対バンとは?対バンの意味やマナー、順番について解説!

最近少しずつライブイベントも再開されてきましたね。やはり音楽ライブは生が一番。聴くも演奏するも、多いに楽しみたいものです。さて、ライブハウスでの演目によくみられる「対バン」とは、一体どのような意味を持つのでしょう?
「対バン」のあれこれを詳しく説明します。

記事の目次

  1. 1.対バンとは?
  2. 2.対バンのおすすめポイント
  3. 3.対バンの日の流れ
  4. 4.対バンのマナー

対バンとは?

対バンとは、その日のライブのなかで、複数のバンドが次々に出演する形式のイベントを指します。

対バンのバンはバンドの略です。


一組のアーティストのみが行なう「ワンマンライブ」とはまた違う楽しさを持ちます。

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ツーマンとの違い

ツーマンは、対バンの形式一種でもあります。

二組のバンドのステージのあるライブイベントのことです。

対バンだと、通常は二組よりもっと多く、三〜四組みのバンドが出演することが多いため、区別として「ツーマン」と表記されることが多いです。
 

対バンの組み合わせ

ライブハウスやイベントごとに様々なケースがあります。

●似たジャンルでの組み合わせ
(ロックナイト、Jポップカヴァーバンドデイなど)

●年齢や性別での組み合わせ
(ティーンズバンド特集、親父バンドデイ、レディースバンドナイト など)

●全く違うジャンルの組み合わせ

(一つのライブの中に、アコースティック系や、ロック系などバラエティに富んだバンドが順に登場する)

それぞれに、違った楽しさがあります
 

対バンの演奏順

これも様々なケースがあります。

ライブハウス側のセッティング効率や、バンド編成、お客様状況などを考えて、ライブハウスとの打ち合わせで決まります。

複数ジャンルのバンドが混在するイベントでは、往々にして編成の少ないバンド→多いバンドの順となります。

また、出演者の年齢を考慮し、年齢の低いメンバーのいるバンドは早い時間からのスタート、社会人バンドは比較的遅めの順番といった場合が多いです。

聴きに来るお客様のことも考えての配慮ですね。

 

対バンのおすすめポイント

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観客にとってのおすすめポイント

なんといっても、1日のライブで、複数バンドが聴けるお得感が一番ですね。

お目当てのバンドを聴きにいったら、はじめて観た対バンのアーティストもとても素敵だった!となればラッキーです。

また、異なるジャンル同士の組み合わせの対バンデーでは、自分が普段聴かないジャンルの演奏をじっくり聴くチャンスがあります。
これを機に新しいジャンルを開拓出来たら、素敵なことです。
 

出演者にとってのおすすめポイント

ワンマンライブを開催するには、それなりのレパートリー数、観客動員力が必要です。

まだ、キャリアの浅いバンドのため、その辺りの用意が大変でも、対バンの形を取ることにより、ライブを開催する事が可能になります。


また、複数バンドのが集まるので、お客様の数も勢い多くなります。


アマチュアバンドでも、自分達のバンドの出番の前後には、違うバンドのファンお客様が来ているので、アピールするチャンスです。
はじめての観客に「知らないバンドだったけど、カッコ良かったよね」と言って頂けたら最高です。

また、対バン共演がきっかけになり、初対面のバンドメンバーと交流ができ、切磋琢磨しあう音楽仲間になるチャンスもあります。

それから、ライブハウスによっては知り合いのバンド同士で対バンを組ませてくれる場合もあります。
気心の知れたバンド同士の対バンも、また素敵です。

 

対バンの日の流れ

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出演者

平日のライブは大体夜の19時辺りからスタートします。土日祝は、昼過ぎあたりから始めるイベントもあります。

お客様をお迎えする前に、バンドリハーサルをします。

夜からの場合は、大体夕方16時前後から。
一バンドあたりのリハーサル持ち時間は、機材セッティング、撤収を含め30分〜40分程度が一般的です。

時間的に、当日の演奏曲目をフルに全部は、やれない場合が殆どです。

各楽器のバランス、サウンドチェック、モニターの聞こえかたチェック、確認が必要な曲の部分チェックなどに充てられます。

バンドリハーサル順番はケースバイケースですが大体下記のどちらかです。

●順リハ(本番の演奏順番と同じ)

●逆リハ (本番のラストのバンドから最初のバンドに向かって進める。リハーサル最後のバンドは、そのセッティングを残したまま本番を迎える)

リハが終わった後は、適宜バンド内ミーティングをしたりして、本番を迎えます。

観客

前述のように、当日は、一枚のチケットで自分の知り合いバンドだけでなく、他のバンドのステージも観ることができます。

リハーサルは見ることはできませんので、開場(30分程度前のことが多い)時間に合わせ、入ることになります。

一つのバンドのステージ(だいたい40分前後)のあとに、少々インターバルを取られることが多いです。

この間に、ドリンクや食事をオーダーできることもあります。

対バンのマナー

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出演者

●ライブハウススタッフや、対バン共演者とはこの先もお付き合いが続くかもしれません。

気持ちよくライブイベントができるよう、コミュニケーションをしっかりと!

●リハーサルや本番でのセッティングや出し入れがスムーズにできるよう、機材をきちんとまとめておきましょう。
また、当日ライブハウス側で借りる機材のこと(アンプの型番や台数など)はあらかじめしっかり調べておきましょう。

●リハや本番の時間が長引くと、周りのスケジュールが狂い迷惑をかけます。
機材準備やMCのことも計算に入れ、タイムテーブルの予定をしっかり立てましょう。

●対バンデーは、全員の力で盛り上げるイベントです。
他のバンドのメンバーやお客さんとも楽しくふれあい、盛り上がる1日にしてゆきましょう

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観客

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●イベントによっては、当日の複数バンドの演奏順は開示されていないこともあります。

可能な限り、自分の知り合いバンド以外のステージも観てみましょう。

そこでお気に入りバンドがまた増えるチャンスかもしれません

●せっかくライブを観るのですから、知り合いのバンド以外のステージもしっかり聴き、大きな拍手で盛り上げましょう。

●写真や動画撮影は、バンド関係者やスタッフ以外は禁止にしていることもあります。
事前に確認しておきましょう。

●ライブハウスは比較的狭いことが多いため、大きな荷物や、視界をふさぐような大きな帽子などは周りに迷惑をかけることも!
できる限り身軽な状態でいきましょう。

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