ギターの種類と特徴まとめ！【テレキャスター/ストラト】

ギターにはたくさんの種類があることと、それぞれ特徴や形状に意味があります。
大きく分けると、エレキギターとアコースティックギターに分かれます。
そして、エレキギターのなかで有名なのが、ストラトキャスターとテレキャスター。
その他にも、レスポールやSGなど様々な種類のギターがあります。
今回は、ストラトキャスターとテレキャスターに焦点を合わせていきたいと思います。
 

テレキャスター（Telecaster ）とは、フェンダーの創業者、レオ・フェンダーが開発したエレクトリックギターです。
1948年頃、「ブロードキャスター」の名前で発売され、そのあと1951年頃、「テレキャスター」の名前に変更され、発売が開始されました。

テレキャスターのボディはソリッドボディです。ソリッドボディとは空洞のタイプではなく１枚板で作られたボディのことです。
表面はフラットトップです。

当時はアコースティックの構造にピックアップを付けたエレキギターがメインでした。それに対してソリッド・ボディという中に空洞がない構造を採用しています。

形状は、正面から見て右側がえぐられた形になっております。
これを「シングルカッタウェイ」と呼びます。
 

電装系・コントロール部は基本的にシングルコイルの２ピックアップ、１ボリューム１トーンで作られています。
シンプルな構造でとても繊細な音がなる印象です。
テレキャスターでカッティングを弾くと、とても歯切れ良く気持ちのいいサウンドを奏でてくれます。

サウンドの特徴で記述したとおり、テレキャスターは非常にシンプルな構造で作られています。
構造がシンプルがゆえに、サウンドにごまかしが効かないという難しい一面もあります。
しかし、そこがテレキャスターの魅力の一つでもあります。シンプルな構造はそれだけ素直に音を出すため、プレイヤーの腕が問われます。

あと、歯切れの良いカッティングを奏でることができるメリットともに、低音が少し寂しいという欠点もあります。

国内アーティスト
アベフトシ (THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)

TK (凛として時雨)

野田洋次郎 (RADWIMPS)

向井秀徳 (ZAZEN BOYS)

布袋寅泰 

海外アーティスト
キース・リチャーズ(The Rolling Stones)

ジョー・ストラマー

ジョージ・ハリスン (The Beatles)

ブルース・スプリングスティーン

ジョニー・グリーンウッド (Radiohead)

ストラトキャスター(Stratcaster)は、フェンダー社が1954年から発表・発売を行っているエレクトリックギターの機種です。同社社長のレオ・フェンダーらによって開発されました。
 

テレキャスターと共にボディに空洞のない、ソリッドボディです。
テレキャスターが「シングルカッタウェイ」なのに比べて、ストラトキャスターは、角のようなボディのえぐれが左右にある「ダブルカッタウェイ」と呼ばれる特徴的な形をしています。
これは単なるデザインではなく、演奏する時のバランスや、人の身体とギターの当たり具合を安定させるために計算された形状になっています。

演奏時の操作性を考慮して削られたボディのダブルカッタウェイは、ハイポジション(ネックの根元部分)が弾きやすくなっています。

電装系・コントロール部は基本的にシングルコイルの3ピックアップ、1ボリューム2トーンで作られています。
ストラトキャスターの音は、高音域が明るく、繊細な音が特徴です。ピックアップが、ネック側・中央・ブリッジ側の3ヶ所に装着されています。
レスポールみたいなハムバッカーピックアップとまではいきませんが、音作り次第では低音に寄った、太いサウンドも出すことができます。

比較的どのような楽曲にもマッチすることができるのが、ストラトキャスターの一番魅力的な所です。

ストラトキャスターの欠点は、ノイズです。シングルピックアップの宿命でもあるノイズ。
ボリュームを上げると、何も弾いていない状態でジーーーというノイズが鳴ります。

しかし、そんな欠点など気にならないぐらいのストラトキャスターの良さがあるので、数多くの幅広いアーティストに使用されています。

国内アーティスト
山内総一郎 (フジファブリック)

Char

加藤隆志 (スカパラダイスオーケストラ)

トモ藤田

大橋卓弥 (スキマスイッチ)

テレキャスターとストラトキャスターは、それぞれとても良いギターで、初心者の方はどちらを選んでもいいと思いまが、ストラトキャスターの方が初心者におすすめできます。
ストラトキャスターの方が幅広いジャンルに対応しやすいという点から、初心者におすすめできます。

サウンドの特徴や構造の意味を理解して、より良いギターライフを過ごしてください。