音楽用語「アレグロ・アジテート」の意味を解説!

私達が何気なく聞いている楽曲にはアレグロ等の速度標語や、アジテート等の発想用語が存在します。用語を知る事で楽曲のニュアンスを知る事が出来ます。アレグロ・アジテートは煽るように速くと言う意味ですが、ボーカロイドが発祥の用語です。各用語について紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.音楽用語「アレグロ・アジテート」の意味とは?
  2. 2.アレグロ・アジテートのアレグロとは?
  3. 3.アレグロ・アジテートのアジテートとは?
  4. 4.アレグロ・アジタードが用いられている楽曲

音楽用語「アレグロ・アジテート」の意味とは?

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アレグロ・アジテートとは「煽るように速く」という意味です。正確に言うとアレグロが「軽快に、速く」と言う意味で、アジテートが「煽るように」と言う意味ですね。

音楽用語ではあるのですが、そうとは言えない部分もあります。もう少し詳しく見ていきましょう。

アレグロ・アジテートのアレグロとは?

楽曲にはテンポ(BPM)が決まっています。今はメトロノームにより絶対値が決まっているものの、それまでは「速度標語」と言う抽象的な言葉でテンポを決めていたのです。

速度標語は幾つか種類がありますが、

・Andante(アンダンテ)=歩くような速さで=BPM63~76

・Vivace(ヴィヴァーチェ)=活発に=152~176 等があります。

アレグロは軽快にと言う速度標語であり、BPMは120~152辺りになります。

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こちらアレグロの指示のある楽曲です。軽快な感じがつたわるでしょうか

アレグロ・アジテートのアジテートとは?

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アジテートは発想記号と呼ばれます。こちらは演者に曲のイメージを伝える為のものです。

アジテートは煽るようにと言う意味なのですが、似た言葉にアジタート(agitato)があり、こちらの方が主流です。

アジタート(agitato)=激しく

少しアジテートの方がニュアンス的には激しくなります。

こちらアジタートの指示がある楽曲です。感情的な感覚が伝わってきますかね。

本来はアジタートなのですが、あえてアジテートを用いる事で、軽快な感じから、より感情的な感覚が増すと考えて下さい。

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アレグロ・アジタードが用いられている楽曲

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実はアレグロ・アジタードと言う速度標語と発想記号を用いた楽曲はありません。本来はアレグロ・アジテートが主流だからです。

この用語が使われたのは実はかなり最近であり、ボーカロイドが発祥です。

2008年にニコニコ動画で発表された楽曲「炉心融解」

こちらの歌詞にアレグロ・アジテートと言う言葉が使われています。

アレグロ・アジテート
耳鳴りが消えない 止まない
アレグロ・アジテート
耳鳴りが消えない 止まない

誰もみんな消えてく夢を見た
真夜中の 部屋の広さと静寂が
胸につっかえて
上手に 息ができなくなる

こちらの楽曲からアレグロ・アジテートが「煽るように速く」と言う用語として定着してきたのではないでしょうか。

楽曲としては非常にクオリティも高いので、是非聴いてみてください。

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