あいみょん「愛を伝えたいだとか」に込められた甘く苦い男心を読み解く、独自解釈!
今、誰もが注目するアーティストであるあいみょん。そんな彼女の代表曲のひとつが『愛を伝えたいだとか』です。今回は、あいみょんの人気曲『愛を伝えたいだとか』のMVや収録アルバム、歌詞の意味などについて解説していきたいと思います。
「愛を伝えたいだとか」歌詞に込められた想い、意味とは
あいみょんの人気曲『愛を伝えたいだとか』の歌詞には、いったいどんな想いが込められているのでしょうか。歌詞の意味を独自に解釈してみましたので、解説していきたいと思います。
男目線の恋愛観を描く曲
片想いの恋心を男性目線で歌う楽曲となっている『愛を伝えたいだとか』の歌詞には、あいみょんの独自の感性が溢れ出ています。
健康的な朝だな
こんな時に君の“愛してる”が聞きたいや
揺れるカーテン
少し浮いた前髪も
すべて心地いいさ
すがすがしい朝。君がいたらもっと最高なのに。
どんなに天気がよくて目覚めがよい気持ちいい朝から1日が始まっても、自分1人では完璧にはなれないのです。
それに割れてしまった目玉焼き
ついてないなあ
バランスをとっても溢れちゃうや
少し辛くて 少し酸っぱくて
甘ったるかったりさ
とりあえず今日は
歌い出しの歌詞から少し変わり、ここではどこか晴れない憂鬱な気持ちが描かれているように感じられます。
溢れてしまう卵の黄身は、まさに今この瞬間にも溢れて止まらない「君」を想う気持ちを表現しているようです。
一度溢れてしまったら止めることができず、どんどん流れ出てしまう。ドロリとしぶとく溢れる「君」への想い。
どんな何気ない瞬間にも、主人公の心や頭の中では大好きな君のことでいっぱいでいつでも「君」のことを考えてしまうのです。
そして、一方通行の恋は時にはつらく、時には刺激的で、時には甘く主人公をときめかせます。
「君」のことで頭の中がいっぱいになり溢れてしまうくらいの主人公は、この片想いに対して余裕がない状況であることが感じられます。
バラの花に願い込めてさ
馬鹿な夢で踊ろう
愛を伝えたいだとか
臭いことばっか考えて待ってても
だんだんソファに沈んでいくだけ
僕が明日良い男になるわけでもないからさ
焦らずにいるよ
今日は日が落ちる頃に会えるの?
バラの花に込める願いは、“君が欲しい”という思い。
「馬鹿な夢」と言っているところからも、自分でもどこか浮かれているのを感じているのではないでしょうか。
好きで好きで仕方なくて、血に足がつかないくらい浮かれてしまっている。とにかく好きなあの人への片想いに夢中になっている様子が想像できます。