エレキギターの歴史を簡単に解説!発祥はどこ?
全てのギタリストに捧げる!エレキギターの歴史をご紹介していきます。エレキギターはどのようにして生まれ、どのような進化を辿っていったのでしょうか?今日の音楽シーンにおいてエレキギターの存在は抜きには語れないでしょう。その歴史を掘り下げてみました。
エレキギターの歴史を知りたい
ギターには大きく分けて、アコースティックギターと今回紹介するエレキギターがあります。
ロックはもちろん、ポップスやジャズの世界においてもとても重要な存在であるエレキギターは、いつ頃生まれたものなのでしょうか?
金属弦の振動をピックアップで拾い、増幅する事で音を出すエレキギターは、アンプで音を出します。大音量のアンプのサウンドからオーバードライブやディストーションといった歪みの音が生まれ、ロックそのものを進化させてきました。
そんなロックの歴史ともいえるエレキギターの歴史を紐解いていきましょう!
エレキギターの歴史を紹介
エレキギターのはじまり
Solo Flight/チャーリー・クリスチャン
20世紀の初頭から、弦楽器の振動を電気信号に変えて増幅するという実験は行われていました。
1920〜30年代には多くの人々が電気を使ったギターを制作していて、誰が最初のエレキギター開発者かというという事には諸説があります。
アメリカの電気音楽発明家ジョージ・ビーチャムが1931年に発明し、翌年商業生産されたものが、一般的に始まりと言われています。
その頃アメリカのジャズギタリスト、チャーリー・クリスチャンはバンドの中でリズム担当であったギターでもソロを取りたいと考え、ギターにピックアップをつけて、演奏を始めました。
その音源は現在でも残っていて、今のところ彼がエレキギターでの音源を残している、最も古いギタリストということになっています。
エレキギターの発展
その後リッケンバッカー社やギブソン社によって、次々と新しいタイプのエレキギターが生み出されました。
1950年代にはフェンダー社から『テレキャスター』が発表され、空洞のないソリッドボディなどの斬新な構造はエレキギターの概念を大きく変えます。
テレキャスターの大きな刺激を受けたギブソン社が生み出したのが.『レス・ポール・モデル』でした。
アメリカのジャズギタリスト、レス・ポールのシグネチャーモデルとして生み出されたこの傑作ギターは既出の『テレキャスター』そしてその後登場した『ストラトキャスター』と並んで現在でも人気の種類です。
テレキャスター
ストラトキャスター
レスポール・タイプ
エレキギターの歴史まとめ
3大人気ギターの他にもリッケンバッカーやムスタング、カジノやESー175など、名器と呼ばれる素晴らしいギターはたくさんあります。
国内でもアイバニーズやYAMAHA、フェルナンデスなど多くの優良ギターブランドがエレキギターの発展を支えています。
エレキギター自体、現在でも多くの人に支持され弾かれているのは1960年代頃からあまり変わっていないモデルです。
もちろん、日々進化を続けて様々な改良がなされているわけですが、その一方で変わらない姿が愛されている、というところもエレキギターの面白さではないでしょうか。