLORは、沖縄で『アンチノブナガ』というヘヴィーメタルバンドで活動していた5人とヴォーカルのマーキーが出会い、2004年に結成された男女混成のロックグループです。
女性のマーキーさんがメインボーカリストということで、今回は女性のグループの括りにさせていただきます。
2005年にシングル『PRIDE』でメジャーデビューを果たし、その後も『一輪の花』がオリコン最高2位にランクインするなど人気を博しますが、マーキーさんの脱退などを経て2010年には惜しまれながら解散をしています。
一輪の花
アーティスト・歌手
SPEED
SPEEDは1996年に結成された女性4人組ダンス・ボーカルグループで、沖縄アクターズスクール出身なのは有名な話です。
リーダーの新垣仁絵さん、上原多香子さんがダンス&コーラス、今井絵理子さんと島袋寛子さんがメインボーカルを担当し、多くのヒット曲を世に送り出しました。
デビュー当時、メンバーが全員小学生、中学生であったことでも話題を呼びましたが、その若さながらパフォーマンスの完成度の高さは誰もが認める程でした。
2度の解散と再結成を繰り返し、現在は実質的に活動を行なっていませんが、今でも彼女達の残した楽曲の輝きが色褪せることはありません。
MyGraduation
Cocco
Coccoさんは沖縄出身の女性シンガーソングライターで、1996年のメジャーデビューから一時期の活動休止期間を挟み、現在まで活動を続けています。
もともとバレリーナを目指してオーディションを受けていた彼女ですが、その資金調達のために受けた歌手オーディションで才能に目をつけられ、デビューするに至ったといいますから、人生何があるか分かりませんね。
独特な感性で、ソロミュージシャンとして注目を集めた彼女ですが、その才能は音楽だけに留まらず絵本やエッセイ、舞台や映画への出演など多岐にわたっています。
強く儚い者たち
安室奈美恵
安室奈美恵さんは沖縄アクターズスクール出身で、SPEEDのメンバーの先輩にあたる、日本を代表する女性ソロアーティストです。
1991年、中学2年生の時『SUPER MONKEYS』のメンバーとしてデビューを果たし、翌年にはソロとして活動をはじめます。
『TRY ME〜私を信じて〜』『CAN YOU CELEBRATE ?』『HERO』など数多くの国民的大ヒット曲を送り出し、アムラーと呼ばれるフォロワーを生み出すなどその社会的な影響力は計り知れません。
2018年惜しまれながら引退をしましたが、安室さんの歌、そしてその存在はこれからも多くの人の心を勇気づけてくれることは間違いありません。
BabyDon’tCry
沖縄出身のバンド・アーティスト・歌手5選男性編
女性陣はなかなか豪華な顔ぶれとなりましたが、男性だって負けてはいません。それでは男性の有名なアーティストをご紹介していきましょう!
バンド・グループ
MONGOL800
MONGOL800は1998年に結成された3ピースのロックバンドで、デビューしたての若手の頃から現在に至るまで、沖縄を拠点して活動しています。
高校の同級生であったうえず清作さん(ベース、ボーカル)と高里悟さん(ドラム、ボーカル)、儀間崇さん(ギター、ボーカル)の3人で活動を続けていましたが、2019年にギターの儀間さんが脱退し、現在は2人での活動を行なっています。
代表曲の『小さな恋のうた』や『あなたに』の大ヒットにより全国的な人気を博しますが、一貫して地元の沖縄を大切にし続ける姿勢に、ファンはさらに惹かれるのかも知れませんね。
小さな恋のうた
ORANGERANGE
ORANGE RANGEは沖縄出身のロック・ミクスチャーバンドです。
中学時代の同級生やその兄弟、友人で結成され2002年にインディーズデビューを果たします。まだ若手の高校時代に800人もの動員を記録していますから、相当な人気者だったのでしょうね。
そんな注目の彼らは翌年にメジャーからシングル『キリキリマイ』でデビューします。同年には『上海ハニー』で大ブレイクを果たし、立て続けにヒット曲を生み出しています。
音楽的にはロックバンド的な演奏にヒップホップやエレクトロ、レゲエなどの要素を取り入れたり、打ち込みやサンプラーを多用して、色彩豊かな世界を表現しています。
2005年にオリジナルメンバーのドラムKATCHANが脱退しますが、サポートメンバーを加えて現在も活度を続けています。
以心伝心
BEGIN
BEGINは沖縄出身の幼馴染みであった、比嘉栄昇さん(ボーカル、ギターなど)と島袋優さん(ギター、ボーカルなど)、上地等さん(キーボード、ボーカルなど)の3人で結成されたバンドです。
伝説的音楽勝ち抜き番組『いかすバンド天国』に出場し、チャンピオンとなり1990年にメジャーデビューを果たします。
デビュー曲である『恋しくて』はCMソングに起用され、彼らの人気は一躍全国的なものになりました。
上地さんと島袋さんは東京に住んでいますが、メインボーカルである比嘉さんだけは現在でも沖縄で生活をしています。
島人ぬ宝
アーティスト・歌手
DAPUMP
DA PUMPは、1996年に沖縄アクターズスクール出身生によって結成されたボーカル&ダンスグループで、1997年に『DA PUMP』としてavexからデビューを果たしています。
翌年にはテレビのレギュラー番組を持ち、5年連続で紅白歌合戦に出場するなどめざましい活躍を見せます。
その後メンバーの脱退や活動休止、方向性の違いなどによりオリジナルメンバーは現在ISSAさんだけとなっています。
プロデューサーのm.c.A・Tさんによる楽曲は、ヒップホップをベースにして、キャッチーなメロディーにラップを絡ませ、ダンスポップをお茶の間レベルに昇華させることに成功しています。
U.S.A.
三浦大知
三浦大知さんは沖縄出身の歌手でありダンサーです。作詞・作曲から演出・振付までをも行うエンターテイナーの彼は、幼い頃に聴いたマイケル・ジャクソンに多大な影響を受けています。
1997年に沖縄アクターズスクール出身のメンバーで結成された『Folder』のメインボーカリストとしてデビューします。三浦大知さんは当時まだ9歳でしたが、抜群の歌唱力で、まさにジャクソン5を彷彿とさせていました。
2014年にソロアーティスト『三浦大知』としてデビューし、翌年には全国ツアーを敢行しています。
今までに8枚のアルバムと26枚のシングルを発表し、その多くがトップ10入りを果たしています。
歌唱力のみならずダンスの腕前にも定評がある彼からは、今後も目が離せません。
COLOURLESS
沖縄出身のバンド・アーティスト・歌手のまとめ
沖縄出身のバンドやアーティスト・歌手をご紹介してきました。日本が誇る魅力溢れる島、沖縄からは才能に満ちたミュージシャンがたくさん誕生していることがわかりました。
まだ私たちが知らない新しい才能が、きっと今日も沖縄の地で仲間たちと切磋琢磨している事でしょう。まだ見ぬ素晴らしいアーティストの登場にも期待がふくらんでしまいます。