音楽を作ろう!初心者でもわかりやすく音楽作成する方法をご紹介
作曲といえば、かつては楽譜を書いたり、楽器を使ったりと、特別な知識の必要なものでした。
が、最近は、楽譜が読めない、楽器が弾けない初心者でも、アプリ等を使い気軽にできるようになっています。
今回は、初心者でも作曲をしたり、オリジナル音源を作れる方法をご紹介します。
作曲の初心者こそ、便利な機材やアプリを使おう(多機能編)
前述のものより、もう少し踏み込んだ、多重録音、楽曲のトラック(カラオケバンドのようなもの)を作るためのツールのご紹介です。
①ワークステーション型キーボード、シンセサイザー
ワークステーション型シンセサイザーやキーボードとは、その1台の中でほぼすべての音楽制作が完結できるタイプの機種です。
ピアノを習っていた人は、メロディやコードはパソコンやスマホで打ち込むよりは、弾いたほうが手っ取り早い場合もありますね。。
機材が用意できれば、これを使うのもおすすめです。
もしかして、自宅に子供のころに買ってもらったキーボードが眠っていませんか?
ここ7年前後くらいに買ったものなら、機種が多少古くても、それなりの機能がついているものもあります。
説明書がなくなってしまっていても、ほとんどの場合、メーカーサイトに、型番名を入れて検索するとみられるようになっています。
下記リンク例は、割と最近の多重録音機能を持つ機種です。
価格が高めのものは16パートの多重ができます。
例えば、メロディを1つ目のトラックに入れたら、2つ目のトラックに伴奏を入れて…など、リアルタイムでサウンドを組み立ててることができます。
下記の例程度の廉価な機種は、多重入力可能なのが2パートの場合もありますが、シンプルなピアノ曲などを作成するなら十分でしょう。
また、コードを内蔵されているリズムスタイルパターンに合わせ、のばして弾くだけで、ドラムやベース、ギターなどのリズムトラックを生成してくれる機能があります。
廉価な機種にもこの機能はほとんどついていますよ。
これらは、初心者の方にとっても、アレンジやサウンド作りの大きな助けになります。
これで作成した音楽ファイルは、最近の機種ならMP3やMP4などのデータファイルとして出力できるため、スマホやパソコンに移して聴くこともできます。
②多重録音作成(DTM用)アプリ、ソフト
DTMとは、デスクトップミュージックの略語です。
パソコンやスマホ端末上だけで、作曲や編曲、音声ファイルの書き出しが完結できるためのツールを指します。
楽器が弾けなくても、プリセットされているリズムパターンやコードトラックパターンを選んで組み合わせるだけで、バンドサウンドが作れてしまいます。
上述のワークステーション型キーボードでもできますが、そこまで予算がかけられない方、楽器を弾いて作ることにこだわらない方にはおすすめのツールです。
2つのアプリをご紹介します
◎ガレージバンド
アップルコンピュータ、アイフォン、アイパッドで使える、有名なフリーソフトです。
無料ですが、かなりのことがこの一台でできます。
この中に直接音符を打ち込んでいくことも、楽器の演奏や歌を取り込むこともできますが、初心者の方には、内蔵の「APPLE LOOPS」という、ドラムや楽器の音素材を組み合わせて曲を作ってみるやり方がおすすめです。
すでにできているものを組み合わせるだけなので、パズル感覚でかっこいい音楽が作れます。
◎Music Maker Jam
アンドロイド、アイフォン、ウィンドウズで使える、音楽作成ツールです。
ある程度のところまでは無料で使え、踏み込んだ機能には、課金対応が必要です。
前述「ガレージバンド」同様、音楽の専門知識がない人でも、直感的に様々な音楽素材を重ねることによって、素敵なミュージックトラックが作れます。
パーツ一つ一つをイチから自分でつくるというより、沢山あるリズム素材を組み合わせて楽しむ感じです。
が、流行りっぽいEDM(ダンスサウンド)などサウンドもわりと本格的。
様々なパターンを選んで、つくって楽しむのには、とても良いツールです。
③音楽編集ソフト
多重録音の機材を投入するほどではないが、アプリの録音アプリで一発録りしたものをもう少し整えたい、という場合には便利な編集ソフトです。
下記リンクの「Auda City」は、無料ですがとても充実したソフトです。
作成した音楽ファイルをこの中に取り込むと、編集がスムーズにできます。
演奏前後の間をカットする、少しリバーブ(反響)をかける、高音や低音を効かせるなどの調整、ある程度のノイズカット(ノイズの種類にもよります)といったことができます。
また、レコーダーアプリで録音した曲のレベルが小さすぎて・・などという場合は、簡単にレベルアップができます。
録音した曲に効果音をミックスする、2曲をクロスフェードさせてメドレーのようにするといった作業も簡単にできます。
日本語化するパッチもあるため、操作がわかりやすく、直感的に使えますよ。
まとめ
様々な角度から、音楽の作り方、コツなどを解説してきました。
楽器経験の有無、自分の好きな音楽ジャンルなどにより、各人の作りたい曲、サウンド傾向は様々だと思います。
楽器が演奏できることと、曲が作れることは必ずしもイコールではないですが、楽器経験者の方は自分のスキルを上手に生かし、曲づくりに臨んでいただけたらと思います。
また、音楽経験が全くない方は、それだからこそ逆に新鮮な発想で音楽が作れることもあり、それは大きな強みです。
この記事を読んだ皆様が、素敵なオリジナルソングを作れますように。