【ギター】自主練に向け必読!基本と弾き方のコツをご紹介!
新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から、『ステイホーム』が叫ばれています。家での時間の過ごし方として、ギターの弾き方をもう一度練習してみるのも素敵ですね。ここでは自宅でのギターの自主練向けに、基本的な弾き方のコツをご紹介いたします!
ギターの自主練には基礎知識が必須
これからギターを始めてみようという方や、昔ちょっとやっていたけど、久しぶりにまた弾いてみようかな、そんな風に思っている方に向けて、今回は基本的なギターの弾き方やちょっとしたコツなどをお伝えできればと思います。
ギターや他の楽器でも、最初に基礎練習をしっかりと行っておくと、その後の上達や理解にとても役に立ちます。どんな事でも同じかも知れませんが、自己流でやっていると、どうしても伸び悩んでしまったりするものです。
という訳で今回は、初心者に方が最初に取り組んでいただきたいポイントや、コードの覚え方をご紹介いたします。
チューニングを合わせましょう
基礎練習の始まりはチューニングを合わせる事からです。何はともあれ、基本中の基本です。少し慣れてくると、大体でオッケーなんて思ってしまいがちですが、弾いてるうちにだんだんとズレてきたりもするので、練習のはじめ、それから途中でも、少し音がおかしいなと思ったら、チューナーを使って、キチンと音を合わせる事を習慣にしましょう。
チューニングのやり方について、yuka先生が丁寧かつ楽しく解説してくださっています。先生の言う通り、昔は音叉を使って音を合わせていましたが、今はチューナーという便利なものがあります。是非、活用しましょう!
こちらはギターのヘッドなどに取り付ける、クリップタイプと言われるものです。アコースティックギターでも、エレキギターでも何方でも使用できます。内蔵のマイクで音を拾う仕組みですね。
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こちらはチューナーとメトロノームを同時に使える優れものです。大きめのディスプレイも見やすくて、使用性抜群ですね。
チューニングの前のギターの弦を張る時ですが、最初に3弦、4弦から張り(少し緩めに)、次に2弦、5弦をまた少し緩めに張ります。そして1弦、6弦を張って、それから6弦からチューニングを合わせていきます。
こうする事で、ネックに出来るだけ負担をかけずに弦を張る事が出来ます。6弦から、もしくは1弦から張っていくと片側にだけ力がかかった状態が出来て、ネックが歪みやすくなります。ちょっとした事ですが、ギターを永く愛するための大切なポイントです。
ピックを持ってみましょう
では次にギターを弾く上で大切なアイテムとなる、ピックを持ってみましょう。ピックは正三角形のものや、それがもっと丸くなったようなおにぎり型のもの、写真のようなティアドロップ型と呼ばれるものなどがあります。
材質も主流のプラスティックや合成樹脂のものから、金属やベッコウ、石で出来たものなど様々あり、厚さも0.5mm程度のものから1.5mm以上のものまであり、求めるサウンドによって使い分けられています。
写真のように人差し指の側面側、と親指の腹で挟むようにして持ちます。
下から見るとこんな感じです。ピックの上半分を持ち、下半分で弾く感じです。
あまり力まずに、でもピックがグラグラしないように押さえます。弦を弾く際には、扇子を煽ぐ要領で、手首の横のスナップを利かせて弾きます。センスが必要かも知れませんが、やりながら自分に合った弾き方を見つけましょう。ポイントは、力まない、でもしっかりと、です。
ドレミを弾いてみましょう
チューニングはバッチリですね!ピックもしっかりと構えたら、次はドレミを弾いてみましょう。皆さん馴染みのある『ドレミファソラシド』これは『Cメジャースケール』と言います。
5弦3フレットを、左手薬指の先で押さえて弾いてみましょう。それが"C"音、つまり“ド”です。
次に4弦の開放弦、何も押さえないで弾いた音が"D"、"レ"です。4弦2フレットを中指の先で押さえて"E"、"ミ"、3フレットを薬指で押さえて"F"、"ファ"、3弦の開放弦が"G"、"ソ"、2フレットを中指で押さえて"A"、"ラ"、2弦開放が"B"で"シ"、そして1フレットを人差し指で押さえて"C"の"ド"に戻ります。
基礎練習の一環として、この『ドレミファソラシド』は、何も見なくても、出来れば手元を見なくても弾けるようになるまで、練習していただければ良いと思います。
これが『Cメジャースケール』と呼ばれるもので、このフレットの位置をずらせば、メジャーキーの曲でフレーズを作ったり、アドリブソロを取ることも出来ます。
上の内容を動画でわかりやすく説明してくださっています。頭よりも、手で覚えてしまう事が大事です。繰り返し弾いてみましょう。
コードを覚えましょう
ドレミはバッチリですね!次の基礎練習はコードの弾き方です。初心者の方におすすめのコードの覚え方としては、まず"A"、"E"この2つのコードを指の形で覚えてしまう、というのが良いでしょう。
中指、薬指、小指でこのコードを押さえる事が出来れば、あとは人差し指でフレットをセーハ(バレーともいい、一つの指でフレットの複数弦を押さえる事)して、他のコードもカバーする事が出来ます。では、やってみましょう!
- A
- Am
まずはAコードです。押さえ方はイラストのように、人差し指、中指、薬指というのが一般的でしょうか。このコードの場合、5弦の開放弦と3弦の2フレットの音が“ラ”つまりA音で、コードのルート音となります。
ルートのAに対して2弦2フレットのC#は、Aから数えて5番目の音で、これを5度の音といいます。この5度の音が半音下がると、つまり短5度の音が加わると、Amというコードになります。マイナーと言うだけあって、少しもの悲しい、哀愁を感じる音になります。
中指を外して開放弦にすると、A7という7thの入ったコードになります。
ちなみに7thというのはAの音から数えて、7番目の音、つまりGとなります。7度の音が加わると、ブルージーというか、少しの不安定さと怪しさを出して、次に来るコードでの安心感をより強調する役割があります。
また、7度を半音上げたものが、メジャー7thと呼ばれるもので、この音が加わると。おしゃれな、キラキラした爽やかさが出ます。
- A7
- AM7
Eコードの方の押さえ方はこのようになります。7th、メジャー7thなどはおいおい覚えていけば良いと思いますが、何か参考になればと思い載せておきました。
メジャーコード、マイナーコードはAとE、それぞれかたちを覚えておけば、他のコードはそれを応用すれば大丈夫です。
- E
- Em
- E7
- EM7
2フレットをセーハしてAコードを押さえればB、3フレットでC、5フレットならD,7フレットでEコードとなります。また、1フレットをセーハしてEコードを押さえればF、3フレットならG、5フレットでAとなり、この2つのコードの形で対応出来ます。
エレキギターならまだセーハしやすいのですが、アコースティックギターでは初心者の方はセーハするのが中々厳しいかも知れません。C、D、Gはセーハしなくても出来る押さえ方があります(下記参照)が、BとFはセーハする押さえ方が一般的です。
よく『Fでギターを挫折した』と言う人がいるのは、その為です。
- B
- C
- D
- F
- G