音楽用語「カデンツ」の意味を解説!
カデンツ(kadenz)とは一体どのようなものなのでしょう?小学校や中学校などで聞いたことがあると思いますが、ピアノで演奏されるお辞儀の音楽(和音)もカデンツのひとつです。ここでは、音楽用語「カデンツ(kadenz)」についてご紹介します。
Subdominant(サブドミナント)とは、開放感、前向きな感じなど聴く人によって様々な感じを与える和音です。
Dominant(ドミナント)ほどではないものの、やや不安定さも感じさせます。
IやV、もしくはV7の和音に進もうとします。
この機能が強く現れるのは、ⅣとⅡの和音です。
カデンツの種類
カデンツには、以下の3種類があります。K1、K2、K3は、それぞれのカデンツの省略形です。
Tonic(トニック)で始まり、Tonic(トニック)で終わります。
- K1: Tonic → Dominant → Tonic
- K2: Tonic → Subdominant → Dominant → Tonic
- K3: Tonic → Subdominant → Tonic
K1(Tonic → Dominant → Tonic)のカデンツ
和音記号で書くと、以下の進行パターンがあります。
- Ⅰ→Ⅴ7→Ⅰ
- Ⅰ→Ⅴ→Ⅰ
- Ⅰ→Ⅶ→Ⅰ
K2(Tonic → Subdominant → Dominant → Tonic)のカデンツ
和音記号で書くと、以下の進行パターンがあります。
- Ⅰ→Ⅳ→Ⅴ7→Ⅰ
- Ⅰ→Ⅱ→V7→Ⅰ
Ⅰ(主和音)で始まり、Subdominant(サブドミナント)の和音(Ⅳ/Ⅱ)の後、Dominant(ドミナント)の和音(V7/V/Ⅶ)がきて、Ⅰ(主和音)で終わります。
K3(Tonic → Subdominant → Tonic)のカデンツ
和音記号で書くと、以下の進行パターンがあります。
- Ⅰ→Ⅳ→Ⅰ
- Ⅰ→Ⅱ→Ⅰ
- 1
- 2