ギターのピックアップで高さを調整するだけでこんなに変わる!知っておくべきピックアップ調整方法
ギターの心臓と言っても過言ではないピックアップ。ピックアップの高さの調整であなたのギターの音は劇的に変わります。ピックアップはどの高さがいいのか、どう変化するのかなど、お悩みの方に向けてピックアップアップの調整方法を紹介します。
ギターのピックアップとは
ギターの音をアンプから鳴らすうえで欠かすことのできないパーツがピックアップ。
ピックアップと言っても何の役割を果たしているのでしょうか。
その答えは簡潔に言うとマイク(収音)のパーツです。
このピックアップがなければアンプに繋いでも音が出ません。
ギターを弾くとき弦を振動させ音を鳴らします。
その弦の振動を電気信号に変換し、その信号をアウトプットジャックからシールドを経由しアンプへと送りその信号を増幅させてスピーカーから音が鳴っているという仕組みです。
ギターのピックアップで音は変わる?
ピックアップにはいろんな種類、複数のメーカーが存在します。
ギターのピックアップを交換することによって音は大きく変化します。
ギター本体の音を変えたいときにはかなり有効です。
さらに同じ形のピックアップでも「ロック向け」、「ジャズ向け」などの目的別に分けられているものもあります。
その場合、自分が鳴らしたいサウンドをしっかり確認し下調べしたうえで購入することをお勧めします。
ピックアップで高さを調整すれば弾きやすさも音も格段に変わってくる
ギターの音を拾うピックアップ。
その高さを変えるだけで音は変化します。
音が変化することによって引きやすさも変わってきます。
では、どのように調整すれば音がどう変化するのでしょうか?
ギターのピックアップを交換するその前に
先ほどピックアップを交換すると音が変化すると紹介させて頂きましたがピックアップを交換する前に一度ピックアップの調整をしてみてください。
実はピックアップの調整だけで音がかなり変わります。
音の抜けが悪いからピックアップを変えようと楽器に訪れた方がギターを見てもらうとかなりピックアップの位置が下がっていて音がちゃんと拾えていない。
ピックアップの高さを調整してもらっただけで劇的に音抜けがよくなったなんていう例もあります。
ギターの音が悪くてピックアップの交換を考えてる方は一度ピックアップの高さを見てみてください。
ギターのピックアップの高さの調整で音はどのように変化するのか
先ほどから紹介してますがピックアップは高さを変えれば音が変わります。
具体的にはピックアップからギターの弦の距離を調整することによって音が変化します。
ピックアップがギターの弦の近づくほどギターの音は「大きく太く」なっていきます。
ピックアップがギターの弦から遠ざかるほどギターの音は「小さく細く」なっていくのです。
よって同じピックアップでも高さを調整することによって音が変化してくるのです。
それによって弾きやすさも変わってきます。
音の大きさが違うとピッキングに必要な力の加減が変わってきます。
ピックアップが弦に近い場合弱いピッキングでも音をしっかり拾ってくれます。
ピックアップが弦から離れている場合ピッキングを強くしないと音をなかなか拾ってくれません。
じゃあピックアップは高い方がいいんじゃないと思うのですが、ピックアップが高い場合ピッキングでの強弱のニュアンスが出しづらくなります。
なので個人の音の出方に合わせて高さを調整する必要があります。
ピックアップの調整方法ご紹介
ピックアップの高さでどのように音が変化するか分かったところで早速本格的な調整方法を説明していきます。
ピックアップの高さを調整をする前に
ピックアップを調整する前に必要な道具、準備があります。
準備をせずピックアップの調整をしてしますと調整しなおさなければならないこともあります。
しっかり確認しましょう。
ピックアップの調整に必要な道具
ピックアップの調整に必要な道具は2つあります。
- ドライバー
市販のものでも使えますがしっかり自分のギターがプラスドライバーかマイナスドライバーのどちらが必要か確認しましょう。
MUSIC NOMAD MN228 THE OCTOPUSミュージックノマド ギター/ベース ザ オクトパス ドライバー レンチ メンテナンス用品
参考価格: 2,281円
ギター、ベースメンテナンス用のドライバーです。
プラス、マイナス、六角と変更して使うことができ、大変便利です。
- 定規
的確に測れ、端から目盛りが記載されている工具用の定規を用意してください。
D'Addario Planet Waves STRING HEIGHT GAUGE PW-SHG-01 ギター 弦高ゲージ
参考価格: 1,410円
弦高を図るギター、ベースメンテナンス用定規です。
ピックアップの高さを調整する際もピックアップから弦までの距離を図るのにも使えるので持っておくとよいでしょう。
ピックアップの調整前の準備
ギターのピックアップ調整前にほかの部分の調整を行っておきましょう。
- ネックのそりの調整
- 弦高の調整
- ブリッジの調整
ピックアップの高さは1mmでも違えば音が変わってくるので注意してください。
ピックアップの調整前にピックアップのポールピースから弦の距離をメモしておくことで「やっぱり元の音に戻したいな。」って時に困らないのでおすすめです。
ピックアップの高さの調整の仕方
ギターのピックアップを調整する際は最終フレットを押弦してピックアップのポールピースから弦の距離を測り調整していきます。
ポーズピースとは各弦の下に配置されている棒のことです。
ある特定の弦だけ出力が強くなったり弱くなったりしないように取り付けられています。
レスポールに関してはこのポールピースも調整できます。
ピックアップの高さを変えるにはギターの種類にもよりますが
- レスポール
- テレキャスター
- ストラトキャスター
- ジャズマスター
時計回りに回すとネジが締まりピックアップは高くなり、反時計回りに回すとネジは緩みピックアップは低くなっていきます。
左右のネジを上手く調整してピックアップから各弦の距離を調整していきます。
ピックアップから弦の距離の基準
ピックアップから弦までの距離の基準の目安ですがシングルコイルかハムバッカーで変わってきます。
ストラトキャスターなどのシングルコイルのリアピックアップの場合、標準は1弦側で1.6mm〜2.8mm位、6弦側で2.0mm〜3.2mm位。
レスポールなどのハムバッカーのリアピックアップの場合、標準は1弦側で1.4mm〜2.4mm位、6弦側で1.6mm〜2.6mm位。
が基準になっております。
これを目安に自分が出したい音に合わせて距離を変えて調整するとよいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ギターのピックアップの調整1つであなたのギターの音が劇的に変化します。
エフェクターで変化させる前の大元の音のなるのでこだわって調整してみてはいかがでしょうか。