音楽用語「bluesy(ブルージー)」の意味を解説!
ブルージーとは、「憂鬱な」や「気だる気な」といったニュアンスを持つ言葉です。
たまに普段の生活の中でも使う言葉ですね。
また、音楽に於いては「ブルースのような雰囲気で」という意味で使われることもあります。
ではもう少しブルージーとは?を掘り下げていきましょう、
音楽用語「bluesy(ブルージー)」の意味とは?
前述のように、ブルージーは、ちょっと物憂い感じを表す、また「ブルースのように」という意味でも使われる言葉です。
また、ブルースは、、黒人奴隷たちの悲しみや、魂の叫びがこめられた「黒人霊歌」がルーツです。
そのような、悲哀や、哀愁などのニュアンスを出した音楽表現、という意味合いもあります。
また、ギターなどの表現に於いては「ブルージーな演奏」とは、、ブルース特有のスケールで弾いた、黒っぽいフィーリングのことを示す場合もあります。
いろいろな側面のある言葉ですね。
ブルージーな曲の例①「サマータイム」
有名な、ガーシュインの「ボーギーとベス」より、「サマータイム」です。
この曲は、黒人差別に苦しむ人たちの生きざまを背景に作られたオペラの中で歌われる子守歌です。
哀愁を帯びた曲調は、まさしく「ブルージー」ですね。
希望とはかない夢がないまぜになった歌詞も哀調に拍車をかけますね。
スタンダードナンバーとしても、色々な歌い手や演奏家により、披露されています。
ブルージーな曲の例②「B.B. King - The Thrill Is Gone 」
「Stand By Me」などでもおなじみの。Ben E Kingの代表曲のひとつです。
ブルース特有のスケールを使った、ギターフレーズが随所に聴けます。
ブラックフィーリングにあふれたこの曲もやはり「ブルージー」な曲と言えますね。