ギターペグの交換方法をわかりやすくご紹介!
最近ギターのペグが回りにくかったり、チューニングが狂いやすかったりしていませんか?それはペグを交換すれば直るかもしれません。なんとなくペグの交換は素人には難しそうと思っている方はこのページで一緒に勉強しましょう。あなたのギターが見違えますよ!
ギターのペグを交換したい
- 最近チューニングが狂いやすい
- 弦が切れやすくなった
- ペグが回らない
- ペグは回るけども空回りする
マシンヘッドとも呼ばれるギターのペグは、張られた弦の引っ張る力(張力)によりかなりの負担がかかっています。
ペグの交換時期は明確には決まってはいませんが、経年変化で寿命を迎えた時の交換方法を知っておきましょう!
ペグが緩いとチューニングが安定しない
チューニングが安定しない理由はいくつか考えられますが、ペグの緩みも原因の一つです。
ペグ本体の取り付け用のネジが緩んでいたり、内部のギアとツマミのネジが緩んでいたりします。
この緩みが張力に負けて、弦自体が緩み始めるとチューニングが狂ってしまいます。
またチューニングが狂うので頻繁にペグを操作することになり、弦に負担がかかって切れやすくもなります。
クルーソンタイプとロトマチックタイプ
ギターのペグにはクルーソンタイプとロトマチックタイプの2つの種類があります。
この章では2つの特徴や違いについて触れていきましょう。
クルーソンタイプ
クルーソンタイプはビンテージギターに多く採用されていて、古くから使われているペグです。
つくりもシンプルで、現在でも好んで使われる人気のペグでもあります。
特徴
- 重量が軽い
- 音が豊かに広がる
- 衝撃に弱い
ペグ自体の作りがシンプルで重量が軽いため、ギター本体の振動を邪魔せず伝えることが出来ます。
木の鳴りを十分に活かした倍音を含むふくよかな温かい音が特徴です。
しかし構造上衝撃に弱く、変形しやすいともいわれています。
ロトマチックタイプ
続いてクルーソンタイプの弱点を補うようにして生まれたロトマチックタイプの紹介です。
特徴
- 重量が重い
- 音が長く伸びる
- ツマミのトルクを調整できる
ダイキャストと呼ばれる鋳造法で作られる金属を使っているため、クルーソンタイプと比べて重量があります。
重みのせいで木の振動が抑えられ、締まったタイトな音がします。
またクルーソンタイプより音が長く伸びることも特徴ですね。
ツマミのトルクが調整できるところも大きな違いです。
ロック式タイプ
ロトマチックからさらに進化した、よりしっかりと弦を固定できるペグです。
軸の中に鉄の芯が内蔵されていて、ダイヤルを回して弦を固定することが出来ます。
チューニングが狂うのを最小限に抑えらる効果があります。
ペグの交換によるメリット
ペグを交換することによりどんなメリットがあるのでしょうか。
弦が巻きやすくなる
ペグが劣化しているとギアが回りにくくなったり、巻く力が弱まって思うように弦が張れません。
新しいペグに交換するとそれらが解消されるので弦が巻きやすくなります。
チューニングが安定する
ペグの巻く力が弱まると、弦の張力を維持できなくなってチューニングが下がります。
しっかりと弦を固定できるペグに交換すれば、チューニングも安定してきます。
好みの音を目指して
ヘッドにかかる重量によってギターの音も変わるので、ペグの交換によって好みの音に近づけることが出来ます。
ペグが軽いので木材の振動による倍音の広がりで豊かな響きを得られます。
また木が鳴ることでアコースティックなよく通る音も特徴的です。
反対にペグが重いと振動が抑えられ芯のある太い音になります。
倍音の成分が少ないので一音一音が引き締まってタイトな音が特徴です。
また音がよく伸びてサスティンが長くなります。