音楽用語「groove(グルーヴ)」の意味を解説!
音楽用語『groove(グルーヴ)』の意味を説明していきます。よく使われる言葉ですが、その意味をちゃんと人に話せるでしょうか?今回は知っているようで、実はちゃんと知らない音楽用語の1つ『グルーヴ』について解説していきます。
音楽用語「groove(グルーヴ)」の意味とは?
よく使われる音楽用語の中に『グルーヴ』という言葉があります。アナログレコードの針の溝を意味する『グルーヴ』が語源となっている言葉ですが、どのような意味があるのでしょうか?
実は、具体的な定義が決まっているわけではありません。音楽のノリとか、それを聴いた時に身体を動かしたくなってしまうフィーリングを指す場合が多いようです。
例えばこの曲を聴いてみましょう。
Superstition/スティービー・ワンダー
泣く子も黙るスティービー・ワンダーの名曲ですね。思わず踊り出したくなってしまいます。こういったノリの楽曲が、一般的に『グルーヴ』を感じるといわれます。
またグルーヴとは人間の手によって演奏されることによる完全に正確ではない、多少のズレやもたりから生まれるものです。
ブラックミュージックの演奏は後乗りとよく言われています。これはジャストよりも少しタイミングの遅れたリズムによって、独特のウネリが生まれているというものです。
これがまさに『グルーヴ』ということなのでしょう。
セ・ツ・ナ/スーパーバタードッグ
スーパーバタードッグの演奏にも最高のグルーヴを感じます。何だか理屈抜きに楽しくなってしまう、というのもグルーヴの特徴かも知れません。
一定のはっきりとしたリズム、ベースとドラムの心地良い絡み、音の行間を感じさせる隙間。グルーヴを感じる音楽の共通点はこういったところではないでしょうか。