アコースティックギターのおすすめメーカー10選!
アコギを購入する時メーカー・種類が多すぎて「何を購入すればいいのか迷う」と困ってしまいますよね。そのような時にプロのプレイヤーも愛用している、信頼度の高いメーカーに選択肢を絞り込むとよいでしょう。人気アコギメーカー10選を、それぞれの特徴を交え紹介します。
アコースティックギターのメーカーの選び方
アコースティックギターの購入前にはどんなメーカーがあるのか、各ブランドごとにどのような特徴があるのかを知っておくことが大切です。
それぞれのメーカーの特徴を押さえ、自分が鳴らしたいサウンドに近そうなものに絞り込みましょう。
中にはリーズナブルなものもありますが、楽器に掛かる金額は決して安くありません。
高額なものでも扱いづらかったり、欲していた音色と違って後悔したことがある人も多いようです。後悔はしたくありませんよね。
楽器店に行って直観で選べばいいと考える方もいるかもしれませんし、そういった選び方も決しては間違いではありません。
しかし、楽器店には多くのギターが陳列されており、何の知識もなく「とりあえず」店に行ったがために、逆に何を購入したらよいのか分からなくなってしまった人もいるようです。
楽器店へ行く前に、定番のメーカーや有名なブランドの特徴を最低限おさえておくと、ある程度選択を絞れるのでよいでしょう。
アコースティックギターのおすすめメーカー10選
アコースティックギターは日本製のものと海外製のものがあります。
国産のもののほうが、日本の湿度に合わせて作られているので扱いやすいです。
しかし、海外の人気ブランドの中でも、日本で演奏しても申し分ないサウンドを奏でてくれるものはあります。
各メーカーごとの特徴と代表的な名器を合わせて、プロも御用達のおすすめブランド10選をまとめました。
おすすめのアコギのメーカー①:Martin(マーチン)
楽器に詳しくなくても「Martin」という名前は知っているという人も多いほど有名であり、アコースティックギターの3大ブランドの1つです。
ドイツに住んでいたクリスチャン・フレデリック・マーティンが、ギターを作るためにアメリカに移住し1833年に創業しました。
中音(ミッド)を控え目とし、低音(ロー)と高音(ハイ)の抜けがよい、いわゆるドンシャリと呼ばれる非常に存在感のあるサウンドのものが多いです。安価なものから非常に高額なものまで、幅広い種類のものが販売されています。
世界中のギタリストが信頼を置いているブランドで、特にD-28はポール・マッカートニーも使っていたモデルです。
人気のメーカーではありますが、Martinのネックは裏側が三角の山のように盛り上がっています。中には長時間弾いていると手が痛くなる方も多いようです。
自分の手の大きさ・形が、この形状のネックを握るのに負担にならないかどうかを確認してから購入するのがよいでしょう。
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おすすめのアコギのメーカー②:Gibson(ギブソン)
Martin同様にアコースティックギターの3大ブランドの1つであるGibsonは、Martinより約50年遅れて1894年にアメリカで創業されました。
はじめはマンドリンを扱う会社でしたが、今ではアコースティックギター・エレキギターを演奏する多くのギタリストからの信頼を得ているブランドです。
しっかりとした低音が鳴りストロークなどのパワフルな奏法が映えるため、ロックミュージシャンが使っている印象を抱いている人も多いでしょう。
またGibsonは、Gibsonにしか出せない独特なサウンドを持っています。
特に定番モデルであるJ-45はストロークをした時のジャリッと乾いた音でありながら、歌の邪魔にならないサウンドのために弾き語りシンガーにも人気です。
プロのシンガーも使用している名器で、斉藤和義・秦基博なども使用しています。
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おすすめのアコギのメーカー③:K.yairi(K.ヤイリ)
K.yairiは岐阜県に本社がある、日本製の人気メーカーです。30人ほどの職人によって、1本1本手作業で丁寧に作られています。
オーダーメイドのギター発注も可能で、Martinを基調に作られているモデルに名器が目立ってあるのも特徴的です。
煌びやかな音色で、6本の弦が奏でるサウンドのバランスの良さにも定評があります。
またK.yairiはコストパフォーマンスがかなりよく、低予算でもなるべく良いサウンドのアコースティックギターが欲しい場合にもおすすめです。
ちなみにK.yairiの代表的なモデルはDY-18で、Martinに劣らないサウンドを誇ります。
永久保証も付いており、その他の有償修理もかなりリーズナブルです。国産のギターメーカーの中でもかなり信用できるブランドになります。
おすすめのアコギのメーカー④:S.yairi(S.ヤイリ)
日本製のメーカーで、K.yairiの創設者の弟が設立したのがS.Yairiです。初心者が購入する確率も高いS.yairiもまた、Martinを基調としたタイプがいくつかあります。
安価なものもたくさん出ていますが、少々価格が高いものになるとかなり高品質です。
一度倒産し2000年に復刻しているブランドで、現在は株式会社キョーリツコーポレーションの1つとなっています。
S.yairiでも価格以上のサウンドを持っているといわれているのがYD-3M/Nで、最初に購入するアコースティックギターとして購入するのもおすすめです。
おすすめのアコギのメーカー⑤:Guild(ギルド)
Martin、Gibsonと並ぶ人気を誇るアメリカのギターメーカーがGuildです。
ヘッドのデザインが豪華で、温かみのある重厚でダイナミックなサウンドと澄んだ高音を持っています。
長渕剛、松山千春、井上陽水など日本の有名ミュージシャンはもちろん、ブライアン・アダムスやスティーヴィー・レイ・ヴォーンも使用していることで有名です。
Guildの中でも名器とされているのはD-55で、Martinの中でもハイクオリティな品質のモデルと比較されることも多いほどのモデルになります。
おすすめのアコギのメーカー⑥:Taylor(テイラー)
Martin・Gibsonと並びアコースティックギターの3大ブランドの1つとして知られているTaylorは、アメリカのブランドです。
軽やかで1音1音はっきりしたサウンドが特徴的で弦高も低いため、初心者のプレイヤーや女性にも人気があります。
家入レオ、押尾コータロー、スガシカオ、福山雅治、テイラースウィフトなど幅広いジャンルのミュージシャンが愛用しているギターのメーカーです。
Taylorはエレアコが特に好評で、314ce V-classが代表的な名器と言えるでしょう。ライブ向きのモデルで、ピックアップも高品質でありプロのプレイヤーからも好評です。
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おすすめのアコギのメーカー⑦:Yamaha(ヤマハ)
YAMAHAは国産メーカーのトップクラスのブランドです。
ピアノや管楽器のイメージが強いかもしれませんが、YAMAHAのアコースティックギターの品質の安定感は、著名なミュージシャンの高い信頼も得ています。
本社は音楽の街としても知られている静岡県浜松市にあり、昨今邦楽の女性シンガーソングライターの使用者が増えました。
中でもカッタウェイタイプのAC3Mは低価格なのに高品質なエレアコで、プロミュージシャンも使用しています。
日本製のメーカーでサウンド・コストパフォーマンスともに安定したアコースティックギターを購入したい場合、YAMAHAのモデルを購入するとよいでしょう。
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おすすめのアコギのメーカー⑧:HEADWAY(ヘッドウェイ)
HEADWAYもアコースティックギターの有名な国産のメーカーで、高級木材を使用して作られた間違いのないサウンドと耐久性の高さが特徴的です。
多くのモデルはオーソドックスなデザインですが、家具職人が創設した会社ということで、専門家でなければ分かりづらい様々な工夫が施されています。
日本人が弾きやすいように考えて制作されているため、初心者や女性にも人気があるようです。
弦を鳴らす位置を駆使しながら弾くことで、1本のアコースティックギターでさまざまなサウンドを表現できます。
人気のモデルはHGAF-5100SEで、コストパフォーマンスと使いやすさに重きを置いて作られたもののようです。
セカンドギターとして持っているミュージシャンも多く、非常におすすめの1本になります。
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おすすめのアコギのメーカー⑨:Epiphone(エピフォン)
もともとアメリカで創設されたメーカーですが、現在はGibsonの傘下にあります。
低価格でアンティーク調のデザインが人気で、初心者用のモデルも多く販売されていることでも有名です。
「Epiphoneと言えばThe Beatlesが愛用していたエピフォン・カジノ」というイメージを強く持っているですが、Texanというモデルも高い評価を得ています。
パワフルなサウンドが特徴的で、見た目も非常におしゃれです。
おすすめのアコギのメーカー⑩:Morris(モーリス)
日本のアコースティックギターのブランドであるMorrisは、長い歴史を持っているメーカーです。
単音弾きが映えるモデルが多く、ソロのギタリストの愛用者が多くいます。
谷村新司や堀内孝雄、ACIDMANの大木伸夫やthe band apartの荒井岳史・川崎恒一も使用していることで有名です。
Morrisの中でおすすめなのはR-14Gのエレアコで、生のサウンドを大切に出力されたピックアップ・プリアンプと、何といってもステージ映えするデザインに定評があります。
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アコースティックギターを購入する場所はどこがいい?
アコースティックギターを購入する手段として「楽器店に行く」「ネットショップを利用する」「オークションサイトを利用する」の3つに大きく分かれると思います。
楽器店に直接行くのが一番間違いないのですが、Amazonやサウンドハウスなどのネットショップを利用すると自宅で選び自宅に届けてくれるので、時間や手間が省けます。
少しでも安く入手したい場合、メルカリなどのオークションサイトを利用する人も多いです。
中古でも品質のよいものがあるので、目ぼしいメーカーのものが出品されていないか頻繁にチェックするのもよいでしょう。
ただしネットを利用する場合は試奏できない点と、ある程度知識を持って購入しないと後悔する可能性が高いです。
販売元に問い合わせることも可能ですが、記載されていることをしっかり確認していない上での問い合わせや、自分で調査せずに何でもかんでも質問すると、トラブルに発展してしまいます。
特にギターに関するネット上での販売のやり取りは、トラブルが多いので中止してくださいね。
購入する前に確認しておくべきこと
ネットでも購入できるとお話しましたが、やはり一番確実なのは楽器店に直接行って試奏することです。
試奏しながら店員に分からないことを質問することもできるので、特に初めてギターを購入する場合は楽器店での購入をおすすめします。
ただし楽器店の内装などの関係で、楽器店で試奏した時と自宅や音楽スタジオで弾いた時のサウンドが大幅に違う場合もあるようです。
楽器店で試奏する時は、可能な限り試奏用のブースに入って弾きましょう。
さらに購入したアコースティックギターの音をアンプやスピーカーから出力したい場合、高確率でピックアップを後付けすることになります。
その金額を想定して予算を立ててから、ギター本体を購入しましょう。
まとめ
アコースティックギターでおすすめのメーカー10選を紹介しました。
プロも信頼している、人気のブランドばかりです。
この記事で紹介したメーカーそれぞれの特徴を参考に、自身が求める最高の1本を入手してくださいね。