【16選】決定版!EDM好きが厳選する、Aviciiの絶対に外せない人気曲ご紹介
2018年4月20日に28歳で衝撃の死を迎えたAviciiは、多くの人々をEDMの世界へと導き、中毒性のある音楽で人々を惹きつけてやまない天才DJでした。Aviciiのアルバム、絶対に外せない人気曲16曲について、アルバムリリース情報や、歌詞などを紹介します。
EDMといえばAviciiは外せないアーティスト
EDMとは?
EDMとは、Electronic Dance Musicの略で、シンセサイザー、シーケンサーなどで生み出す電子音を使ったダンスミュージックです。
人々を踊らせることを目的とした音楽のため、近年では大勢でEDMを楽しむ音楽イベント、フェスが日本でも毎年開催されています。
EDMを代表するアーティストには、Aviciiをはじめ、David Guetta、Calvin Harris、Zedd、Alesso、Nicky Romeroなどがいます。
Aviciiとは?
Aviciiは幼少期からさまざまな音楽に触れ音楽家を志していましたが、10代半ばで音楽制作ソフトを見つけてから音楽制作を始め、18歳から本格的な音楽活動を始めました。
2011年「Levels」をリリースし、世界各国で爆発的なヒットを打ち出し、翌年の第54回グラミー賞では、デヴィッド・ゲッタとの共同制作楽曲「サンシャイン」が最優秀ダンス・レコーディングにノミネートされ、トップアーティストとして人気を不動のものとしていきます。
2013年にリリースされた「Wake Me Up」を含むファースト・アルバム『True』は、世界的ヒットとなり、EDMシーンの頂点に登りつめました。
2015年には「Waiting for Love」を含むセカンド・アルバム『Stories』をリリースし、世界的なEDMブームを作り上げ、中心となって牽引していきます。
しかし、2016年に体調不良によりツアー活動を引退し、スタジオワークに専念しますが、新作が期待される中、2018年4月20日早すぎる死を迎えます。
Avicii3枚のアルバムを紹介!
ファーストアルバム『True』
ファースト アルバム『True』は、スウェーデンでは2013年9月13日に、日本では2014年1月22日に、PRMD Music and Island Recordsから発売されました。全米チャートで6位、全英チャートで2位という記録を出し、販売枚数は世界全体で500万枚を超える大ヒットとなりました。によって2013年9月13日にリリースされました。「Wake Me Up」をはじめとして、このアルバムから5曲のシングルをヒットさせています。
このアルバムは、EDMとポップスを合わせたような楽曲が多く、アコースティックな楽器にEDMの電子音が融合するようなサウンドで、EDMを聴き始めた人々がEDMに違和感なく溶け込んで楽しめる作品となっています。
収録曲
01. Wake Me Up
02. You Make Me
03. Hey Brother
04. Addicted To You
05. Dear Boy
06. Liar Liar
07. Shame On Me
08. Lay Me Down
09. Hope There's Someone
10. Heart Upon My Sleeve
セカンドアルバム『Stories』
セカンドアルバム『Stories』は、スウェーデン・日本ともに2015年10月2日に、PRMD Music and Island Recordsからリリースされました。全米チャート17位、全英チャート9位を記録しています。アコースティックギターによって作曲され、様々なアプローチが試みられ、前作よりもさら洗練されたAviciiの音楽を深く特徴づける作品となっています。
収録曲
01. Waiting For Love
02. Talk To Myself
03. Touch Me
04. Ten More Days
05. For A Better Day
06. Broken Arrows
07. True Believer
08. City Lights
09. Pure Grinding
10. Sunset Jesus
11. Can't Catch Me
12. Somewhere In Stockholm
13. Trouble
14. Gonna Love Ya
(15.The Days 16. The Nightsは日本盤のみ)
サードアルバム『TIM』
サードアルバム『TIM』は、Aviciiの生前にほぼ制作されていた楽曲を、生前彼とコラボしていたソングライターたちによって制作が引き継がれ、完成した作品です。アルバム名「TIM」はAviciiの本名であり、世界中のファンたちと共有したいと願う彼の家族、彼の仕事仲間たちの思いが込められたアルバム名です。
2019年6月6日にスウェーデン・日本ともにPRMD Music and Island Recordsからリリースされました。
収録曲
01. Peace Of Mind feat. Vargas & Lagola
02. Heaven
03. SOS feat. Aloe Blacc
04. Tough Love feat. Agnes, Vargas & Lagola
05. Bad Reputation feat. Joe Janiak
06. Ain't A Thing feat. Bonn
07. Hold The Line feat. A R I Z O N A
08. Freak feat. Bonn
09. Excuse Me Mr Sir feat. Vargas & Lagola
10. Heart Upon My Sleeve feat. Imagine Dragons
11. Never Leave Me feat. Joe Janiak
12. Fades Away feat. Noonie Bao
アルバムに入っていないAviciiの有名な曲
Levels(レベルズ)
AviciiがEDMシーンのスターダムを駆け上っていく原点となった楽曲です。
USビルボードをはじめ、数多くの国のランキングやチャートで1位を獲得したこの曲は、ほとんど歌詞がありません。しかし、そのリズム、サウンドは多くの聴く人の耳に強烈な印象を残し、EDMというものを決定づけた楽曲となりました。
Oh, sometimes I get a good feeling, yeah
時々、とっても良い気分になるんだ
Get a feeling that I never, never, never, never had before, no no
今までに感じたことのないような気分にね
I get a good feeling, yeah
上記のような歌詞が少し繰り返されるだけですが、MVでは何かしらの日常の圧力から解放され、高揚していく気分が表されています。
David Guettaとの共同制作楽曲「Sunshine」
この曲はで同じくEDMを代表する有名な音楽プロデューサーであるデヴィッド・ゲッタとの共同制作楽曲で、デヴィッド・ゲッタのアルバム「Nonthing But The Beat」の方に収録されています。プログレッシヴ・ハウスというジャンルに入る音楽で、2012年第54回ブラミー賞の最優秀ダンス・レコーディングにノミネートされた楽曲です。
【16選】EDM好きが厳選する、Aviciiの絶対に外せない人気曲ご紹介!
Fade into Darkness
2011年7月16日にEPでリリースされ、スウェーデンの歌手Andreas Moe(アンドレアス・モエ)がボーカルを務めています。
プログレッシブ・ハウスの曲調にピアノのリフが美しく響きます。まだLevelsがヒットする前の曲です。
silhouettes(シルエット)
2012年4月27日にイギリスで最初にリリースされましたが、アルバムには収録されいません。You tubeで公開さているMVが衝撃的であると話題になりました。1度観ただけではわかりにくいですが、男性が性転換手術をして女性になるというストーリーになっています。スェーデンの歌手Salem AL Fakir(サレム・アル・ファキール)がボーカルをつとめ、ポップ色の強いEDMサウンドが、イントロから少しずつ盛り上がっていき、メッセージ性の強い映像とともに、心動かされる作品となっています。
We've come a long way since that day
And we will never look back, at the faded silhouette
「俺たちはあの日から大きな進歩を遂げてきた。俺たちは決して振り返らない色あせたシルエット(過去)を」
という歌詞が繰り返され、過去を振り返らず未来を見つめ、前進しようという意味が込められています。
Wake Me Up
この曲は2013年6月17日にリリースされ、ファーストアルバム『True』に収録されています。米国ビルボードホット100では4位、他世界30ヶ国以上のランキング1位を獲得し、You tube再生回数は18億回(2019.10.27時点)という、まさにAviciiを代表する楽曲の1つです。
アメリカのソウル歌手Aloe Blacc(アロー・ブラック)がボーカルを務め、EDMにフォークを融合した曲調が、多くの人々を魅了しました。EDMになじみのない方にもおすすめの洋楽です。
歌詞では、自分探しをしながら、自分が迷っていることにも気づかず手探りで進んでいる、そんな様々な不安から自分の目を覚ましてほしいと歌っているようです。
So wake me up when it's all over
だから すべてが終わったら 起こしてよ
When I'm wiser and I'm older
僕が賢くなって 歳を取った頃にさ
All this time I was finding myself
ずっと自分を探していて
And I didn't know I was lost
迷子になっているのに気づかなかった
You Make Me
2013年8月13日にファーストアルバム『True』の2枚目のリードシングルとしてリリースされ、スェーデンのミュージシャンSalem Al Fakir(サレム・アル・ファキーム)がボーカルを務め、制作にも参加しています。スウェーデンで1位を獲得し、ヨーロッパを中心にヒットしたEDMとなります。
「ずっと君のような人を探し求め、待っていたんだ」という歌詞が繰り返されています。
Hey Brother
ファーストアルバム『True』に収録されていて、2013年10月9日にリリースされました。このアルバムから3枚目のシングルです。米国ビルボードホット100では16位ですが、世界21ヶ国でランキング1位を獲得しました。
ボーカルはブルーグラスという音楽ジャンルのアメリカの歌手Dan Tyminski(ダン・ティミンスキ)が務め、フォークやカントリーっぽさとポップEDMを融合したような曲調となっています。
Addicted To You
ファーストアルバム『True』に収録されていて、2013年11月27日にリリースされました。このアルバムから4枚目のシングルです。米国ダンスクラブソングスで1位を獲得しました。アメリカの歌手Audra Mae(アウドラ・メイ)がボーカルを務め、EDMというよりソウルフルでダンスポップな曲調となっています。
歌詞は、タイトル通り、恋する相手のことしか考えられない、それほど相手に夢中になってしまうという情熱的で切ない内容を歌っています。
Dear Boy
2013年9月13日にリリースされたファーストアルバム『True』に収録されています。デンマークの歌手Karen Marie Ørsted(カレン・マリー・アーガード・エルステッド)がボーカルを務めています。
アルバム『True』の中でも人気の高い曲となります。
Waiting For Love
セカンドアルバム『Stories』に収録されていて、2015年5月22日にリードシングルとしてリリースされました。
オランダのプロデューサーMartin Garrixとともにプロデュースを行い、ボーカルにはイギリスのSimon Aldred(サイモン・オルドレッド)が務めています。米国ビルボードホット100では10位、スウェーデン、ノルウェーなどでは1位を獲得しています。
MVもホロリとさせられる仕上げになっていて、You tube再生回数は6.7億回(2019.10.27時点)です。このMVの他に「Waiting For Love」のMVは2種類あります。
歌詞は、タイトル通り、愛する人を待つ、愛を探し求めていくといった内容となっています。
とても聴きやすいEDMになっているので、EDMをまだ聴き慣れていない方にもおすすめの洋楽です。
For a Better Day
2015年8月28日にリリースされ、セカンドアルバム『Stories』に収録されています。アメリカの歌手Alex Ebert(アレックス・エバート)がボーカルを務めるダンスポップな曲調です。
歌詞はやや難解で、社会問題を訴えているとも取れる内容です。
Can't Catch Me
セカンドアルバム『Stories』収録曲です。
エレクトロとは少し離れたレゲエ調の楽曲です。Wyclef Jean (ワイクリフ・ジョン)がボーカルを務めています。
The Days
EP「The Days/Nights」に収録されていますが、日本ではセカンドアルバム『Stories』に追加されています。2014年10月3日にリリースされ、スェーデン、ドイツなどで1位を獲得しました。イギリスの歌手Robbie Williams(ロビー・ウィリアムズ)がボーカルを務め、フォークとポップを合わせたようなEDMとなっています。
歌詞は、前向きに日々を生きていく素晴らしさを歌っていて、落ち込んでいるときに背中を後押ししてくれるような歌詞です。
The Nights
EP「The Days/Nights」に収録されていますが、日本ではセカンドアルバム『Stories』に追加されています。前述の「The Days」と対になっていて、2014年12月1日にリリースされました。英国シングルスで6位、米国ビルボードダンスクラブソングスで3位を獲得しました。
シンガーソングライターのNicholas Furlong(ニコラス・ファーロング)がボーカルを務め、フォークロックなEDMで前向きな曲調です。
歌詞は人生悔いのないように送りなさいという父と子の約束を描いた内容です。
He said, “One day you’ll leave this world behind
父はこう言ってた、いつかはこの世を去る時が来る
So live a life you will remember.”
だから、生きて良かったと思えるような人生を送れ、と
Heaven
彼の死後2019年6月6日にリリースされたサードアルバム『TIM』に収録されていて、イギリスのバンドColdplayの歌手Chris Martin(クリス・マーティン)がボーカルを務めています。
このトリビュートビデオは、以前にAviciiのドキュメンタリー映画を手がけたLevan Tsikurishvili(レヴァン・ツィクリシュヴィリ)によって制作されました。
歌詞は、生前に制作されていながら、なかなか収録されなかった理由がわかるような詞となっています。
And I think I just died
僕はきっと死んだんだ
I think I just died
僕は死んだんだと思う
Yeah, I think I just died
ああ, 死んだんだと思う
I think I just died
And went to heaven
死んで天国へ行ったんだ
And went to heaven, yeah
天国へ行ったんだ
SOS feat. Aloe Blacc
彼の死後初のシングルで、2019年4月10日にリリースされ、サードアルバム『TIM』に収録されています。ボーカルは、「Wake Me Up」のボーカルAloe Blacc (アローブラック)が務めました。
彼の心の叫びがそのまま綴られているような歌詞です。
I can feel your love
君の愛を感じられる
Pulling me up from the underground
地下から僕のことを引き上げてくれる時に
I don’t need my drugs
ドラッグはもう必要ない
We could be more than
僕たちならきっと
Just part-time lovers
都合の良い関係じゃなくそれ以上の関係に
Tough Love feat. Agnes, Vargas & Lagola
彼の死後初のシングルで、2019年4月10日にリリースされ、サードアルバム『TIM』に収録されています。ボーカルは、Vargas & Lagola (バルガス&ラゴラ)が務めました。弦楽器のアコースティックな音色が印象的な新しい音楽を感じさせます。
Lonely Together
2017年8月11日にリリースしたEPに収録されています。イギリスの歌手Rita Ora(リタ・オラ)をボーカルに迎え、いつものAviciiのEDMとは少し違ったミディアムテンポな曲となっています。
Rita Oraの哀愁漂う歌声が歌詞とともに、心に響きます。
EDMを知らず洋楽が好きで聴いている人たちにも、おすすめできる楽曲です。
Let’s be lonely together
一緒に孤独になりましょう
A little less lonely together
2人で寂しさを少しだけ和らげて
まとめ
28歳の若さでこの世を去ったAviciiですが、EDMシーンを牽引し続けてきたその音楽は、多くの人々の心に刻まれ、そして、これからもまだEDMを知らなかった方もまたAviciiの楽曲を知ることで、EDMの世界へと導かれるでしょう。
洋楽を聴くなら、Aviciiの楽曲をぜひおすすめします。