音楽用語「アルペジオ」の意味を解説!

「arpeggiare」や、和音の横に縦波線がついている楽譜を見たことはありますか?これらはアルペジオで演奏するよう指示しています。アルペジオとは、どのような意味なのでしょう。ここでは、アルペジオの意味と演奏方法についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.音楽用語「アルペジオ」の意味とは?

音楽用語「アルペジオ」の意味とは?

アルペジオ(arpeggio)とはイタリア語で、分散和音の一種を指します。
英語でも綴りは同じです(アルペッジョ(arpeggio))。
語源は、イタリア語の「ハープ(arpa)を演奏する」という意味の「arpeggiare」です。

ピアノの楽譜で「arpeggiare」の記号が記譜されている場合や、和音の横に縦波線の記号が記譜されている場合は、アルペジオで演奏します。

ギターでアルペジオといえば、和音を構成する音を1音ずつ演奏することを指しますが、ピアノでの奏法は異なります。ピアノの場合、一般には低い音から高い音へと順番になめらかに演奏します。

ただし、和音の横の縦波線に下向きの矢印がついている場合は、高い音から低い音へと順番に演奏します。
アルペジオで演奏すると、とても美しく華やかに聴こえます。

アルペジオで演奏する速さは明確には決まっていませんが、アルペジオが指定された和音の音符の長さよりは短くなめらかに演奏するのが望ましいです。

また、楽曲によって、一番低い音を拍の頭にくるように演奏する場合もあれば、一番高い音を拍の頭にくるように演奏する場合もあります。

例として、チャイコフスキーの「舟歌」をご紹介します。
この動画の2:08から2:12までと、2:18のアルペジオの奏法を参考にしてみてください。

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