【11選】ギタースタンドも千差万別!おすすめのモデルをご紹介
様々なギタースタンドが販売されていますが各モデルによりメリット・デメリットが異なることはご存じですか?ギターを立てかけられれば何でもよいと思われがちですが、購入の際に注意すべきポイントがあります。そのポイントを含めおすすめのギタースタンド11選をまとめました。
ギタリストにとって必需品のギタースタンド
日々ギターに触れている人にとって、ギタースタンドは無くてはならないもののひとつですよね。
千差万別のモデルが販売されていますが、どのような基準で購入するのが良いかご存じでしたでしょうか?
インテリアとして使用する方もいると思いますが、それ以上に使わなくてはいけない大事な理由があるため、購入する際には正しい選び方のポイントをおさえておくことが重要です。
今回はギタースタンドの選び方のポイントを含め、おすすめモデル11選を紹介します。
ギタースタンドの必要性とは?
ギターは持っているけれど、ギタースタンドは持っていないという方もいるのではないでしょうか?
わざわざスタンドを購入する手間を掛けたり出費を出したりせずとも、壁に立て掛けるかケースにしまえば、確かにスタンドは必要ないと思うかもしれません。
ではなぜギタースタンドがギタリストの必需品と言われているのでしょうか?
その理由をご紹介します。
ギタースタンドが必要な理由①:安全
時々ギターを壁に立てかけたまま放置している方がいますが、そのまま倒れて壊してしまったという例は少なくありません。
ネックが折れたり、アコギの場合はボディにひびが入ることもあるでしょう。
最悪の場合は二度とそのギターがもとの状態に戻らなくなるか、修理できたとしても多額の費用が掛かり、さらには当初のような音が出なくなる可能性が高いです。
ギタースタンドが必要な理由②:出し入れが簡単
ギタースタンドに立てかけてとくことで、弾きたい時にすぐ取り出すことができます。
日々ギターを弾いている人にとっては、いちいちケースから取り出す手間が省けるので便利です。
出し入れが楽になるのと、常に目につくところにあることで、練習不足を防止することも可能でしょう。
ギタースタンドが必要な理由③:チューニング
ハードケースなら良いのですがソフトケースにしまったままにしたり、壁に立てかけたままにしていると、ペグ(弦を回しチューニングを調整する部品)がいろいろなものに触れたりネックが反ったりして、チューニングがズレます。
とくに自分の耳でチューニングが合っているかどうかまだ分からない初心者の方にとって、その状態で練習することは上達が遅れる要因にもなりかねません。
また日々ギターに触っている人にとっても、弾くたびにチューニングが大幅にずれていたら面倒です。
ギタースタンドを使うことで、チューニングのズレを最低限に抑えてくれます。
ギタースタンドが必要な理由④:ネックへの負担が軽減
ギターのネックが反ると音が変わったり弦が切れやすくなったり、フレットに当たってビビりやすくなります。
壁に立てかけた状態でギターが倒れなかったとしても、その状態で生じるネックの負担はかなり大きいです。
ギターは弦を張って演奏する楽器ですが、この弦によって数10㎏もの負担が常にかかっています。
通常の状態でもこれだけ負担が掛かっているのです。
ギタースタンドを利用し、負担を軽減させましょう。
ギタースタンドを選ぶ時のポイント
ギタースタンドが必要不可欠なことが分かったところで、具体的にどのようなものを選ぶべきなのか、いくつかのポイントを購入前におさえておくのが大切です。
ただ「ギターを立てかけることができれば何でも良い」という訳ではありません。
予算を決めたら、次のことを参考に自分に最適なギタースタンドを探してみてください。
ギタースタンドの選び方のポイント①:安定性
最も大切なのは、安定してギターを立てかけられるスタンドかどうかでしょう。
ごくたまに不安定なモデルが販売されているので、インターネットの口コミなどをチェックするとよいです。
口コミがない場合は滑り止め・転倒防止などの機能があるかや、脚部分の構造がしっかりしているかをチェックしてみましょう。
エレキは特にですが、アコギもそれなりの重量があります。
少し触れただけでバランスを崩してしまうようなものは倒れやすく、ギターの破損を招きかねませんし、ギターを手にするたびにスタンドが倒れそうになるのはかなりストレスです。
ギタースタンドの選び方のポイント②:大きさ
これまで壁に立てかけていた方やギターケースに入れて保管していた方は、ギタースタンドの中に意外とスペースを取るものがあることに驚くかもしれません。
購入する際には必ず大きさを確認し、自分の部屋のどこに配置するかを確認しておくと良いでしょう。
どうしてもスペースがない場合は壁に取り付ける吊り下げ式(ハンガータイプ)か、折りたたみ式のものをおすすめします。
それぞれメリット・デメリットはありますが、壁に立てかけたりソフトケースに入れたままにしたりするよりずっと、自分自身にとってもギターにとっても良いでしょう。
ギタースタンドの選び方のポイント③:折りたたみ
確保するスペースを最小限に抑えられる意味でも折りたためるギタースタンドは便利ですが、持ち運びできる意味でも購入する人が多いです。
ライブハウスならば必ずと言っていいほどありますが、結婚式・飲食店・野外などでギターを演奏する時、場所によってはギタースタンドがない場合があります。
また折りたたみ式のギタースタンドはネックを支える部分などがないため、インテリアとしてギターを置きたい場合にもおすすめです。
ギタースタンドの選び方のポイント④:塗装
気にしていない方が多いかもしれませんが、ギタースタンドを購入する際には塗装にも注意すると尚よいでしょう。
ギタースタンドとの接触により生じる、ギターが変質することがあります。
ギターはラッカー塗装とポリ塗装の、どちらかの場合が多いです。
ラッカー塗装の方が高品質なギターが多いのですが反面、ゴムなどとの接触によって化学変化を起こし溶けてしまいます。
この変質はもとに戻ることはないに等しく、注意が必要です。
もしラッカー塗装のギターを所有しているのであれば、ラッカー塗装対応のギタースタンドかどうかも、あらかじめチェックしておきましょう。
もしラッカー塗装対応のものではないスタンドを購入してしまった場合は、接触部分に布を挟んだり専用のスタンドカバーを利用したりすることをおすすめします。
ギタースタンドの選び方のポイント⑤:種類
ギタースタンドは大まかに4つの種類に分かれます。
どの種類のものを購入するかは、スタンドを置くスペースや立てかけておきたい楽器の本数など、自分の環境に適しているかどうかで選ぶとよいでしょう。
次に解説するそれぞれのメリット・デメリットを参考に、どのタイプのものを購入するか決めてみてください。
ギタースタンドの種類(1):立てかけ式
最もスタンダードなタイプが立てかけ式のギタースタンドです。
ネック・ボディを支える作りになっており、初めて購入する方にも使いやすい簡単な構造になっています。
折りたたみ式のものもあり、値段もお手頃で入手しやすいです。
しかしものによっては脚の先のゴム素材が滑りやすく、安定感にかけるものがあるので購入の際は気を付けてください。
またこのタイプはネックを後ろから支えているものが多いですが、ネックに負荷がかかりやすいというデメリットもあります。
立てかけ式を購入したいがネックに負荷を掛けたくない場合は、ギターのボディのみを支えるタイプがあるので、そちらがおすすめです。
ギタースタンドの種類(2):吊り下げ式
とにかくギターに負担をかけたくない方や、エレキのフライングVなどの特殊な形の変形ギターを使用している方は、吊り下げ式のギタースタンドがおすすめです。
吊り下げ式は床に置くものや壁に取り付けるもの、ハンバータイプのものなどさまざまあります。
置く場所のスペースを考えて、どのタイプのものにするか決めるとよいです。
デメリットは価格が他のものより少々高いところでしょうか。
メリットがとにかく多く他の種類のギタースタンドに比較すると、ネックが反るのを防いでくれる効果も、安定感がある面においても抜群に優秀です。
ギターを大切にしたいのであれば、吊り下げ式の購入をおすすめします。
ギタースタンドの種類(3):複数本立てかけ式
複数ギター・ベースを持っているのであれば、それぞれのスタンドを用意するのではなく、複数本立てかけられるものをおすすめします。
結果的にこちらを購入したほうがスペースも最小限で済むからです。
ネックの反りや転倒が心配な方は、1本ずつネックホルダーが付いたものの購入がおすすめでしょう。
ただし複数本立てかけ式のものの中には塗装で変質する可能性があります。
ラッカー塗装のギターに使用する際には、接触部分に楽器クロスや布などを間に挟んで立てかけましょう。
ギタースタンドの種類(4):壁掛け式
壁掛け式もいわゆるヘッド部分のみを吊り下げて掛けるものなので、ネックの負担が少ないタイプです。
インテリアとしてギターを飾りたい場合にもよく使用されていますし、最小限のスペースで事足りるので、置き場所に困ることもありません。
ただしこのタイプのギタースタンドは、壁に穴をあけなければ使用できないものがあるので、アパートやマンションなどの賃貸にお住まいの方は気を付けてください。
壁に穴をあけられない方はハンガーラックと一緒に使用できるものか、パネルなどに引っ掛けることができる網掛けタイプのもの、もしくはハンガータイプのものを購入しましょう。