ギター初心者入門!アルペジオをマスターするコツをご紹介
ギターの演奏方法でよく聞くアルペジオ。
各弦の感覚を掴むのになかなか苦労しますよね。
アルペジオの練習方法は、ピックを使うのか・全部指で弾くのかによっても変わってきます。
この記事でギターのアルペジオの練習方法をしっかり押さえておきましょう。
ギターをマスターするには「アルペジオ」をマスターせよ!
ギターを弾く上で避けては通れない奏法に「アルペジオ」があります。
慣れるまではかなり難しく挫折してしまうことも多いでしょう。
しかしちゃんとした弾き方で練習をしていけば必ず誰でも弾けるようになります!
まずは「アルペジオ」がどんなものなのか知っておきましょう。
「アルペジオ」とは
コードを構成している音を1音ずつバラバラに弾いていく弾き方です。
一度弾いた音をミュートせずに重ねていくことで、流れるような美しいフレーズを聞かせることができます。
ロックでも聞くことは多いですが、主に弾き語りやアコースティックギターを使った楽曲に使われることが多いです。
練習方法
まずはコードを1音1音ちゃんと鳴るように押さえられるようにするところからです。
ミュートしていたり抑える力が弱すぎて鳴らない弦があると、音が途切れてしまいアルペジオをキレイに聞かせることができません。
手首を前に出す・バレーコードに慣れるなどちゃんとした演奏フォームで弾けるようになりましょう。
コードを抑えることに慣れてくればあとは右手を合わせるだけなのでそんなに難しくないと思います。
右手の基礎練習が一番重要
右手の練習はピックを使う場合と、指だけで弾く場合に分かれます。
ロックなどの楽曲で登場するアルペジオは指を使うことがほとんどありません。
自分が弾きたい曲に合わせて練習方法を変えましょう。
ピックを使うアルペジオの練習方法
アルペジオを弾く上で一番難しいのが右手の感覚です。
基礎練習であるオルタネイトピッキングで各弦を弾く感覚を掴み、飛び弦に慣れる必要があります。
飛び弦を上手く弾くコツは、右手のポジショニングにあります。
右手の小指をブリッジの付け根部分に固定・ひじあたりのギターにあたる部分を1箇所に固定するこの2つは必須です。
動かさない起点部分を作ることで弾いているときの感覚を一定に保つことができ、ミスピッキングを減らすことができます。
これはアルペジオだけに関わらず、ギターを弾いていく上で全ての基礎です。
確実に小指・ひじあたりの二箇所を固定して弾く練習をするようにしましょう。
全て指で弾く場合の練習方法
指で弾く場合は、各弦ごとに使う指を固定します。
ベース音となる6〜4弦は親指・3弦は人差し指・2弦は中指・1弦を薬指が担当します。
小指はギターのボディー部分に固定し弾いている感覚を一定に保ちましょう。
またこの小指のみを使わない奏法をフォーフィンガーと言います。
薬指と小指を使わない奏法がスリーフィンガーです。
ギターだけでなくベースの基本ストロークとしても使われています。
アルペジオの練習に適した曲
曲を弾く前にある程度基礎練習をしてアルペジオを弾くことに慣れましょう。
いきなり曲を弾くと挫折しやすいので注意が必要です。
また曲を練習する場合は、なるべく簡単なコードを使っている曲から始めるのをオススメします。
レミオロメン「3月9日」
エレキギターで弾かれている楽曲でありスローペースな曲です。
バレーコードを押さえるのに慣れてしまえば簡単に弾くことができるので、初心者向き!
終始アルペジオが登場する楽曲なのでぜひ挑戦してみてください。
かぐや姫「神田川」
弾き語りの曲というとなぜかこの楽曲が頭に浮かびます。
それぐらい哀愁があり印象に残りやすいメロディーです。
フォーフィンガーで弾かれていますが、使われているコードは簡単なものだけ。
遅いテンポから始めれば雰囲気も出せると思うので、練習していて楽しい曲です。
アルペジオ以外にも様々な表現方法が登場するのもいい点ですね!
少し哀愁漂う曲が弾きたいときは、昭和に出された楽曲なんか弾いてみるといいかもしれません。
福山雅治「桜坂」
桜坂は初心者向けの楽曲ではありませんが、スリーフィンガー(人差し指・中指・薬指)で弾かれる有名な楽曲です。
曲のテンポがもともと遅いためスリーフィンガーの入門曲として練習するといいでしょう。
これから弾き語りをしたい人にオススメの練習曲です。
長渕剛「夏祭り」
長渕剛の「夏祭り」はテレビなどでも多く演奏されているので知っている人も多いと思います。
スリーフィンガーの王道と本人も言っており、アコギの哀愁と繊細さが際立った楽曲となっています。
弾き慣れるまでかなりの時間がかかると思いますが、弾けたら注目されること間違いなしのカッコイイ曲ですのでぜひチャレンジしてみてください!
上達のコツ
たくさん練習することはもちろんですが、ちゃんとした練習を積み重ねることが大切です。
これはアルペジオだけに関わらず、ギターの練習全てに共通します。
またアルペジオの基本は「コードを知っていること」
弾き語りをする上でもコードの勉強は必須なので、少しずつ覚えるようにしましょう。
コード理論を覚えると耳コピが早くなったり、コード譜を見るだけで曲が弾けるようになるなんてメリットもありますよ!
ギターは必ず遅いテンポから練習する
初めから楽曲のテンポに合わせて弾こうとすると、ピッキングの角度が悪かったり、上手く抑えられなかったりと悪い癖がついてしまいます。
後々直すのにものすごく苦労するので、必ずメトロノームを使い、ある程度弾けるテンポから練習しましょう。
メトロノームはスマホの無料アプリを使えば問題ないです。
100BPM→110BPMのように10BPMずつテンポを上げていくことをオススメします。
この練習をすることでだんだん指が滑らかに動くようになってくるはずです。
また遅いテンポから練習するのはアルペジオだけに関わらず、ギターの練習全てに共通することです。
難しいフレーズやストロークなどは遅めのテンポから始めることで、拍数や音符の位置を強く意識することができるのでリズム感も養われます。
楽曲を遅いテンポで再生し、ある程度の音符の位置を把握する
↓
拍数を意識しながらメトロノームに合わせて練習する、の手順が上達しやすいです。
ギターを続けるなら必須項目!コード理論を学ぼう
エレキギターでロックなどを弾く場合は、後々に回しても良いですが、アコースティックギターなどで弾き語りをする場合は初めからコード理論が必須項目です。
「コード理論」というと難しく聞こえてしまいますが、理論というほど難しいものではなく、ある程度法則を覚えるだけなので簡単に覚えることができます。
またコード理論を勉強しておくとメジャーやマイナーなどの基礎コードから難しいコードを割り出すことができるようになり、コードを一つ一つ覚える必要がなくなるというメリットも!
ギターにはハイポジションやローポジション・また展開系のコードなど1つのコードでも色々抑えかたがあるので、少しでも覚える量を減らすためにもコード理論を勉強しておくと良いでしょう。
ギターは遅いテンポから初めて右手と左手の感覚をつかもう!【まとめ】
ギターの弾き方には様々な方法があります。
しかしどの弾き方の練習方法もメトロノームを使い、ローテンポから始めるのは同じです。
アルペジオは右手の感覚も大事ですが、コードが確実に押さえられる左手も重要になってきます。
素早いコードチェンジをしても全音ちゃんと鳴らせるようになりましょう。
まずはメジャーやマイナーの比較的簡単なコードから初め、慣れてきたら展開系や分数コードなどにチャレンジしていくと覚えやすいと思います。
ロックやJ-POPの楽曲を弾き語りアレンジしたバージョンも多く出されているので、楽器屋さんや本屋さんで楽譜を探してみてください。
耳に自信があるならYouTubeで耳コピをしてみてもいいかもしれませんね!