音楽の「カンタービレ」の意味とは?英語なのかイタリア語なのか?

カンタービレといえば、音楽用語というよりテレビドラマ「のだめカンタービレ」を思い浮かべる方が多いかもしれませんね。カンタービレとは、音楽用語です。どのような意味なのでしょう。ここでは、「カンタービレ」の意味を語源も交えてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.音楽の「カンタービレ」の意味とは?
  2. 2.まとめ

音楽の「カンタービレ」の意味とは?

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カンタービレ(cantabile)とは、クラシック音楽で使われる音楽用語で、発想記号のひとつです。

省略形は「cant.」で、「歌うように、なめらかに、表情豊かに」を意味します。
なめらかに流れるように、美しく歌う、それがカンタービレ(cantabile)です。

ちなみに、「カンタンド(cantando)」や、「カンタンテ(cantante)」も同様の意味の音楽用語です。

語源

カンタービレ(cantabile)の語源は、「歌う」を意味するラテン語の「カンターレ(cantare)」です。
イタリア語にも「カンターレ(cantare)」という単語はあり、ラテン語での意味と同じ意味で使われています。

カンターレ(cantare)のように、歌うことにちなんだ音楽用語は複数あります。
 

音楽用語 イタリア語での意味 音楽用語としての意味
カンターレ(cantare) 歌う
(動詞)
歌う
カンタービレ(cantabile) 歌うように
(形容詞)
歌うように、なめらかに、表情豊かに
カンタンド(cantando) 歌いながら
(進行形)
カンタービレ(cantabile)と同じ
カンタンテ(cantante) 歌手 カンタービレ(cantabile)と同じ

「カンタービレ」は英語?イタリア語?

カンタービレ(cantabile)の語源はラテン語でしたが、カンタービレ(cantabile)は他の多くの音楽用語と同様にイタリア語です。

アンダンテ・カンタービレとは?

アンダンテ・カンタービレ(Andante Cantabile)とは、「歩くような速さで歌うように」という音楽用語です。
この音楽用語がそのままタイトルになっている楽曲を一部、ご紹介します。
参考として聴いてみてください。

  • チャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番(1871) 第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」
  • ラフマニノフ の「パガニーニの主題による狂詩曲」より、第18変奏「アンダンテ・カンタービレ」
  • ドライショックの「アンダンテ・カンタービレ Op.7 」
  • メンデルスゾーンの「アンダンテ・カンタービレ 変ロ長調」

まとめ

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音楽用語の「カンタービレ」についてご紹介しました。

「歌うように、なめらかに、表情豊かに」演奏する、わからなければ実際に声に出して歌ってみるのもひとつの方法です。

考えるより歌ってみることで、意外と簡単にカンタービレが掴めるかもしれません。

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