あいみょん「愛を伝えたいだとか」に込められた甘く苦い男心を読み解く、独自解釈!

今、誰もが注目するアーティストであるあいみょん。そんな彼女の代表曲のひとつが『愛を伝えたいだとか』です。今回は、あいみょんの人気曲『愛を伝えたいだとか』のMVや収録アルバム、歌詞の意味などについて解説していきたいと思います。

記事の目次

  1. 1.あいみょんの人気曲の一つ「愛を伝えたいだとか」に迫る
  2. 2.「愛を伝えたいだとか」MVはワンカット、ワンカメラ。さらに編集なし?!
  3. 3.「愛を伝えたいだとか」歌詞に込められた想い、意味とは
  4. 4.まとめ

あいみょんの人気曲の一つ「愛を伝えたいだとか」に迫る

Photo byPexels

2017年11月にメジャーデビューを果たした、今大人気のシンガーソングライター・あいみょん。ストリート時代からその実力を評価されており、2018年にはNHKの「紅白歌合戦」に出場。現在メジャーデビューからは2年程の経歴でありながら、既に2018年に公開された映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」に『体の芯からまだ燃えているんだ』を楽曲提供。2019年には、7月31日にリリースされる木村カエラのアルバム「いちご」に収録される楽曲『Continue』の作詞・作曲をあいみょんが担当するなど、音楽界からも非常に注目されている存在です。


若者を中心に絶大な人気を誇るアーティストであるあいみょんですが、彼女のすごいところはファンが若者だけではなく、幅広い世代の層から支持されるシンガーであるところです。

2018年にはツアーを開催し、全国8箇所に加えて初の海外公演となる台北でのライブを慣行。海外公演を含めてチケットは全公演SOLD OUTとなり、日本だけでなく海外でもその人気ぶりを発揮していることがわかります。

2019年4月19日に公開された映画「クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜」では、あいみょんのメジャー7作目のシングルである『ハルノヒ』が主題歌を担当。さらに、作中に本人役で登場しています。あいみょんと「クレヨンしんちゃん」がコラボしたグッズも発売されるなどこのタイアップは大きな話題となっており、彼女のこれまでの活動を見ても、あいみょんは今や国民的歌手とも言える存在ではないでしょうか。

2019年7月13日には初の上海でのワンマンライブの開催を予定しており、世界にも進出をし始めているあいみょん。2019年5月から6月にかけては札幌、名古屋、福岡など全国のZeppやライブハウスを回っての対バンツアーを開催。木村カエラや平井堅、石崎ひゅーいなど豪華アーティストとの共演が話題となっています。

10月からは、北海道、埼玉、愛知、大阪、香川、福岡など全国のホールやアリーナを回る「AIMYON TOUR 2019 -SIXTH SENSE STORY-」を開催予定。

あいみょん旋風は留まるところを知らず、リリースされた楽曲はどれも大ヒットを記録し注目を集めています。

「愛を伝えたいだとか」MVはワンカット、ワンカメラ。さらに編集なし?!

あいみょんの代表曲の1つとしてファンからも高い人気を誇る楽曲『愛を伝えたいだとか』。
楽曲自体の魅力もさることながら、この作品はMVも非常に注目されています。

恋心を歌った楽曲でありながら、いきなり激しい雷の音から始まるMVはなかなか衝撃的な作品です。

YouTubeに公開されている動画の再生回数は現在4000万回を越えています。
公開から2年経った現在でも多くの人に視聴されており、映像作品としても長く評価され、何度も見たくなる中毒性を持ったMVです。

この人気のMVですが、台本なしのフリーな演出でワンカット、編集もなしで撮影されたということで非常に話題となりました。

狭く薄暗い部屋で、自由気ままに過ごすあいみょん。“恋心を綴った歌”と、MVに表現された憂鬱でやるせない雰囲気のコントラストが絶妙にクセになります。

このMVで使用されたカメラは1台のみ。楽曲の雰囲気をまったく壊すことなく、むしろより魅力的に演出しながら、映像作品としてもおもしろさが満載のこのMVは必見です。

約4分間、台本なしで狭い部屋の中にある限られた物を使って楽曲の雰囲気を表現するというのは、あいみょんという存在としてのセンスのすごさを改めて感じさせられます。

ワンカットで編集なしのため、NGが出ればまた1番最初から最後までやり直し。それを、完璧な映像ができるまで何度も繰り返すというなかなか根気のいる作業です。

撮影された部屋の小物の中にはあいみょんの私物もあるそうで、着用しているトレーナーは『愛を伝えたいだとか』のジャケットなどを担当するとんだ林蘭が製作したものです。細部の小物にまでこだわったMVは、部屋の隅々まで何度も見たくなります。

落ちるようにベッドから起き、食べ物を口に入れてすぐに吐いてしまうような尖ったシーンもあれば、ライトセーバーを振り回す奇天烈でユニークなシーンもあり、水の入ったボトルを画面に近づけ、その向こう側で服を着替えるようなドキッとさせられる色っぽいシーンもあり。

明るくなったり暗くなったり、赤や青など色もどんどん変化する照明は、一喜一憂する片思い中の心模様を表しているようにも感じられます。

次々に変わっていく雰囲気が違和感なくどんどん繋げられるのは、台本のない自由な演出だからこそでしょうか。

膝を立ててこちらをあいみょんが見るシーンなど、時折見せる気だるさにも妙に惹きつけられる、不思議な魅力を持ったMVです。

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メジャーデビューシングル「生きていたんだよな」に続くシングル曲としてリリース

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