誰でも簡単、ギターのリフィニッシュ(再塗装)で自分だけのデザインを手に入れろ!
ギターのリフィニッシュ(再塗装)に挑戦してみませんか?手順のポイントを抑えれば、誰でも簡単にできますよ。ギターのリフィニッシュ(再塗装)の方法を紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。自分の手で色を塗り、世界にひとつだけのギターを作ってみましょう!
手順①塗装剥がし
今年は田植えの代わりにギターを改造
— tencho (@tencho5) May 3, 2016
塗装剥がしつかれた pic.twitter.com/Ao66UeU1Wv
作業を始める前に、もとの塗料をスクレーパーを使って剥がしていきましょう。表面をアイロンやドライヤーであたためると、剥がしやすくなりますよ。力任せに強引にやってしまうとギターに傷がついてしまいます。剥がれにくい箇所は、サンドペーパーを使って地道に剥がしていきましょう。
万が一傷がついた場合は?
塗装を剥がす段階で傷がついてしまった場合は、パテで埋める方法があります。小さな傷はこれで隠せますが、大きく傷がついてしまうと修復が難しくなるので、スクレーパーの使用は気をつけてください。
手順②ウッドシーラーを塗る
もとの塗装が剥がせたら、ウッドシーラーと呼ばれるスプレータイプの下地を塗っていきましょう。ウッドシーラーを使わないと、木材に塗料が染み込んでしまい、出来栄えが悪くなってしまいます。耐久性にも影響するので、大切な工程のひとつです。塗った後はしっかり乾燥させてくださいね。
手順③サンディングシーラーを塗る
続いて塗料ののりをよくするために、サンディングシーラーをハケを使って塗っていきます。ボディについた小さなへこみを埋めることもできるので、上手に活用してみてください。2度ほど重ね塗りが必要ですが、塗るたびにしっかり乾燥させましょう。
ヤスリがけを忘れずに!
サンディングシーラーを使ったあとは、凹凸が気になる場合があります。そんなときは、サンドペーパーを使って、平らになるように磨いてください。200~400番のサンドペーパーがよいですよ。
手順④塗装する
下準備が完了したら、いよいよ塗装です。塗装しないところには、マスキングテープを使うとよいですよ。塗装にはスプレータイプのものが便利です。密閉された空間で塗装作業をしていると、具合が悪くなってしまうことがあります。屋外での作業がおすすめですが、場所がない場合は、マスクをしてしっかり換気を行ってください。ブルーシートを敷くなど、汚れ対策も行いましょう。
手順⑤磨く
塗料がしっかり乾いたのを確認したら、目の細かいサンドペーパー(1000程度)を使って整えていきましょう。表面が滑らかになるように磨いていきますが、塗装が剥がれないように気をつけて作業してくださいね。サンドペーパーを水に塗らすと、作業しやすくなりますよ。
手順⑥コンパウンドを塗る
サンドペーパーで取りきれなかったザラつきを、コンパウンドを使って磨いていきます。やわらかい布を使用してくださいね。ボディに光沢ができ、新品同様の輝きになりますよ。
手順⑦パーツを組み立てる
塗料が完全に乾いたら、取り外していたパーツを組み立てて行きましょう。ドライバー1本で作業が行えますが、あれば電動のものを活用してください。断然、作業が楽になります。
ギターのリフィニッシュ(再塗装)の注意点
換気を忘れずに!
どの塗料を使う際にも言えることですが、塗装作業をするときは、しっかり換気を行いましょう。塗料にはシンナーが含まれているので、気分が悪くなったり中毒を起こしてしまったりする可能性があります。
ギタースタンドを保護しておく
とくにラッカー塗料を使用した場合は、ギタースタンドを保護しておきましょう。ギタースタンド用のカバーを使うと便利ですよ。ラッカー塗料はゴム素材と反応しやすく、溶けてしまうことがあります。
まとめ
今回はギターのリフィニッシュについて紹介しました。リフィニッシュには職人技が必要といわれていますが、丁寧を心がければ誰でも簡単にできます。絵心に自信がある人なら、オリジナルのデザインを描くのも面白いですね。失敗を怖れずに、愛用のギターに手を加えてみてください。
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