ギターのフレットとは?数え方・覚え方を紹介!
ギターのフレットとは指板に打ち込まれた金属のことです。1フレットごとに半音ずつ音程が変わります。フレットの数え方を知ると、楽譜やギターの教本を理解する助けになり、フレット位置を覚えると演奏をスムーズに行うことができます。ぜひフレットについて知ってみましょう。
ギターのフレットとは?
ギターのフレットとは、指板上に打ち込まれている金属の棒のことです。
指板とは、ネックの表面に貼られている板のことで、ギターを弾く時に指で押さえている部分のことを指します。
フレットが打ち込まれている間隔は、ボディ側になればなるほど短いです。1フレットごとに半音ずつ音程が変わっていきます。これはエレキギターでもアコースティックギターでも同じです。
フレットがあることによって指で押さえる位置もわかりやすく、音程のチェンジが簡単になります。ちなみにヴァイオリンも弦楽器のひとつですが、フレットがありません。
その理由は、楽器自体が小さくフレットを打てる場所が少ないことや、音程のわずかな調整が難しいことが挙げられます。
ギターのフレットは1フレットから十数フレットまであり、数え方があります。ギター教室や教本ではフレットの数え方をよく使うので、覚えておくと非常に便利です。
また弦とフレットの位置を覚えると、どこが何の音程なのかを瞬時に理解することが可能です。数え方と覚え方を合わせてご紹介していきます。
ギターのフレットの数え方と覚え方
ギターのフレットの数え方は、ヘッド(左側の弦のはしを巻いている部分)の方から1フレット、2フレット、3フレットと順に数えていきます。
1フレットの左側にある部品もフレットに似ていますが、これはナットという別の部品です。ナットはプラスチックやカーボンの素材で作られていて、弦を支える役割を果たしています。
この写真のギターは、フレットの数が全部で20個あります。この中でも、ポピュラー・ミュージックのコードを弾く場合は1フレットから6フレットあたりを押さえることがほとんどです。
初めて演奏する時には1フレットから順番に数えていき、押さえたい箇所を見つけていきます。だんだん慣れていくと、瞬間的にどこに何フレットがあるのか分かるようになるので、少しずつ覚えていきましょう。
フレット位置を覚えるためのポイント
フレット位置を覚えるためのポイントは、印を確認することです。ほとんどのギターにはフレット位置が分かるよう、表面と側面に丸や四角の印がついています。
演奏する場合には、表面の印より側面の方が確認しやすいです。表面の印を見ながら演奏すると姿勢が悪くなってしまうことがあるので、なるべく側面の印を確認するようにしましょう。
こちらのギターには3、5、7、9、12、15、17フレットに印がついており、すべて奇数です。自分が押さえたいフレットが「4フレット」だった場合、3フレットか5フレットの印を確認することで、簡単にフレット位置を把握することができます。
さらに、10フレットといった、たくさん数えなければいけない場合にも印が便利です。奇数の印だけ数えていけば、短い時間でフレット位置が分かります。
慣れていくと、フレット位置がすぐに分かるようになっていきます。ぜひ何度もギターにふれて、自然に押さえられるようにしましょう。
まとめ
ギターのフレットは、指板に打たれた金属のことです。フレットがあることによって簡単に音程を把握できたり、コードが覚えやすくなっています。
数え方を覚えるとコードを演奏するときや、難しい指遣いのときにも役立ちます。ぜひ覚えて活用していきましょう。
またフレット位置を覚えるには、ギターの側面にある丸い印を確認することが大切です。何度も演奏していけば、印の位置が視界に入るだけで押さえる場所が分かるようになります。
ぜひフレットの数え方や覚え方を知って、ギターをより楽しんでいきましょう。