ギター初心者がはじめに覚えるべきコードはこれ!これで弾ける曲も合わせてご紹介
ギターを始めたはいいけど、なにをすればいいかわからない。どんな練習をすればいいの?と悩んでいる方は多いと思います。
なんと言ってもまずはコードを覚えなくてはなりません。
ここでは、ギター初心者がまず覚えるべきコードを紹介していきたいと思います。
ギターを始めるとまず耳にするコードとは
まず初めに、ギターを始めたらまず耳にするコードは、Fコードかなと勝手に思っています。
というのも、ギターを始めて初めてぶつかる壁といったら「Fの壁」。
周りの人に、「ギターやらないの?楽しいよ?」と勧めても
「どうせ弾けないしさ。Fコードとかすごい難しいんでしょ?」と言われて誰もギターを手に取ることはありませんでした。
ギターを始めてくれない悲しさと同時に、ギターを全く弾けない人でもFコードは知っているんだなと思いました。
このFコードは、たくさんコードが存在するなかでも、ギターを弾くにあたって非常に重要であり基本的なコードとなります。
初心者がまず覚えるべき基本のコード
まずはじめに、コードとはなんぞやという人のために、とても簡単にコードというものを説明したいと思います。
コードとは?
コードいうものは、日本語に訳すと和音とも言います。
和音というものは、複数の音を同時に鳴っているというものです。
とてもわかりやすく耳馴染みがあるところで説明すると、
幼稚園や小学校の音楽発表会や学芸会などで、始まりと終わりにみんなで同時に礼をする時がありましたよね?
その時に、「ジャーーン、ジャーーン、ジャーーン」と先生やピアノ担当の子が礼の合図として弾いてくれていたと思います。
あれがコードです。
当たり前の事すぎて、気にして聞いていなかったらコードだと気付くことはないと思いますが、あれがコードというものです。
コードには、暗号のように専門的な用語や表記がありますが、初心者の方はコードが何なのかがわかっていればいいと思います。
コード=和音(複数音)
まずはこれを覚えておいてください。
専門的なことはギターを練習していくうちに身につけていけばいいと思います。
基本コード① メジャーコード
まずはじめに覚えておきたいコードといえば、メジャーコード。
メジャーと言われると覚えておかなければと思いますよね?
その名の通りコードにとってメジャーコードは基本となるコードですので、しっかりと覚えてください。
メジャーコードて覚えておくべきコードは7つ。
C、D、E、F、G、A、B
この7つをまず覚えてください。
メジャーコードを弾くとわかりますが、とても明るく元気な聞こえ方をします。
「Fの壁」とよく言われますが、ギターをはじめて気付くことがあります。
それは、「Bの壁」。
実は、Fコードなんかよりよっぽど難しいBコードというものが存在します。
FコードとBコードはどちらともバレーコードというものです。
バレーコードというのは、人差し指で複数の弦を同時に抑えるコードというものです。
このバレーコードができずに挫折する方が多いので、厳密にいうと、「Fの壁」でも「Bの壁」でもなく『バレーコードの壁』というのが正しいのかなと私は思います。
メジャーコードの並びをみて、なんでAからスタートじゃなくて、Cからスタートするの?と思った方もいると思います。
その理由はCがドの音だからです。
音楽ではCから順に、ドレミファソラシという作りになっています。
違和感を覚える方もいると思いますが、そういうもの!とじぶんに言い聞かせて覚えてください。
同じコードにも抑え方が違うものがあり、アコギとエレキで抑え方を変えたりすることもあります。
アコギではローポジションで弾き、エレキではまた別の抑え方みたいなこともあります。
基本コード② マイナーコード
メジャーコードの次に覚えておくべきコードは、マイナーコードです。
マイナーと言われると、あんまり覚えておかなくていいんじゃないの?と思うかもしれませんが、コード界の中ではメジャーに続き非常に重要なコードとなります。
表記の仕方は、
Cm、Dm、Em、Fm・・・
とメジャーコードの表記に小文字のmを引っ付けたものになります。
メジャーコードの明るい聞こえ方と違い、マイナーコードは暗く切ない聞こえ方をします。
暗く切ない聞こえ方をする理由はありますが、理論は置いといてとにかく覚えてください。
メジャーコード、マイナーコードさえ覚えれば弾ける曲はたくさんあります。
基本を抑えればこんな曲が弾けるようになる
Stand By Me/ベン・E・キング
私がギターをはじめたての初心者に弾くべき曲は?と聞かれたら紹介する曲は1つです。
初心者が基本コードを覚えて最初の一曲目として弾くべき曲は、ベン・E・キングの「Stand By Me」です。
こちらの曲は、先ほど説明したメジャーコードとマイナーコードのみで弾ける曲です。
もっというと、4つのコードのみで最初から最後まで曲を演奏することができます。
G、Em、C、D
この4つのコードさえ覚えていれば、「Stand By Me」は演奏可能です。
厳密にいうと、原曲キーで弾くにはカポタストという器具を使い、2フレット目に装着する必要がありますが、
持っていなければ原曲キーとかは気にせず弾いてください。
邦楽は、情緒とか雰囲気みたいなものを曲に入れ込むことがとても多く、複雑なコードを使用するものが多くありますが、
洋楽に関しては少ないコード数で演奏できる曲が非常に多いです。
「Stand By Me」をおすすめする理由は、非常に簡単なコードで演奏できるということです。
なんと言っても「Fコード」が出てこないというところが初心者でも入りやすい曲だと思います。
初心者がいざ練習しようと思って、曲のコード進行を検索し、その曲に「Fコード」が出てくるとそれだけで少し敬遠してしまうと思います。
もちろん「Fコード」や「Bコード」のバレーコードもギターを演奏する上で逃れられないものですが、まず演奏ができなければ楽しくありません。
弾けないから楽しくない!と言ってギターをやめてしまわないように、まずは簡単なコードで演奏できる曲を練習するべきです。
演奏する上で重要なのはコードチェンです。
簡単なコードしか使わないこの曲でコードチェンジに慣れていくことで、少しずつギターに慣れていってください。
練習時間にもよりますが、ギターを初めて一週間もすればマスターできる曲ではないかなと思っています。
ギターの基本コードご紹介まとめ
基本コードさえ抑えれば様々な曲が演奏できます。
出来ないからといってすぐ諦めるのではなく、簡単なコードで演奏できる曲を練習して、まず演奏する楽しさを知ってくれたら嬉しいです。