【2020年版】イタリア音楽の最新ヒット曲〜伝統の曲まで大紹介【8選】
今イタリアではどんな音楽が流行っているかご存知ですか?
こちらではイタリアの音楽史の特徴をまとめ、現在どんなアーティストや曲が注目されているかをご紹介しています。
ぜひ、イタリア音楽に触れてみてください!いい曲がたくさんありますよ。
イタリア音楽といえば?
イタリア音楽というとどういう音楽を想像されますか?
すぐに浮かぶのが、カンツォーネ、オペラ、といったジャンルではないでしょうか。
『オーソレミオ』とか『帰れソレントへ』、そして2006年の冬季オリンピックでフィギュアスケート選手であった荒川静香選手が金メダルを取った際に使用されたプッチーニの曲『トゥーランドット』は有名になりましたよね。
学校の音楽の教科書でも習う、『四季』の作曲者であるヴィヴァルディや、ロッシーニはイタリア出身の音楽家です。また、最近ゲームアプリでキャラが実装され、人気となっているアントニオ・サリエリも、イタリア出身なのです。
しかしそういう、クラシカルなイメージばかりが先行してしまっていますが、イタリアでもポップやロック音楽はもちろんあります。
日本で演歌や歌謡曲ばかり流行ってるわけではなく、ポップスやロック音楽もあるのと同じです。
こちらでは今イタリアではどんな音楽が流行なのか、最近人気の歌手、最近流行ってる歌、若者に人気の歌手、最近クラブで流れる曲、イタリアのヒットチャートを賑わす曲など、さまざまな曲を紹介したいと思います。
イタリア音楽の文化
ここで、イタリア音楽の歴史、文化についてざっくりと触れておきましょう。
古くはグレゴリオ聖歌が挙げられるでしょう。この言葉はおそらく、音楽の教科書やイタリア史を習った方であれば知っていると思います。
これが主に9世紀から10世紀のことで当初は単旋律で今のような五線譜ではありませんでしたが16世紀ごろになって五線譜に発展していきました。
14世紀に入ると、マドリガーレやバッラータ、カッチャといった多声音楽が作られるようになります。15世紀、16世紀のルネサンス期になるとローマ、ベネチア、フィレンツェを中心に独自の音楽が生まれていきます。
そして17世紀、バロック時代にはいるとオペラが誕生するのです。後半になるとヴィヴァルディなど宮廷音楽が流行るようになります。彼は優れたオペラ作曲家としても活躍しました。
19世紀に入るとロッシーニなどによって新しいスタイルのオペラが確立されていきます。
20世紀に入るとオペラが若干廃れ、またバロック音楽へ回帰するような動きも見られたりもしました。
そういった流れをくみ、現代にいたる、というわけです。
イタリア音楽の特徴
イタリア音楽は声楽にルーツ
こう見ていくと、イタリアの音楽の文化の特徴として声楽にルーツがあり、核となっているのが分かります。
また、楽器による器楽においても、叙情的な曲が多く、その流れが現在にもきている、と言えそうです。
例えば、上記しましたが『オーソレミオ』や『帰れソレントへ』などを聞いてみると分かりますがとても、感情豊かに、叙情的で情熱的な感じがしますよね。
分かりやすい歌詞も特徴
また、歌詞が非常に分かりやすいものになっている、ということも特徴の一つとして挙げられます。カンツォーネなどはその顕著な例だと言えるでしょう。
ピアノやバイオリンなど楽器で奏でられるクラシック音楽が今もまだ愛されていると同様、オペラやカンツォーネなども今も人気が高いです。その情熱的な歌詞に圧倒されたい、と思う方は是非、コンサートや音楽祭などに足を運んでみてください。
この曲もイタリア人作曲だった
有名なところで、映画「ゴッドファーザー」の『愛のテーマ』はイタリア人作曲家のニーノ・ロータによるものです。
また、「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「アンタッチャブル」などの映画音楽を手掛けたのは、同じくイタリア人作曲家であるエンニオ・モリコーネです。
どうでしょう、イタリア音楽、と聞くと、どんな曲があったっけ?とピンとこなくても、こんなに有名な曲が実はイタリア発だったりするんですよね。
それでは次項からは現在ヒットチャートに入るような人気曲などをピックアップしてみましょう。