SMAPの名曲「オレンジ」の歌詞の意味とは?また何の主題歌だったの?
SMAPの「オレンジ」の歌詞の意味は?ドラマの主題歌だったのか?作詞作曲者は?歌詞の最後の箇所を鶴の一声で変更させた、あのメンバーは誰なのか?の疑問を解き明かす記事です。SMAPファン以外からも「いい歌」と称される名曲のことを詳しく知りたい方、必見の内容です。
「さよなら。」で終わるはずの歌詞が「ありがとう。」に。アイデアは〇〇〇〇?
オレンジは切ない恋の歌、だけど温かさが感じられる歌でもあります。
この温かさは、歌詞の最後に表れています。
『さよなら。』
消えないように…
ずっと色褪せぬように…
『ありがとう。』
今や知らない人はいない「オレンジ」、有名になったきっかけは?
ドラマ主題歌やCMソングに起用されているわけではない?!
オレンジは、SMAPファン以外でも「この曲知っている!いい歌だよね」となるケースが多いのはなぜなのでしょうか。
ドラマ主題歌やCMソングに起用されたわけでもないのに、どうして…?
その理由は、冒頭でも紹介した草彅剛さん出演のドラマ、フードファイトの主題歌として起用された「らいおんハート」のカップリングであることが一つ考えられます。
加えてSMAPファンによる口コミ効果もあったでしょうし、YouTubeなど気軽に音楽を楽しめるプラットフォームができたことも、曲の知名度UPにつながったと考えられます。
オレンジを「歌ってみた」「演奏してみた」の動画も複数あがっていることから、音楽ファンにも人気の曲であることが伺えます。
「らいおんハート」のカップリング曲であることで最初の注目を浴びた
「らいおんハート」はSMAPの32枚目のシングルとしてリリースされ、累計出荷枚数175万枚(2016年時点)の数字を記録した曲です。
SMAPのシングルとしては歴代3位の人気をほこる一曲で、オリコン週間1位を記録したこともあります。
これだけ人気のあるシングルのカップリングとなれば、表題曲と一緒に聴く人も多いはず。
ドラマの主題歌ともなっているので、SMAPファンのみならずドラマファンもCDを購入することでしょう。
そこでオレンジという一曲も、注目されるようになった…と考えられます。
まとめ
オレンジが「いい歌」だといわれる理由が、少しでも伝わりましたでしょうか。
有名な表題曲ではなく、カップリング曲というような位置づけであるにも関わらず人気を集めるオレンジ。
この曲はmiwaさんなど、女性アーティストにもカバーされています。
YouTubeなどでも、オレンジをカバーしている歌い手が複数いるので、SMAPバージョンとはまた違った魅力を発見できるのではないでしょうか。
最後に、オレンジの曲の魅力をまとめたいと思います。
- 王道バラードのメロディーで聴きやすい
- 別れをテーマとした歌詞だが、感謝の気持ちも感じられ温かい世界観
- キムタクアレンジの『ありがとう。』
また5人体制になる前にメンバーの一人として活躍していた、森且行さんの卒業を思い浮かべる人もいるかもしれません。
森且行さんご自身も、オートレーサーの夢を叶えるために、アイドルを卒業しています。
またSMAPメンバーだけでなく、誰もが別れ、卒業を経験していることでしょう。
そんな寂しい時に、そっと心の明かりを照らしてくれる一曲をお探しであれば、オレンジはぴったりの一曲です。
オレンジには『さよなら。』が5回出てきます。
離ればなれになる寂しさ、前を見て歩くこと(成長すること)の誓いなどが込められている言葉だと想像できますが、それだけでは言われるほうは何だか切ない気持ちになるかもしれません。
だからこそ最後に一度だけ『ありがとう。』を言いたくなったのではないか―これが作詞者の意図だと筆者は考えましたが、どうやらこのアイデアはSMAPのあるメンバーのものだったようです。
当初『さよなら。』の歌詞の予定だったのを『ありがとう。』に変えたのは、SMAPメンバーの木村拓哉さんだったのだとか。
このエピソードからも、彼は人との縁を大切に思っていることが想像できます。
皮肉にも彼は、中居正広さんとともにグループ解散後、ジャニーズを卒業していくメンバー3人を見送る形となりました。
オレンジは高校生カップルの卒業を意味する歌詞になっていますが、SMAPのグループ解散時のことをこの歌に重ねる人もいるのではないでしょうか。