初心者が知っておくべきギターとベースの違いとは?

これからバンドを始めようとして、ギターを選ぼうか、それともベースにしようか迷っている人はいませんか?どちらもそれぞれに魅力的な楽器なので、そこはよく考えて、自分に合う方を選びましょう。知っておいて損はないギターとベースの違いについて解説していきます!

記事の目次

  1. 1.バンドを始める前に知っておくべき、ギターとベースの違い
  2. 2.ギターとベースはここが違う!
  3. 3.ギターとベース、演奏の難易度に違いはある?
  4. 4.ギターの名演、ベースの名演ご紹介
  5. 5.ギターとベースの違いのまとめ

バンドを始める前に知っておくべき、ギターとベースの違い

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仲間と集まってバンドやろうぜ!となり、担当のパートを決める時、人気を二分するのがギターとベースではないでしょうか。ドラムに比べ、練習の環境を選ばないというところもあると思いますが、何と言ってもカッコいい!というのが1番の理由でしょう。

ところで、初心者の方の中にはギターとベースの違いがよくわからない、という人もいるのではないでしょうか。今回はそんな方の為にギターとベースの違いについて詳しく解説していきたいと思います。

楽器を選ぶという事は、恋人を選ぶ事と一緒です。長く愛せる1本を探していただきたく思います。

ギターとベースはここが違う!

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それでは、ギターとベースの違いについて、私なりに説明していきたいと思います。それぞれに役割があり、甲乙付け難い魅力がある楽器である事が伝えられれば嬉しいです。
 

ギターについて

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まず、ギターですが基本的に6本の弦が張られています。その音域はレギュラーチューニングで、24フレットまで押さえる事が出来る6弦ギターの場合、1番低い音がEで、1番高い音が、その4オクターブ上のEになります。

大きく分類するとアコースティックギターとエレキギターに分けられます。アコースティックギターはその音楽ジャンルに合わせてクラシックギター、フォークギター、フラメンコギターなどがあり、それぞれ形状や張られる弦、奏法にも違いがあります。

アコースティックギターは多くの場合、ボディの空洞の鳴りを活かし、楽器自体から直接音を出すものを指します。

エレキギターはピックアップで弦の振動を電気信号に変換して、アンプなどを通して音を出す楽器です。

その構造によってフルアコースティック、セミアコースティック、ソリッドギターの3種類に分類されます。

ギターの種類による重量などの違いについて、詳しくはこちらを御覧下さい。
 

ギターの種類別の重さの目安を紹介!【レスポール/エレキ/ストラト】のイメージ
ギターの種類別の重さの目安を紹介!【レスポール/エレキ/ストラト】
ギター初心者必見!エレキギターの種類別の重さを紹介してまいります。エレキギターは見た目からは意外と重さの違いは分かりにくいのですが、その重さによって音にまでかなり影響を与えてしまうので、非常に重要なポイントとなります。是非、ギター選びの参考にしてください。

ギターはその音域の特性からバッキングでの和音、つまりコード演奏に適しています。ここがベースとの最大の違いです。

リズムを刻む、という表現がピッタリくるカッティングやコードストロークなど、ギターはそれ1本でも歌の伴奏が成り立つ楽器です。

 

ベースについて

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続いてベースについて解説していきましょう。まずギターとの大きな違いは、弦が4本であると言う事です。5弦ベース、6弦ベースというものもありますが、基本的には4本弦であったらベース、と覚えておけば良いと思います。

ベースの音域ですが、同じポジションで弾くとギターより、1オクターブ低い音が出ます。そしてこの音域では和音が聴き取りにくく、殆どの場合単音で演奏されます。

ベースはバンドの中で低音を担当しています。バンドサウンドの『腰』とか『ボトムを支える』とか言われますが、ドラムと共にバンドのノリを左右する、重要なポジションです。

 

小さなスピーカーではベースの音はなかなか聴こえづらかったりしますが、ライブハウスやホールのような広い空間では、壁や床を振るわせる程の重低音が身体にまで響いてきて、その存在感は圧倒的です。

よく“グルーヴ”という言葉が使われますが、そのグルーヴを作るのはまさにベースの動きです。身体全体で感じるのがベースサウンドです。

また、ギターと並べた時にベースの方が一般的に背が高いのが特徴です。これは弦が長い方が音が低くなる為、ネックがギターに比べてベースの方が長く作られている為です。
 

ギターとベース、演奏の難易度に違いはある?

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ではギターとベースで、どちらが難しいのでしょうか?演奏の難易度に違いはあるのでしょうか?どちらもある程度のレベルに達する為には、毎日の練習は欠かせないでしょう。

初心者が入りやすいのはどちらでしょうか?これは個人的な意見ですが、まずはギターでコードを覚えて、それからベースを弾いた方が、理解がより深まると思います。

ベースラインを作る為には、そのコードの構成音を把握している事が有効になってきます。ギターでCのコードの押さえ方を知っていれば、ベースに持ち替えた時にも、このコードを構成している音を元に弾いていけば、大きく外す事はないでしょう。

どちらが難しいか、とここで断言する事は出来ませんが、先にどちらかと云えばギターを弾いてみることを、私はお勧めいたします。

ギターとベースが非常にバランス良く絡んでいる楽曲を参考に聴いてみましょう。
 

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ギターの名演、ベースの名演ご紹介

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