ギターのナットのおすすめ7選!【種類/素材/選び方】
ギターのナットのおすすめを厳選してご紹介していきます。一口にナットと言っても材質や種類、造りの違いで使用感にも大きな影響を与えます。今回は何を選べば良いのかわからない人のために、ギターのナットの選び方を見ていきましょう。
ギターのナットの選び方
上で説明したナットの種類の違いを踏まえたうえで、今度は選び方について見ていきましょう。
素材で選ぶ
プラスチック製のナット
プラスチック製のナットは加工のし易さが魅力です。
他の素材に比べ、弦の溝や高さの調整の為に整形するのが簡単で、初心者にはおすすめの素材といえます。しかし、それだけに消耗は最も早く、ナットの中では寿命が1番短い素材です。
牛骨のナット
牛骨のナットは、硬質でバランスの良いサウンドが特徴で、見た目の美しさも魅力の1つです。
加工するにはプラスチックに比べて硬さがある為大変ではありますが、自分で削って調節したギターのサウンドにより愛着がわくようになります。
ブラスのナット
ブラスのナットは伸びの良いサスティーンと、金属的なクリアーさが大きな魅力です。ブラスは金管楽器にも使用される金属で音の伝導の良さが特徴です。
ブラスになると金属なので、自分で加工するにはそれなりの設備が必要なレベルになってきます。ギタークラフトの方に興味がある方ならチャレンジしてみるのも素晴らしいと思いますが、そこまででもないギタリストは、加工してあるタイプを選ぶか、専門家に加工してもらうのが良いでしょう。
カーボンナット
カーボンナットは耐久性に優れた、使用感の良いナットです。
音の輪郭がはっきりしていて、サスティーンも良く伸びますが、ややトレブリーなそのサウンドは好みが分かれるかもしれません。
タスクナット
タスクナットはクリアーなサウンドと、美しいサスティーンを生み出してくれます。
造りで選ぶ
溝付きナット
溝付きナットはその名の通り、初めから弦を通す溝が削られているナットです。多くの方が購入しているのはこのタイプです。
ナットの溝は細すぎたり、或いは太過ぎたりするとチューニングが狂いやすくなったりなどの不具合が生じます。使用するギターにあった溝付きナットを求めましょう。
フラットナット
フラットナットは溝が削られていない、フラットな状態のナットを指します。プロのリペアマンに削ってもらうのが無難ですが、ご自分で挑戦してみるのも面白いと思います。
求めるサウンドがはっきりとしていて、なおかつ既製品のナットでは物足りない、といったサウンド探求者にはおすすめです。
ローラーナット
ローラーナットは摩擦を減らすことで、チューニングが安定し、音の伸びも良くする効果があります。
世界3大ギタリストの1人、ジェフ・ベックがストラトに使用していることでも知られています。
ナットの取り付け法
ナットを自分で取り付ける場合は、自己流では危険です。このような動画で勉強したり、経験のある人に指導してもらうなどして、安全に正しいやり方を身につけましょう。