クラリネット奏者必見!抑えるべき基礎と練習方法をご紹介!
クラリネットを吹いたことがありますか?初心者・上級者関係なく、楽器を吹くのはとても楽しいです。特にクラリネットは音域が広く、主旋律や伴奏などオールマイティにこなせる楽器で発見が多くあります。初心者の方にもわかりやすく、クラリネット奏者必見の情報をまとめました。
初心者必見!クラリネットの基礎練習
それではクラリネットを吹いてみましょう。
さきほども言った通り、最初はB♭クラリネットからはじめます。
吹き方ですがマウスピース(リード側)に、内側に丸めた下唇を押さえつける形で咥え、前歯でマウスピースの上部分(リードと反対側)を軽く噛んでください。
この時、くわえすぎると良い音が出なかったりリードミスが多発します。
1センチ程度、力を抜いてくわえましょう。
少し口を横に引き「エー」という時のイメージで、息を吹き込んでみてください。
初心者だと最初は音が出ないかもしれませんが、コツをつかんで吹き方がわかるようになると振動が体に伝わってきて心地がよいですよ。
初心者のクラリネット練習方法①:マウスピースのみで練習
吹き方をつかむ意味でも、まずはマウスピースのみで練習するのがよいでしょう。
初心者の場合はだいたいマウスピースのみで、メトロノームを使ってコツをつかみます。
最初はテンポを80にし「1・2・3・4」で音を鳴らし「5・6・7・8」で休み、再び「1・2・3・4」で音を鳴らしてください。
これが安定してできるようになったら、伸ばす音の長さを長くしていってみましょう。
姿勢をただし、肩を上げない腹式呼吸で繰り返すのがコツです。
ロングトーンだけでなく、タンギングも初心者の場合はマウスピースのみで行うのがよいでしょう。
テンポ80でいろいろなリズム・音符で「トゥ・トゥ・トゥ・トゥ」とタンギングしてみてください。
急いでレベルをあげていくと変な癖がついてしまい、後から直すのが大変です。
最初はゆっくりのものからチャレンジしていき、少しずつ着実にマスターしていきましょう。
初心者のクラリネット練習方法②:ロングトーン練習
マウスピースのみの練習をある程度行ったら、今度は楽器全体で音を鳴らしていきましょう。
クラリネットの持ち方は左手が上、右手が下になるようにしてください。
「B♭」の音を出してみます。
左手の親指で裏側にある穴をふさぎ、左手の人差し指・中指・薬指で上3つの穴をふさいでください。
これが「B♭」の音です。
マウスピースのみで練習した時のようにテンポ80で、まずは同じ音を長く伸ばせるようにチャレンジしてみましょう。
これがロングトーンの練習になります。
うまくいったら他の音も交ぜて、音程をつけていってみてください。
初心者のクラリネット練習方法③:タンギング練習
クラリネットにおいて、タンギングは非常に大切な奏法になります。
マウスピースのみで練習していたやり方に、音程をつけていってみてください。
吹き方によってはキツイ音になりがちなクラリネットのタンギングですが、優しく力を抜いて舌を滑らかに動かせるように挑戦していきましょう。
クラリネットは力強く吹くと甲高くて固い、耳障りな音になってしまいます。
どんな奏法でも、柔らかい吹き方を心がけてくださいね。
初心者のクラリネット練習方法④:音階の練習
先ほどのロングトーン練習でもお話した通り、左手の親指で裏側にある穴をふさぎ、左手の人差し指・中指・薬指で上3つの穴をふさぐと「B♭」になります。
クラリネットの管の後ろ上部には、細くて縦長の「レジスタ―キー」というキーがあります。
これを押すと高い音が出るようになり、音域の幅が広がるので試してみて下さい。
高い音は優しく柔らかに出すようにしましょう。
上達のコツやポイントをご紹介
ある程度音がしっかり出るようになってきて、もっと上達したいという段階にきた方はこちらを実践してみるとよいです。
基礎的な練習をすることは小手先だけではなく、本当の意味での上達につながります。
いつの時も力を抜いた優しい吹き方をイメージしながら、次のことにチャレンジしてみましょう。
腹式呼吸の練習
管楽器において腹式呼吸はかなり大事な基礎です。
肩が上がらないように、お腹が膨らむイメージで深く息を吸い込んで止めてみてください。
横隔膜が大きく下がっている状態になります。
そのあと、ゆっくりと吐きましょう。
このイメージを大事に、メトロノームで80のテンポで8拍で吸って8拍で吐き切るを繰り返します。
あおむけに寝てやるか、肩幅に足を開いて正しい姿勢で行うのが正しいやり方です。
これを繰り返すことで肺活量が向上し、腹式呼吸を自然に身につけることができるようになります。
自分が本当に腹式呼吸できているのか不安になると思いますが「肩を上げずに、お腹に息を入れるイメージを大切に」するのが大事ということです。
最初鏡を見ながらやってみて、肩が上がっているかどうか確認するのもよいかもしれません。
お腹に手をあてて、お腹を膨らませるようにしてやりましょう。
腹式呼吸ができるようになると、聴いている人が心地よい音が出るようになりますよ。
ピッチ練習
管楽器は鍵盤楽器などと違い、自分の息の加減や口の形でチューニング(ピッチ)が変わります。
チューナーを購入し、自分が正しい音程を出せているのか確認しながら練習するとよいでしょう。
ちなみに管楽器など生楽器は気温の変化によっても、チューニングが大きく変わります。
冬場などの寒い時は息を管内に吹きかけ、楽器を温めてから演奏しましょう。
運指練習
クラリネットは早いテンポで「ドレミファソラシド」と吹くのに向いている楽器です。
メトロノームを使いながら、さまざまな音階で上ったり下がったりしながら、スムーズに指が動くように練習してみましょう。